お片付けラボコラム
片付けの極意をさまざまなパターン別に紹介|実践的な内容を紹介
2024年12月26日
「片付けのコツを知りたいけど、どこから始めれば良いかわからない…」
「いくら片付けても、すぐに元の汚部屋に戻ってしまう…」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
片付けは難しく思えますが、実は正しい方法を知れば誰でも上手くなれます。
この記事では、プロの整理収納アドバイザーが教える片付けの極意を、具体的なシーンや属性別に分けて詳しく解説します。
さらに収納のプロならではの実践的なテクニックもご紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
片付けの極意とは?収納の基本3ステップ
片付けの極意を理解するには、まず基本的な3つのステップを押さえることが大切です。
この3ステップを理解することで、どんな状況でも対応できる片付けの基礎が身につきます。
STEP1:物が多い家でもできる!片付けの基本的な考え方
①「取り出しやすさ」を最優先する
②「しまいやすさ」も同様に重要
③「見た目」は最後に考える
片付けの基本は「必要なものを必要な時に取り出せる状態を保つこと」です。
これは物の量に関係なく、整理整頓の基本となる考え方です。
片付けが苦手な方は「キレイに見せること」を重視しがちですが、見た目の美しさは二の次。
取り出しやすい部屋をつくれば、ものを使う時に散らかりにくくなるので、どんどん片付けが楽になってきます。
まずは使いやすさを重視した収納を心がけましょう。
これらの優先順位を間違えないことが、片付けの第一歩です。
STEP2:誰でもできる!3ステップ片付け法
物を片付ける際は「ものを出す→仕分ける→捨てる/しまう」という3つのステップで進めます。
この順番を守ることで、効率的に片付けを進められます。
①ものを出す
まずは対象となる場所にある物を全て取り出します。
例えば押し入れを片付ける場合、中にある物を一度全て出して床に広げましょう。
②仕分ける
次に取り出した物を以下の4つに分類します。
・必要なもの(日常的に使用)
・保管するもの(季節物など)
・迷うもの(後で検討)
・不要なもの(すぐに処分)
この段階では「捨てる・捨てない」の判断は後回しにして、まずは分類することに集中しましょう。
③捨てる/しまう
最後に、分類した物をどこにしまうのかを考えていきます。
不要なものは思い切って処分し、保管するものは収納場所を決めて戻します。
迷うものは一時保管BOXに入れ、1ヶ月程度様子を見るのがおすすめです。
STEP3:片付け上手になるための重要ポイント
片付けを習慣化させるために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
①「これくらいなら」を許さない
少しの放置が部屋の乱れを招く原因になります。
「これくらいなら」という考えを捨て、使ったものはすぐに元の場所に戻す習慣をつけましょう。
②「取り出しやすさ」より「しまいやすさ」を重視
物の取り出しに数秒余計にかかっても、しまうのが面倒で放置してしまっては意味がありません。
まずは「しまいやすい」環境を整えることを優先しましょう。
③「完璧」を目指さない
理想の部屋を目指すあまり、高すぎる目標を設定してしまう方が多いです。
まずは「許容できるレベル」を目標に、できることから始めていきましょう。
片付け上手になれない人の特徴と改善方法
片付けが苦手な人には、いくつかの共通した特徴があります。
自分の特徴を知ることで、効果的な改善方法が見えてきます。
片付けられない人9割に共通する特徴
片付けが苦手な人の多くは、完璧主義による先延ばし癖を持っています。
「今は時間がないから」「ちゃんと片付ける時間ができてから」と考えて後回しにする傾向が強く、キレイに片付けたい気持ちが強すぎるため、かえって手をつけられなくなってしまいます。
また、物に対する執着が強いことも特徴です。
実際には使わないものでも「もったいない」「いつか使うかもしれない」と考えて、なかなか手放せません。
さらに、収納場所が決まっていない人も多いでしょう。
「とりあえず置いておく」が常態化し、物の定位置が決まっていないため、使った後にどこに戻せばいいのかわからず、その場に置きっぱなしになりがちです。
加えて、見える収納を避ける傾向も見られます。
「隠す収納」にこだわりすぎて、取り出しにくい・しまいにくい収納になってしまい、結果として使ったものを戻さずに放置してしまう悪循環に陥ります。
物が多い家の心理的ブロックを解消
物が捨てられない原因にはさまざまな心理的ブロックが隠れています。
まず多くの方が抱える「もったいない」という考えについて見直してみましょう。
使わないものを抱え込むことで、新しい物や経験を受け入れる余裕がなくなっていませんか?
