お片付けラボコラム
ゴミ屋敷を片付けたその後も繰り返してしまう原因と対策についてご紹介!
2025年01月28日

「ゴミ屋敷を片付けたのに、なぜかまたゴミや不用品が部屋に散乱している」
「せっかく綺麗になった部屋を維持する方法を知りたい」
ゴミ屋敷を片付けたその後の生活は、快適で不安を感じることが少なくなりますが、ゴミ屋敷を繰り返さないためには生活習慣や意識を変える必要があります。
ゴミ屋敷を片付けたら終わり、というわけではなく、新しい生活を維持するためにある程度の努力をしなければまたゴミ屋敷に逆戻りしてしまうリスクがあるからです。
今回は、ゴミ屋敷を片付けたその後も繰り返す原因と対策について詳しくご紹介します。
目次
なぜ逆戻りするの?ゴミ屋敷の片付け後に再び部屋を汚してしまう原因
ゴミ屋敷が話題になることはあっても部屋を綺麗に片付けたその後、住人がどのような生活を送っているのかについて知る人は少ないと思います。
実は、ゴミ屋敷を綺麗に片付けた後に再び部屋が汚れてゴミ屋敷に戻ってしまうケースは、決して珍しくありません。
そもそもなぜ、せっかくゴミ屋敷を片付けた後に逆戻りをしてしまうのでしょうか?
ここでは、ゴミ屋敷の片付け後に再び部屋が汚れてしまう原因について詳しく解説します。
原因1.買う量が多い
捨てる量よりも買う量が多い場合、部屋に物が溢れかえって部屋が散らかりやすくなります。
物が多いと管理も難しくなり、すでにある物がどのくらいあるのかの把握が難しくなることも増える傾向にあります。
物が増えすぎることで、ペンや鍵、充電器といった細かい物が行方不明になり、必要な時に探しても見つからないということも増えるでしょう。
「欲しい物を買って満足感を得ている」場合よりも「買うことで満足感を得ている」状態の方がゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
またストックがなくなった時に困らないようにと、必要以上に買い込んでしまうタイプや安い物に目がないという人も注意が必要です。
近年ネット通販の影響で、手元に現金が無くても手軽に買い物ができるようになったことも買い物の頻度が高くなる要因となっています。
あまりにも頻繁に買い物をしてしまう場合は、買い物依存症や強迫性障害といった病気の恐れがあるため注意が必要です。
原因2.人の目がないため気を抜きやすい
綺麗に片付けたはずのゴミ屋敷が再発してしまう理由の一つに、自分以外に人の目がないため気を抜きやすいというものがあります。
特に一人暮らしで、多少部屋が散らかっていても気にならなかったり面倒くさがり屋でテーブルの上にゴミを放置してしまう癖がある場合は注意が必要です。
家族や恋人と一緒に暮らしている場合、部屋を汚くすると注意をされることもあります。
しかし一人暮らしは自分以外に部屋の管理をする人はおらず、「多少片付けなくても平気だろう」という甘えやゆるみにつながりやすくなります。
緊張感が薄くなり、綺麗な状態の部屋に安心してモチベーションの維持も難しくなることも考えられます。
また、人の目がないと孤立感が高まり、心の隙間をゴミを溜めることで埋めようとすることもあるようです。
ある程度見守りや監視といったサポートをすることで、気の緩みを防ぐことにつながります。
原因3.片付けの優先度が他のことより低い
綺麗な部屋を維持するためには、ゴミ屋敷を片付けたその後も片付けや掃除を継続することが大切になります。
ゴミ屋敷が再発をしてしまう原因に、片付けの優先度が他のことよりも低いことも挙げられます。
たとえば、食べ終わったゴミを片付けずについスマホを操作することを優先したり、部屋の掃除よりも気分転換の外出をしたりといったことが考えられます。
お子さんがいる家庭の場合、仕事や家事に子どものお世話が加わることで、一日が終わる頃には疲労困憊に片付けどころではなくなるという場合もあります。
片付けや掃除の優先度が低くなっている場合、片付けなどに対して苦手意識を持っている場合もあるため、なかなか片付けが習慣化されないことも考えられます。
原因4.病気や障害
ゴミ屋敷を片付けたその後もまたゴミだらけになるのは、病気や発達障害が原因である場合があります。
うつ病や統合失調症などひどい無気力で入浴や食事も難しくなったり、身体的な病気が原因で手や足に痛みがあるため片付けが負担になったりすることも考えられます。
中には、過去にゴミを漁られたトラウマの影響でゴミ出しができなくなったり捨てることが怖くて難しくなったりするケースもあるようです。
