お片付けラボコラム
ゴミ屋敷のレベル5段階|レベルごとの片付け方法や業者の選び方を解説
2025年04月30日

「自宅のゴミ屋敷レベルがどれくらいか気になる」
「私の家って、急いで片付けないといけないレベルなのかな?」
部屋の床にゴミが積み上がっている状態に、「そろそろ片付けないと…」と焦る人も多いでしょう。
片付けずに放置すると、最悪の場合貸住宅だと強制退去を求められたり、持ち家だと行政処分の対象になったりなど、リスクがあると知っているからこそ悩んでしまいますよね。
本記事では、ゴミ屋敷のレベルを「レベル1(軽度)」から「レベル5(緊急)」までの5段階に分け、レベル別の状況や特徴、片付け方法について詳しく解説していきます。
本記事を読めば自分の部屋のゴミ屋敷レベルがわかり、具体的な片付け方法も把握できるでしょう。
目次
【ゴミ屋敷のレベル1~5】レベル別の状況や特徴は?
自分の部屋がどの程度のゴミ屋敷レベルになっているかを知ることで、急いで片付けないといけない状況なのかどうかを把握することが可能です。
こちらでは、レベルを「軽度」から「緊急」までの5段階で紹介し、各レベルの状況や特徴、危険性について解説していきます。
レベル1(軽度):床全体にゴミが散乱している
ゴミ屋敷レベル1は、床全体にゴミが散乱して床がほとんど見えなくなっている状況です。
このレベルの部屋の特徴は以下の通りとなります。
・1ヶ月以上掃除ができていない
・食後のカップラーメン容器や弁当容器・空き缶やペットボトル・紙くず・ビニール袋などが床に散乱している
・床はほとんど見えていないが足の踏み場はある
・悪臭はなく、害虫もいない
上記の通り、しばらく掃除ができておらず、主に飲食後のゴミが床に放置されているのがレベル1の特徴です。
レベル1は、ゴミ屋敷というより「ゴミ屋敷予備軍」や「汚部屋」ともいえる比較的軽度な状況であり、危険性も低いといえます。
床に散乱している大半のゴミは、容器やペットボトルなどゴミ袋に入れられるサイズなので、自力でも片付けることができるでしょう。
レベル2(注意):足の踏み場がない状態
ゴミ屋敷レベル2は、下記の通り足の踏み場がない状態を指します。
・数ヶ月間掃除ができていない
・ゴミの上を歩いたりゴミをかき分けたりして移動する必要がる
・脱いだ衣類や放置した日用品がゴミと混ざって散乱している
・悪臭はほとんどない
上記の通り、長い期間掃除ができていないことで、ゴミが積み重なって移動しづらくなるのがレベル2の特徴です。
飲食後の容器やペットボトルなどの明らかなゴミの中に、衣類や日用品が混じっており、「どうやって片付ければいいんだろう」と迷ってしまうレベルといえます。
レベル2は、転倒や火災のリスクがある注意すべき状況であり、これ以上ゴミが積み上がると自力では片付けられなくなるので、早めの対処が必要でしょう。
レベル3(重度):ひざ上の高さまでゴミが積み上がっている
ゴミ屋敷レベル3は、ひざ上の高さまでゴミが積み上がっている状況を指します。
このレベルの部屋の特徴は以下の通りです。
・壊れた家具や家電などの粗大ゴミが混ざっている
・ゴミによって侵入できない場所がある
・壁が汚れている
・悪臭が漂っている
・ネズミやゴキブリが発生している
レベル3になると、家具や家電などの粗大ゴミも混じってゴミが積み上がっており、部屋の移動が困難になるうえ、必要な物がどこにあるのかもわからなくなります。
悪臭に加え、ネズミやゴキブリが発生するため、転倒による怪我で感染症のリスクもある重度な状態といえるでしょう。
このレベルまで進行すると自力での片付けが難しくなり、家族や友人の協力を得て対処する必要があります。
レベル4(危険):天井までゴミが積み上がっている
ゴミ屋敷レベル4は、天井までゴミが積み上がっていて家に住むのが困難な状況を指します。
このレベルの部屋の特徴は以下の通りです。
・調理器具や食器、腐った食品が放置されている
・壁にカビが発生している
・部屋全体に悪臭が漂っている