物を手放すことは「無駄遣い」ではなく、新しい可能性を受け入れる準備ととらえてください。
また、片付けを一気に済ませた方が合理的と考えるのも問題です。
一度にすべてを片付けようとせず、できる範囲から少しずつ進めた方が、部屋はキレイに保てます。
例えば「今日は10分だけ」と決めて、小さな達成感を積み重ねていくのがコツです。
「いつか使うかも」という考えも改めた方が良いでしょう。
過去1年間使用していない物は、今後も使う可能性は極めて低いものです。
「もし必要になったら、その時に新しく買えばいい」という考え方に切り替えることで、不要な物を手放しやすくなります。
汚部屋脱出のための具体的なステップ
汚部屋から抜け出すには、以下のステップを意識して片付けを実践しましょう。
①部屋の写真を撮影して客観的に現状を把握する
②掃除道具の準備や着替え
③玄関の掃除を始める
④散らばったものを拾う・片付ける
⑤散らからない環境を作る
⑥部屋の状態を毎日チェックし片付けを継続する
まず写真で部屋の汚さを改めて認識してモチベーションをあげ、その後着替えて掃除を始めます。
掃除をどこから始めたら良いかわからない方は、玄関から始めるのがおすすめ。
動線を確保できるので、その後のゴミ捨てなどがやりやすくなり、スムーズに片付けが進みます。
そして片付けの際は「平面にあるモノを拾う、捨てる」のが基本です。
床やテーブルの上が散らかっていると部屋が汚く見えるので、重点的に片付けていきましょう。
どうしても自力での片付けが難しい場合は、片付けのプロに相談するのもおすすめです!
収納スペース別・片付けの極意
部屋の収納スペースは、住居の条件によってさまざまです。
ここでは、よくある収納の悩みについて、それぞれの解決策を紹介します。
①収納がない部屋でも諦めない!6畳の片付け術
6畳という限られたスペースでも、工夫次第で十分な収納スペースを確保できます。
まず重要なのが「縦の空間」の活用です。
引用:ニトリ
壁に突っ張り棒やウォールラックを設置することで、床を占有せずに収納スペースを作れます。
クローゼットがない場合は、カーテンで仕切ったコーナーを作り、ハンガーラックを設置してみましょう。
見た目もすっきりとし、服の出し入れもしやすくなります。
また、ベッド下のスペースも活用できます。
ベッド下収納ケースを活用することで、季節物の衣類や布団など、かさばるものをスマートに収納できます。
元からベッド下に引き出しがついたベッドに変えるだけでも、収納スペースを確保できますよ。
②リビングに収納がない場合の解決策
リビングは家族が集まる場所であり、物が溜まりやすい空間です。
収納スペースがない場合、まずはソファ選びから見直してみましょう。
引用:ニトリ
このように収納付きのソファを選ぶことで、ブランケットやクッションなどをすっきりと片付けられます。
テレビ周りは、壁面収納家具の活用がカギとなります。
テレビボードと同じシリーズの収納棚を組み合わせることで、統一感のある収納スペースを作ることができます。
また、リモコンやティッシュなど、よく使うものは取り出しやすい場所に専用のトレイを設置しましょう。
③クローゼットなしでもできる洋服収納
クローゼットがなくても、洋服は十分に整理して収納できます。
キーポイントは「見せる収納」と「隠す収納」のバランスです。
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普段よく着る服は、オープンラックやハンガーラックに掛けて見せる収納に。
季節外の服や使用頻度の低い服は、衣装ケースに収納して押入れやベッド下に置きます。
ハンガーは同じ種類で統一し、色別や種類別に分類して掛けることで、見た目も美しく、取り出しやすい状態を保てます。
また、ハンガーの向きを揃えることで、より多くの服を掛けることができます。
④狭い部屋でも使える収納アイデア
狭い部屋での収納は、「吊るす収納」が効果的です。