発達障害の場合、ADHDやアスペルガーなどは、集中力の欠如や強いこだわりから部屋の片付けが難しい傾向があります。
特にADHDは部屋の片付けを始めても、漫画やテレビなどに熱中し始めて手が止まったり物を動かすだけで余計部屋を散らかすだけになったりする場合も少なくありません。
部屋の片付けができないADHDの詳細については、「片付けが苦手なADHDの人の共通点 | 部屋をきれいにする対策も解説」で紹介しています。
ゴミ屋敷がもたらす5つのリスクと悪影響
ゴミ屋敷は、住んでいる人や周囲の人が被害を被ることはあっても利益をもたらすことはありません。
住み続けることで、病気や火災などのさまざまなリスクにさらされます。
ゴミ屋敷のリスクを知ることで、ゴミ屋敷に住む家族や友人への説得をしやすくなったり「片付けなければいけない」と意識したりすることがしやすくなります。
ここでは、ゴミ屋敷がもたらす5つのリスクと悪影響についてそれぞれ解説します。
1.火災
燃える物も多く溢れかえったゴミ屋敷は、非常に火災が起きやすい環境です。
掃除が行き届いていないため、コンセントや断線したコードから火花が散った場合、ホコリで発火し紙類や服、ビニールなどに燃え移って延焼する可能性があります。
ゴミ屋敷のように部屋に燃える物が多いと、一般の部屋よりも燃え広がるスピードが速いです。
もし外出中や就寝中にボヤ騒ぎが起きた場合、逃げ遅れてしまったりゴミが邪魔でスムーズに非難することが難しくなることもあるでしょう。
火災は、自分だけでなく周辺の家や部屋にも被害が及ぶ恐れがあります。
一戸建ての場合、ゴミ屋敷にいたずら目的で放火する人もいます。
いつ火災が起こるのかは、誰にもわかりません。
家屋が全焼してしまった場合、住む場所や家財がなくなったり損害賠償が発生したりするリスクもあるため早急な片付けが必要なのです。
2.健康被害
ゴミ屋敷は、健康に悪影響を与える要素がたくさんあります。
ハウスダストやダニやノミ、ゴキブリの糞やカビなどは、アレルギーの原因となります。
花粉症でもないのにくしゃみや咳が頻繁に出たり、肌荒れやお腹を壊しやすかったりする場合はゴミ屋敷が原因かもしれません。
不衛生で大腸菌などのウイルスを保有しているゴキブリやハエが繁殖している場合、食中毒や感染症にもかかりやすくなります。
部屋にゴミが溢れかえっていると、ネズミやオポッサムといった害獣も棲みつくこともあるため、精神的に追い詰められることもあるようです。
ゴミの上で寝たりネットカフェや漫画喫茶で寝泊まりを続けたりすると、慢性的な睡眠不足や怠さが抜けなくなる原因にもなります。
原因不明の体調不良に悩んでいた人が、ゴミ屋敷を片付けた後にすっきりと解決したというケースも実は少なくないのです。
3.害虫被害
ゴミ屋敷は、害虫が非常に繁殖しやすい環境です。
悪臭や食べ残しが常にあり、温かく多湿な状況は、害虫にとって天国のような場所になります。
生ゴミの臭いで誘引されたハエやゴキブリは、エサが豊富にあるゴミ屋敷で大量繁殖をすることも多々あります。
ゴキブリが苦手な場合、部屋にいるだけで多大なストレスや恐怖を感じるようになるでしょう。
糞やゴミに押しつぶされた死骸で、服やバッグなどが汚れるリスクもあります。
マンションに住んでいる場合、隣近所にまで害虫被害が拡大することもあります。
今まであまり見なかった害虫を部屋で頻繁に見るようになった場合、管理会社に報告が入る恐れもあるでしょう。
ゴミ屋敷と切っても切れない関係にあるゴキブリについては、「汚部屋には絶対ゴキブリがいる?掃除して再度発生させない方法も紹介」の記事でも詳しく紹介しているため要チェックです。
4.孤独死のリスクが高まる
ゴミ屋敷に住み続けると、孤独死のリスクが高くなる恐れがあります。
もともとゴミ屋敷に陥る人は、人と積極的にコミュニケーションを取ることや気軽に頼ることが難しい傾向にあります。
ゴミ屋敷を自分で片付けようとしてもできず、かといって人に頼ることができない場合、どんどん社会から孤立し、最悪ゴミの中で亡くなってしまうケースも少なくありません。
特に配偶者が亡くなっていて家族や親族とも疎遠だったり、持病を持っている一人暮らしの人は注意が必要です。
不衛生なゴミ屋敷に住んでいると、突然急病に襲われて動けなくなってしまうこともあります。
ゴミ屋敷での孤独死は世代関係なく、実は若い人も少なくありません。