・ハエなどの虫が大量に発生している
上記の通り、レベル4はゴミが高く積み上がっているだけではなく、カビ・悪臭・虫が発生し、衛生環境が重度に悪化しています。
この状態になると、健康被害の可能性が高まるだけでなく、床や壁が腐るなど、建物に損害が出る危険性もあるでしょう。
また、近隣トラブルや、賃貸住宅であれば家主とのトラブルリスクも高まるので、早急に業者へ連絡して片付け・清掃・消毒を依頼してみてください。
レベル5(緊急):屋外にもゴミが溢れている
ゴミ屋敷レベル5は、屋外にもゴミが溢れている状態を指します。
このレベルの部屋の特徴は以下の通りです。
・ゴミが絡み合って積み重なり、押し固められている
・ベランダや庭などにゴミが溢れている
・部屋全体にカビが発生している
・近隣住民からの苦情が発生している
・家の外まで強烈な悪臭が漂っている
レベル5まで進行すると、ゴミが積み重なって圧縮されることから、建物の床が抜けるなど、家の部分的崩壊が起きるリスクのある緊急性の高い状況になります。
自治体からの指導や勧告、ゴミの強制撤去が行われる可能性もあるので、早急に対処が必要でしょう。
レベル5のゴミ屋敷を改善するためには、片付けや清掃を業者に依頼するだけではなく、床や壁のリフォームが必要になるケースも多いです。
ゴミ屋敷の原因をレベル別に解説
ゴミ屋敷は一夜にしてできるものではありません。多くの場合、日常生活の中での「片付けられない状態」が少しずつ進行していきます。
ここでは、ゴミ屋敷の進行度(レベル1~5)に応じて、それぞれの段階で考えられる原因や精神状態を解説します。
レベル | 原因 | 精神状態 |
レベル1(軽度) | 仕事が忙しく、片付けに手が回らない | 精神的にはまだ健康な状態で、「片付けなきゃ」という意識はあるものの、物理的な余裕がないために片付けが後回しになっています。 |
レベル2(注意) | ストレスが原因で、やる気が出ない | 軽度の無気力状態が続き、日常的に「面倒」「疲れているから後で」と感じることが増えています。 |
レベル3(重度) | うつ症状など精神面の不調が影響 | 気分の落ち込みや自己肯定感の低下により「どうせ片付けても無駄」という考えが根付き始めています。 |
レベル4(危険) | 認知症・発達障害・統合失調症の可能性 | 認知機能の低下や思考の混乱により、物の要不要の判断ができず、「ゴミ」という認識さえ薄れることがあります。 |
レベル5(緊急) | 深刻な精神疾患や社会的孤立 | 精神状態は重度に悪化しており、外部との接触を完全に断ってしまうことも。片付ける意思や判断力がほとんどなくなっている状態です。 |
ゴミ屋敷の背景には、誰もが抱えやすい日々の忙しさや心の疲れがあります。
「片付けができないのは自分のせい」と責めるのではなく、その原因を冷静に見つめ直すことが大切です。
【レベル1~2の場合】ゴミ屋敷を自力で片付ける方法
レベル1と2のゴミ屋敷の場合、「床にゴミが積み重なっていてきれいにするのは難しそう…」と感じる方も多いと思いますが、手順通りに行えば自力で片付けることも可能です。
こちらでは、レベル1と2のゴミ屋敷を自力で片付ける方法について、5つの手順で解説していきます。
手順1.道具を準備する
ゴミ屋敷を自力で片付けるには、まず以下の道具を準備しましょう。
・ゴミ袋
・ダンボールや大きな袋
・ゴム手袋
・マスク
・洗剤
・雑巾
・バケツ
・殺虫剤
・掃除機
・除菌シートやアルコールスプレー
散らかったゴミを片付ける際に「必要な物」と「捨てる物」を分ける必要があるため、ダンボールか大きな袋を用意して分別します。
さらに、ゴミが散乱した床を掃除していると害虫が出てくることも多いので、殺虫剤を用意しておくことも重要です。
上記の他にも、細かいゴミが目に入ることを防ぐためのメガネや、ゴミをまとめるためのガムテープがあると片付けに便利でしょう。
また、ゴミの片付け作業は服に汚れが付着するため、捨てても良い服を準備しておくこともおすすめです。