ドアの裏側や壁面に吊るす収納を取り付けることで、限られたスペースを最大限に活用できます。
今の時期マフラーはドア裏にかけてます
かける収納が一番簡単で迷子にならないのですきです
季節によってかけるものが変わります#おかむら家収納#マフラー収納 pic.twitter.com/mtNpbUiIgf
— おかむらじゅんこ@整理収納アドバイザー (@jujustyle555) January 28, 2024
バッグやベルトなどの小物類は、100均のフックを活用して壁に吊るすことで、取り出しやすく、見た目もおしゃれな収納に仕上がります。
また、デッドスペースになりがちな窓際や家具と家具の隙間にも、突っ張り棒やスリムな収納ラックを設置することで、新たな収納スペースを生み出せます。
吊るす収納のコツは、使用頻度で高さを変えることです。
よく使うものは手の届きやすい位置に、たまにしか使わないものは高い位置に配置しましょう。
これにより、日常的な使い勝手を損なうことなく、効率的な収納が可能になります。
シーン別・物を減らす片付けの極意
物を減らすことは、部屋をすっきりさせる最も効果的な方法です。
ただし、「捨てる」という行為に抵抗がある方も多いでしょう。
ここでは状況別の物の整理方法を紹介します。
8割捨てても後悔しない!物の見極め方
「本当に捨てていいのか」という不安は誰もが感じるものですが、物を減らすことへの後悔は思ったほど大きくありません。
弊社でも多数の方の断捨離をお手伝いしていますが、多くの方が「8割の物を手放しても日常生活に支障をきたすケースはほとんどない」とおっしゃっています。
物を見極める際は、「過去1年間で使用したか」という基準が有効です。
例えば衣類なら、昨年の同じ季節に着なかったものは、今年も着る可能性は低いと考えましょう。
思い出の品であっても、写真に収めてデータとして残せば、現物を持ち続ける必要はありません。
どんどん捨てるコツと決断力の鍛え方
物を手放す決断力は、実践を通じて徐々に身についていきます。
まずは使用頻度の低い物や、すでに新しいものに買い替えているのに捨てられていない古い物から始めましょう。
例えば、キッチン用品は「毎日使うもの」「時々使うもの」「ほとんど使わないもの」に分類します。
「ほとんど使わないもの」は思い切って手放し、空いたスペースに「毎日使うもの」を使いやすく配置することで、キッチンでの作業効率が上がり、家事の時短にもつながります。
使わないものを手放すための心理テクニック
物への執着を和らげるには、「所有」から「利用」という考え方への転換が効果的です。
例えば、年に1回しか使わない道具は必要な時に借りるか、レンタルすることを検討してみましょう。
収納スペースを占有し続けるコストと比較すると、必要な時だけ借りる方が経済的です。
また、物を手放す際は「誰かの役に立つ」という視点を持つことで、前向きな気持ちで決断できます。
まだ使える物はリサイクルショップやフリーマーケットに出品し、必要としている人の手に渡しましょう。
そうすれば捨てることへ強い抵抗を感じる方も、気楽にものを手放せるはずです。
捨てるだけで運気アップ!開運片付け術
ものを減らすことは、新しい物や機会を受け入れる余裕を作ることにもつながります。
特に玄関まわりや財布の中など、「気」の出入り口となる場所の整理は重要です。
使わなくなった物、壊れた物、期限切れの物などは、家の中の「滞り」を生む原因となります。
風水では「クローゼットの中に余裕を作ると、そこへ良い運気が入ってくる」といいます。
パンパンの収納を整理して少し余白を作ることで空間の流れがよくなり、心理的にもポジティブな影響をもたらします。
クローゼットや収納の整理は大変なので、まず手始めにお財布の中身を整理してみましょう。
必要のないポイントカードや古いレシートなどを整理して余白ができると、なんだかスッキリしてきませんか?