ゴミ屋敷はそういった命に関わるリスクもあるため、行政のサポートや地域による見守りだけでなく、人と話すことができる場に積極的に足を運ぶといった行動も大切と言えるのです。
5.人間関係でトラブルになりやすくなる
ゴミ屋敷に住み続けることで、人間関係に亀裂が生じることがあります。
まずマンションやアパートに住んでいて部屋をゴミ屋敷にしている場合、悪臭やゴキブリによる被害に困った住人とトラブルになりやすくなります。
直接文句を言われて言い争いになることもあれば、管理会社を通じてクレームが入り、ゴミ屋敷化した部屋を知られて退去を促されることもあります。
会社の同僚や友人を部屋に招くことも難しいため、宅飲みの仲間に入れなかったりテレビ電話に参加することができなかったりすることで距離を置かれることもあるでしょう。
中には家族から、絶縁を言い渡されたり離婚したりするケースもあるようです。
髪や服にゴミの匂いが染み付いたりいつも片付けられないストレスを抱えてイライラしていたりすることも増えるため、集団から浮いて居心地が悪い思いをしたり信頼関係にまで影響が及んでトラブルになったりすることもあるようです。
ゴミ屋敷を片付けた後も部屋を綺麗に維持する方法
残念ながらゴミ屋敷を片付けたことで、全て解決!というわけではありません。
ゴミや汚れが一掃されて綺麗になった部屋も、放置することで自然と汚れていくため維持する必要があります。
定期的な掃除やゴミ出しは必須であり、習慣化させることも大切です。
片付けが苦手な人でも片付けを続けやすくする方法は、「片付けが嫌いな人でもできる部屋をキレイに保つ7つのコツをご紹介」でも詳しく紹介しているため参考にしましょう。
清潔な状態を維持するためには、部屋の片付けを無理なく続けていく必要があります。
ここでは、ゴミ屋敷を片付けた後も綺麗な部屋を維持する方法について詳しく解説します。
1.ゴミ捨てを後回しにしない
ゴミ屋敷の片付け後に逆戻りしないようにするためには、ゴミ捨てを後回しにしないことが大切です。
たとえゴミの量が少なく、ゴミ箱に余裕があったとしても必ずゴミ捨てをすることで部屋にゴミが溜まりにくくなります。
部屋のリセットもしやすくなるでしょう。
面倒くさがり屋の傾向がある人は、ゴミ捨てを後回しにすると他のことも後回しにしてしまう傾向があります。
ゴミ捨てだけでなく、飲み終わったペットボトルはすぐに分別したり食べ終わった食器はすぐに洗ったり、ゴミに気がついたらすぐに捨てたりすることも大切です。
またゴミ捨てや片付けを日常のルーティンの中に取り入れることで「早くやらなきゃ」というモヤモヤが減るため、ストレスも溜まりにくい部屋になります。
一つ一つは小さな行動でも、何事も後回しにしないようにすることでゴミ屋敷に戻りにくくなるのです。
2.定期的に整理整頓・掃除を行う
ゴミ屋敷を片付けた後も綺麗な部屋を維持するためには、定期的な整理整頓や掃除が不可欠です。
たとえば、物をしまう定位置を決めて使ったら必ずすぐにしまったり、毎日数十分部屋の掃除をするといったマイルールを決めたりすることがおすすめです。
また月に一度不要な物を処分する断捨離DAYやお風呂場、玄関といった細かいところも綺麗にする大掃除DAYを設けたりすることも良いでしょう。
「今日はリビング」「明日はクローゼット」というように片付ける場所をエリア分けすると、達成感を味わえるためモチベーションを保ちやすくなります。
また雑音があっても片付け作業に集中ができるという人は、ノリノリの音楽をかけたり片付けのコツを解説するYouTube動画を流したりしながら作業をすると捗ります。
大切なことは、部屋の整理整頓や掃除を日常の一部にすることです。
自分なりに片付けや掃除を無理なく続けられるように工夫をしましょう。
3.収納方法を見直す
部屋を片付けてもすぐにまた散らかり放題になってしまう場合、収納方法を見直すことで改善する場合があります。
収納方法には、「見える収納」と「見えない収納」の2種類があります。
人によってどちらの収納の仕方が良いかは異なるため、自分に合った収納方法を選ぶことが大切です。
ADHDを持っていたり片付けが苦手で何度も部屋が荒れてしまったりする場合は、パッと見て何がどこにしまわれているかわかる「見える収納」を実践することがおすすめです。
見えない収納は部屋がすっきりする反面、こまめに収納の片付けや管理を行わなければ何がどこにあるのかわからなくなる恐れがあります。
また、収納する場所がないからとボックスやケースを増やすと整理整頓の手間が増えるため、注意が必要です。