手順2.片付ける日を決める
道具の準備ができた後は、ゴミ屋敷を片付ける日程を以下のポイントを押さえて決めてみましょう。
・全ての部屋を1日で片付けようとしない
・「片付け」と「掃除」の日を分ける
・ゴミ収集日に合わせて日程を決める
ゴミ屋敷の片付けを行うときの最大のポイントは、全ての部屋を一気に片付けようとしないことです。
作業量が多いと片付けを先延ばしにしてしまう可能性があるため、「毎日1部屋ずつ取り掛かる」など作業エリアを限定し、現実的に行える予定を立てましょう。
散らかったゴミを片付けた後には、掃除機を掛けたり雑巾で水拭きをしたりする必要があるので、「掃除をする日」を別日で予定しておくことも大切です。
加えて、片付けたゴミをすぐに捨てられるように、ゴミ収集日や一世帯が出せるゴミの制限についても確認しておきましょう。
手順3.物を捨てる基準を決める
ゴミ屋敷の片付けに取り掛かる前に、「必要な物」と「捨てる物」を判断するときの基準を決めておきましょう。
物を捨てる基準を決める際は、以下のポイントを押さえておくことがおすすめです。
・汚れていたり、壊れている物は捨てる
・無料でもらったものは捨てる
・存在を忘れていた物は捨てる
・1年使っていない物なら捨てる
・「いつか使うかも…」と思ったら捨てる
・好みではない物は捨てる
「もったいない」と考えてしまうかもしれませんが、片付け中に捨てるか迷ってしまうと全部の部屋を片付けるまでに長い時間がかかってしまいます。
スムーズに部屋をきれいにしていくためにも、必ず「使う物以外は捨てる」ということを意識しながら判断基準を決めていきましょう。
手順4.大きな物から捨てていく
部屋を片付ける当日を迎えたら、まずは大きな物から捨てていきましょう。
様々な物が散乱して積み重なっている床も、家具や家電などの大きな物をいくつか片付けるだけで「とてもきれいになった」と感じ、片付けのモチベーションが上がりやすいです。
大きな物が片付いた後は、床に放置された運動器具・楽器・段ボール箱といった中くらいの物を片付けるという順番で行っていきましょう。
また、捨てるか迷ってしまう物よりも先に、明らかなゴミを捨てることもモチベーションを保つコツの1つです。
明らかなゴミは迷わず捨てられるので短い時間で効率的に片付けられますし、「成果が出ている」と感じやすく、面倒な片付けも気持ち良く続けられます。
片付けをしていく中で、「どうしても捨てるか悩んでしまう」という物があれば「保留」という分類にしてどんどん進めていくことを意識しましょう。
手順5.片付け後の掃除をする
片付けが終わった後は、以下の手順で掃除を行っていきます。
1.掃除機でホコリを除去する
2.洗剤を使って雑巾掛けする
3.水拭きをして洗剤を拭き取る
4.乾いた雑巾で全体を拭く
5.除菌する
長期間掃除をしていないゴミ屋敷ではホコリや汚れがひどい場合もあるので、床全体を掃除機掛けするだけでなく、洗剤を使って雑巾掛けをすることが大切です。
洗剤で雑巾掛けをする際は、バケツに水2リットルと中性洗剤を小さじ1杯入れてよく混ぜた液体を使うと良いでしょう。
洗剤で雑巾掛けをした後は、しっかり水拭きをして洗剤を取り除いてから乾拭きをしてください。
最後は、気になる箇所を除菌シートやアルコールスプレーを使って除菌すれば掃除完了です。
【レベル3の場合】ゴミ屋敷を家族・友人の協力で片付ける方法
レベル3のゴミ屋敷になると自力で片付けるのは難しいため、家族や友人の協力を得てなんとかきれいにしていくことが可能です。
協力を頼む際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・ゴミ屋敷の状態であることと、助けが必要なことを正直に話す
・何を手伝ってほしいのかを具体的に伝える
・作業日程と計画を伝える
・感謝の気持ちを伝え、お礼の品を贈る
誰かに協力をしてもらうためには、正直にゴミ屋敷である現状を伝えなくてはいけません。