まずは財布など小さいところから、片付けの効果や達成感を感じていきましょう。
属性別・片付けの極意と実践方法
ライフスタイルや趣味によって、片付け方のポイントは大きく異なります。
ここでは、様々な属性に合わせた効果的な片付け方法を紹介します。
女子向け!おしゃれな部屋を作る整理術
おしゃれな部屋作りの基本は、シンプルさとディスプレイ性の両立です。
コスメや小物類は、見せる収納を活用することでインテリアの一部として演出できます。
思い切ってコスメ収納用のタンスを買って
見せる収納からしまう収納に✨⬅️ Before After ➡️
夜寝る前に次の日に使うコスメをバイキング気分で選ぶのが最近の楽しみ。 pic.twitter.com/dxH6CMtuRz
— tamaki (@taiyaki_kunn_) January 18, 2021
例えば、よく使うメイク道具は透明なアクリルケースに並べ、アクセサリーは専用のスタンドを使ってディスプレイしてみてください。
お気に入りの香水やハンドクリームは、小さなトレイに載せて飾ることで、実用的でありながらおしゃれな空間を演出できます。
洋服に関しては、カラー別に整理することで見た目も美しく、コーディネートも考えやすくなります。
特に白やベージュなど、ベーシックカラーの服は手前に配置して取り出しやすくすることで、毎日のスタイリングがスムーズになります。
物が多い家庭でも実践できる収納術
家族が多い家庭では、一人一人の持ち物が集まることで収納に悩むことが少なくありませんが、この場合は「ゾーニング」という考え方を使うと片付けやすいです。
まずは家族それぞれの「マイスペース」を明確に分けましょう。
例えば、リビングの収納棚を家族メンバーごとに区分けし、自分の持ち物は自分で管理する習慣をつけます。
子どもの場合は、取り出しやすい高さに自分専用の収納ボックスを用意することで、片付けの習慣が自然と身についていきます。
共有スペースについては、「よく使うもの」を優先的に取り出しやすい場所に配置します。例えばリビングでは、リモコンや文房具など、家族全員が使用する頻度の高いものは決まった場所に置き、使用後はすぐに戻す習慣をつけましょう。
ものが多いお部屋の片付け方は物が多い部屋の片付けは原因別に対処しよう!物の減らし方や収納法でまとめています。
オタク部屋をスッキリさせる整理術
蓮ノ空の事が好きで好きで追い続けているオタクの部屋がこれです pic.twitter.com/gOvEzPHodY
— 楓ꪔ̤ (@kaede__zero) December 24, 2024
フィギュアやグッズなどのコレクションは、「飾る」と「しまう」を使い分けることが重要です。
すべてを展示しようとすると部屋が雑然とした印象になってしまいます。
オタク部屋が完成しつつあるよ
この前フォロワーさんから教えてもらったガラス棚?買お!! pic.twitter.com/Jq0bfKlzjs— れん🍏 (@aoringonanodayo) December 17, 2024
ディスプレイするアイテムは定期的にローテーションを行い、それ以外は適切な方法で保管します。
フィギュアは専用のケースに入れ、埃から守りながら美しく保管しましょう。
コミックや同人誌は背表紙の高さを揃えて収納することで、見た目もすっきりとします。
また、推し活グッズは「推し別」「シリーズ別」など、自分なりの基準で分類して収納します。
クリアファイルやアクリルスタンドは専用のホルダーを使用することで、大切なアイテムを傷つけることなく、コンパクトに収納できます。
片付けられない女性のための克服法
「忙しくて時間がない」「きれいに片付けたいのに長続きしない」など、片付けに悩む女性には「15分ルール」がおすすめです。
毎日の家事や仕事の合間に、15分だけ片付けの時間を設けます。