業者に片付けを依頼した場合は、作業員におすすめの収納方法を聞くと教えてくれるところもあるようです。
4.買い物をする時は「本当に必要?」と自問自答する
買い物をする時は、「これは本当に必要かどうか」「すでに同じ物を持っていないかどうか」などを自問自答することがおすすめです。
買い物をすること自体は決して悪いことではなく、ストレス解消や気分転換になるメリットもあります。
「ゴミ屋敷を防ぐ=買いすぎを防止する」ということが大切なのです。
また多忙な人は、安売りやセール時にまとめ買いをすることも多いでしょう。
いずれ使うレトルト食品や多めにあっても困らない日用品も、買いすぎることでどこにしまったのかわからなくなってしまったり、管理が不十分でいつの間にか賞味期限が過ぎて食べられなくなったりする恐れがあります。
物を買う際は、必要か不要かはもちろん、管理がしやすい数にすることも大切です。
1つ新しい服や雑貨を買う時は、あまり出番がない服や古いバッグなどを1つ手放して余裕を作りましょう。
5.片付け業者の定期サービスを利用する
仕事や病気が原因でゴミ屋敷を繰り返してしまう場合、定期的に業者に部屋を片付けてもらうことがおすすめです。
片付け業者の中には、部屋の片付けや清掃の定期サービスを行っているところがあります。
お片付けラボも定期サービスを実施しており、いつでも相談可能です。
ゴミの回収はもちろん、まとまった資源ゴミや粗大ゴミの回収もスピーディーに行うことができるため、確実に部屋をリセットすることができます。
ハウスクリーニングとセットで利用できる場合もあるため、詳細を知りたい場合は一度問い合わせをすることがおすすめです。
ゴミ屋敷の片付けが難しい時は業者を頼ることが大切!
一概にゴミ屋敷と言っても、軽度のレベルもあれば早急に対処する必要がある深刻なレベルまでさまざまです。
軽度のゴミ屋敷の場合、半日ほど片付けに集中することで部屋がすっきり綺麗になることもあります。
しかし、たとえ軽度のゴミ屋敷でも仕事や病気などで自力での片付けが難しい場合は、専門の業者に依頼することが大切です。
ゴミ屋敷は、放置することで害虫が繁殖したりゴミが増え続けたりするため、刻々と衛生状態が悪化していきます。
自炊が難しくなれば外食中心の生活となり、片付けを後回しにした分だけ「部屋を片付けなければ」とストレスが溜まり心身の健康を損ねる原因になります。
アレルギーや肥満の原因にもなるため、女性にとっては美容の大敵になるでしょう。
片付けを専門に行う業者は、早ければ即日で清掃作業を行うことができます。
金銭的負担はあるものの清潔な部屋を取り戻してくれるため、多大なメリットがあると言えるのです。
お片付けラボにご依頼されたお客様のその後
お片付けラボは、年間多くのゴミ屋敷の片付けや清掃に関するご相談を頂戴しております。
片付け作業をご依頼されたお客様のその後は、人によってさまざまです。
片付けたその後に数年かけて再びゴミを溜めこんでしまい、リピーターとなる方もいます。
一方で、お客様の中には公式LINEに「頑張って部屋を綺麗にしています!」という写真付きのメッセージを下さるお客様もいらっしゃいます。
先日は、久しぶりに布団で眠ることができたというお客様から喜びのメッセージをいただきました。
ゴミを溜めずに布団や服をきちんとしまっている様子を見ると、写真を通してゴミ屋敷を片付けたその後も再発させないように頑張っている様子が伝わってきます。
収納方法に工夫をしたりゴミ箱がいっぱいになってなくてもゴミ出しを徹底していたり、極力物を増やさないようにしたりと、お客様によってできることを実践しているようです。
ゴミ屋敷の片付けがどうしても無理な場合はお片付けラボへ無料相談!
ゴミ屋敷は、生活習慣を見直さなければ再発してしまう恐れがあります。
1人暮らしで持病を持っている場合、ゴミ屋敷の再発を防ぐために自治体や行政、隣近所や管理会社に事情を話して協力をお願いする必要もあるでしょう。
日用品や服を整理しやすいように、収納グッズにラベリングをしたり定期的に人を部屋に招いたりすることもおすすめです。
お片付けラボは、24時間365日相談可能な片付け業者です!
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ゴミ屋敷は、汚物があるような重度のゴミ屋敷でも対応できます。
ご相談・出張見積もり・キャンセル料は0円!
ゴミ屋敷を片付けたその後も部屋にゴミを溜めこんでしまう場合は、お片付けラボにご相談ください!