例えば、夜のスキンケア中や、お風呂の準備をしている間など、すでにある「待ち時間」を活用するのがコツです。
パックをしている間に洗面所や机の上など身の回りを少し片付けたり、拭き上げるだけでも部屋はキレイになります。
短時間でも継続することで、少しずつ部屋は改善されていくでしょう。
また、SNSなどで「片付けビフォーアフター」を投稿している方をフォローすることで、モチベーションを保ちやすくなります。
自分で片付けの様子などをSNSにアップしてフォロワーから励ましを受ければ、片付いた部屋を維持するモチベーションになりますよ。
部屋を片付けられないと悩む方は部屋を片付けられない女性の共通点とは?効率的な片付け方法もご紹介をご覧ください。
場所別・プロ直伝の片付けテクニック
部屋の場所によって、片付け方のコツは異なります。
ここからは、お片付けラボの収納のプロが実践している場所別の効果的な片付け方法を紹介します。
リビングをスッキリ保つ収納術
リビングは家族が集まる空間であり、最も散らかりやすい場所です。スッキリとした空間を保つには、「見えない収納」と「見せる収納」のバランスが重要です。
テレビ周りは配線類が目立ちがちですが、上図のようなケーブルクリップやカバーを使用することですっきりとまとめられます。
また、リモコンやスマートフォンは専用のスタンドを設置して決まった場所で管理します。
雑誌や新聞がたまっていってしまう家庭では「1週間ルール」を設けましょう。
1週間以上経過したものは思い切って処分するか、保管が必要な場合はファイリングします。
このルールを家族で共有することで、不要な紙類が溜まりにくくなります。
キッチンの物を減らすコツ
キッチンは「作業効率」を重視した収納が基本です。
まずは調理器具や食器を3段階に分類し、毎日使うもの、週1回程度使うもの、それ以下の頻度で使うもので分類します。
使用頻度の低いものは、思い切って手放すことを検討しましょう。
例えば、電気調理器具は置き場所を取るため、年に数回しか使わないものは処分やメルカリで売るなど手放す方法を考えてみてください。
調味料は「よく使う」「たまに使う」「ほとんど使わない」に分類し、手の届く範囲に必要最小限のものだけを置きます。
賞味期限切れの調味料は迷わず処分し、新しく買う時は小容量のものを選ぶと使いきれない調味料が溜まりにくくなります。
寝室の布団収納アイデア
寝室では、とくに布団や寝具類の収納に悩む方が多い部屋です。
季節の変わり目には、布団の総入れ替えが必要になりますが、収納場所には限りがあります。
布団収納の極意は「圧縮」と「仕分け」です。
使用しない季節の布団は、掃除機で空気を抜いて圧縮袋に入れることで、かさばるスペースを最小限に抑えられます。
枕やクッションカバーなどの小物類は、引き出し収納が効果的です。
仕切りボックスを使って種類別に整理したり、ベッド下収納にしまっておくと取り出しやすくて便利です。
収納がない洗面所の整理術
洗面所は限られたスペースに、化粧品やスキンケア用品、洗剤類など、様々なものを置く必要があります。
収納スペースが少ない場合は、「壁面」と「隙間」を有効活用しましょう。
洗面台の鏡裏や壁面には、吸盤やマグネット式の収納を取り付けられます。
歯ブラシやヘアブラシなど、使用頻度の高いものはここに収納すると便利です。
すぐ使いたいサンプル、マステで洗面台の鏡裏の収納に貼ってます👍
使い忘れることもなく、順調にサンプルストックを減らせてます😄 pic.twitter.com/2X6D4AHT2N— non (@non20190920) July 22, 2023
また、溜まりがちな化粧品のサンプルは上の投稿者のようにマスキングテープを使って貼り付けておくと、忘れず無駄になることもありません。
洗面所隙間問題解決(字面が怖い) pic.twitter.com/KK3Yoj3drB
— asum( ¨̮ )ENFJ/ナムジュンを待つ人 (@asum_bts7) January 28, 2023
洗面台下の配管まわりの隙間には、スリムな収納ケースが便利です。
洗剤や掃除用具など、見せたくないものはここに収納し、使いかけの詰め替え用パックなども、ここにまとめて保管しておくと便利です。
プロ直伝!物を減らす3つの極意
整理収納アドバイザーが実践している、効果的に物を減らすための極意を紹介します。
全部出す技法と場所がない時の対処法
「片付け前に全部出す」というテクニックは、片付けの基本中の基本です。
しかし、物が多すぎて取り出すスペースが確保できず困ってしまう方もいるでしょう。
その場合は、分割しながらものを取り出して並べて在庫を把握していきます。
例えば、クローゼットの片付けであれば、上段・中段・下段と分けて作業します。
一段ずつ全てのものを出し、床やベッドの上に広げて仕分けを行います。
また、天気の良い休日を選んで作業すれば、ベランダや庭のスペースも活用できるため、より広い作業スペースを確保できるでしょう。
シンプルライフを目指す断捨離術
シンプルライフへの第一歩は、「必要最小限」の基準を明確にすることです。
日常生活で実際に使用している物を1週間ほど記録してみると、思っていた以上に使用していない物が多いことに気付くはずです。
物を手放す際は「今の自分に必要か」という視点で判断します。
過去の思い出の品々は写真に収めてデータとして保存し、現物は手放す決断をしましょう。
また、「いつか使うかも」という未来の可能性に賭けて物を残すのではなく、必要になった時に改めて購入する決断も必要です。
物を増やさない習慣づくり
物を減らしても、新しい物が増え続ければ元の状態に戻ってしまいます。
日々の買い物習慣を見直し、物を増やさないための仕組みづくりを始めましょう。
まず「新しいものを買うときは、同じカテゴリーのものを1つ捨てる」というルールを徹底しましょう。
例えば、新しい服を購入する時は、クローゼットから1着を処分すればものが無駄に増えにくくなります。
また、購入前に「待ち時間」を設けることも効果的です。
欲しい物があっても、1週間待ってから購入を決めることで、衝動買いを防ぎ、本当に必要な物だけを選んで購入できるようになります。
収納のプロが教える片付けQ&A
片付けに関して多く寄せられる質問に、整理収納のプロが答えます。
実践的なアドバイスを参考に、効率的な片付けを目指しましょう。
片付けはまずどこから始めるべきですか?
片付けの開始場所として最もおすすめなのは、玄関まわりです。
玄関は家の顔であり、毎日必ず通る場所です。
まずここを整えることで、家に帰ってきた時の気持ちが変わり、片付けのモチベーションが保ちやすくなります。
具体的には、靴の整理から始めましょう。
シーズンが終わった靴は収納ケースに入れて別の場所で保管し、毎日履く靴だけを玄関に置きます。
次に、コート掛けやシューズボックスの上など、ついものを置きがちな場所を整理していきましょう。
収納用品の選び方と活用法はありますか?
収納用品は、まず家にあるものを最大限活用することから始めましょう。
新しい収納用品を購入する前に、段ボール箱や空き箱を使って収納の使い勝手を試してみることをおすすめします。
購入前に「何を収納したいのか、サイズはどれくらいのものが必要か」を考えて、ぴったりなものを選ぶようにしましょう。
また、デザインはなるべくシンプルなものを選ぶことで飽きて新しいものが欲しくなるという悪循環を避けられます。
特におすすめなのは、半透明の収納ケースです。
中身が見えることで取り出しやすく、かつ生活感を抑えられるのでスッキリ片付いたお部屋には最適です。
無印良品のケースはおしゃれでシンプルかつ、丈夫なのでもしも迷ったら検討してみてください。
汚部屋へのリバウンドを防ぐコツを教えてください?
リバウンド防止の鍵は、「続けられる習慣作り」です。
完璧を目指すのではなく、毎日少しずつでも続けられる方法を考えてみましょう。
お片付けラボのおすすめは「5分ルール」です。
寝る前の5分間など決まった場所の片付けをする習慣を作ってみると、いつの間にか片付けをせずに寝るのが気持ち悪くなってくるはず。
リビングのテーブルの上だけ片付ける、調理台をきれいにしてから寝るなど、1つ作業を決めておくと「今日はどこをどう片付けるか」迷わずに、作業を継続できます。
また、「ものの定位置」を決めてそこに戻すルールも、汚い部屋へリバウンドを防ぐ良い方法なので、ものの住所をあらかじめ決めておきましょう。
物が多い家の救済策
物が多すぎて片付けが進まない家でも、以下の方法でスッキリと片付けられます。
片付け業者の上手な活用方法
物が多すぎて自力での片付けが難しい場合、片付け専門の業者の利用がおすすめです。
特にお片付けラボのように整理収納アドバイザーの資格を持つスタッフが在籍する業者を選ぶことで、単なる片付けだけでなく今後の収納術も学べます。
お片付けラボには、整理収納アドバイザーを始め、心理カウンセラー資格などさまざまな資格を持つスタッフが在籍しています。
ゴミ屋敷化した部屋の片付けはもちろん、リバウンド防止のためのアドバイスまで支援しますので、ぜひご相談ください。
ニトリなどの収納用品活用術
物を整理する際は、適切な収納用品の選択が重要です。
特にニトリや無印良品積み重ねられる収納ケースは、サイズが豊富で使い勝手が良いと評判です。
例えば、上の写真のように複数のケースを組み合わせてリビングの小物を整理したり、家族ごとに持ち物を分けるのも便利です。
ケースを使用することで、中身が一目で分かり、取り出しやすい収納が実現できます。
収納スペースを作る工夫とアイデア
限られた空間でも、工夫次第で収納スペースは確保できます。
例えば、壁面を活用した突っ張り棒収納や、デッドスペースを活用したすき間収納などが効果的です。
例えば、収納のないトイレでも突っ張り棒を活用すれば、このように収納棚を作れます。
また、壁面スペースを活用できる縦型の突っ張り棒を利用すれば、棚のない場所に収納スペースを作ってスッキリ片付けられます。
お片付けラボで部屋の片付けと掃除の極意を伝授した事例
東京都北区の買い物が好き・収集癖で散らかった物屋敷の片付け・回収
お片付けラボでは整理収納アドバイザーが片付けの方法などをお伝えし、今後はご自分でお部屋を維持できるようなサポートもしています。
今回は、東京都北区のお客様より「物屋敷になっている家を引っ越すことになったが、退去までに片付けない」とご相談をいただいた事例を紹介します。
お客様は元々収集癖があり買い物が大好きで、とにかく部屋にものが多すぎる状態だったそうです。
今回は引越しに間に合わせるためにご依頼翌日にお部屋へ行き、スタッフ2名で3時間かけて不用品回収と片付けをいたしました。
元々収集癖があるとのことで、弊社整理収納アドバイザーより片付けの極意をお伝えし、取り出しやすい収納や推しグッズの整理方法も伝授。
お客様から「教えてもらった片付けの方法で、次の家を汚くしないように頑張ります」という声をいただきました。
まとめ:片付けの極意を知りたいならお片付けラボへご相談ください
片付けの基本は「物を減らす」「定位置を決める」「継続できる習慣をつくる」の3つです。
これらを意識しながら、自分のペースで少しずつ実践していくことが大切です。
しかし、どうしても自力での片付けが難しい場合はお片付けラボへご相談ください!
お片付けラボでは、整理収納アドバイザーの資格を持つスタッフが、お客様一人一人の状況に合わせた最適な片付け方法をご提案いたします。
単なる片付けだけでなく、その後も快適な空間を維持できるよう、実践的なアドバイスもご提供しています。
また、不用品の回収や買取なども承っておりますので、片付けに関することならお気軽にご相談ください。