片付け後は感謝の気持ちを伝え、お礼の品を贈ったり食事をご馳走したりと、何らかの報酬を与えられるように準備しましょう。
友人や家族に頼むのが困難と感じる場合は、無理に自力で行おうとせず業者に頼むのがおすすめです。
「業者に依頼するのはハードルを感じる」という女性は、「女性がゴミ屋敷業者に片付けを依頼できない理由とは…安心できる業者選びのコツ」の記事も参考にしてみてください。
【レベル4と5の場合】ゴミ屋敷を業者に依頼して片付ける方法
ゴミ屋敷レベル4と5の場合、友人や家族の協力を得ても片付けるのは困難で危険も伴うため、無理をせず専門の業者に依頼しましょう。
専門の業者に依頼することで、大量のゴミの片付けが短時間でできるうえ、ハウスクリーニングを依頼できる業者なら片付け後の掃除もきれいに行ってもらえます。
こちらでは、ゴミ屋敷を業者に依頼して片付ける方法を、3つの手順で解説していきましょう。
手順1.捨てない物リストを作成する
片付けを業者に依頼する前に「捨てない物リスト」を作成しましょう。
捨てない物リストを用意することで、業者がスムーズにゴミの分別を行えるため、効率的な作業が可能となります。
逆に、捨てない物リストを作成しなければ、作業中に1つずつ必要かどうかを聞かれてしまい、その場で迷うと長い時間作業が中断することも少なくありません。
捨てない物リストには、以下のような物を記載しましょう。
・現金
・銀行通帳
・年金手帳
・印鑑
・貴金属やブランド製品
・クレジットカードやデビットカード
・契約書や権利書などの書類
上記以外にも、残しておきたい物があれば随時リストに加えていきます。
捨てない物リストは、下見や見積もりを依頼する前に作成しておき、現地で担当者に渡しましょう。
手順2.業者に下見と見積もりを依頼する
次に、業者に下見と見積もりを依頼しましょう。
業者のホームページを確認しながらサービス内容や料金情報などを見比べて選定し、下見と見積もり依頼をしてみてください。
下見と見積もりの依頼方法は簡単で、電話で依頼したり、ホームページの問い合わせフォームから依頼したりといった方法が一般的です。
「手軽に見積もり依頼したい」という方は、QRコードでLINEの友だちに追加し、写真や相談内容を送信するだけで依頼できる業者もあるので確認してみましょう。
下見や見積もり依頼はほとんどの業者で無料対応していますが、念のため業者ホームページの料金情報を確認しておくのがおすすめです。
また、自宅の住所が業者の対応エリアに入っているかもチェックしておく必要があります。
手順3.業者に片付けを依頼する
業者の見積もりを比較し、依頼する業者が決まれば片付けを依頼しましょう。
見積もりを比較する際は、「人件費」「車両費」「ゴミの処分費」という3つの項目を確認することがポイントです。
人件費とは、スタッフがゴミの分別や回収をしたり、部屋の清掃をしたりする作業費用のことで、1Kの部屋なら作業人数1〜2人、1DKであれば2〜3人が目安となります。
一方、車両費はゴミを運搬するときに利用するトラック費用のことで、必要な車両の大きさによって費用が変化するのが特徴です。
また、処分費とは、回収したゴミを処分するときの費用であり、ゴミの内容や量によって金額が変わります。
片づけを依頼する際、高額な費用を請求する悪徳業者に騙されず、優良な業者を選ぶために、次章で解説する業者の詳しい選び方をチェックしておきましょう。
【ゴミ屋敷の片付けを業者へ依頼するなら】業者の選び方とは?
ゴミ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶとなると、「どれくらいの料金がかかるんだろう」「本当にきれいになるのか不安…」と感じる方も多いでしょう。
こちらでは、初めての方でも優良な業者を選ぶためのポイントを4つ解説していきます。
業者の種類ごとの特徴を知る
自分にぴったりな業者選びをするために、ゴミ屋敷片付け業者の種類と、それぞれの特徴を知ることが大切です。
ゴミ屋敷片付け業者には以下5つの種類があり、各業者によって対応できる作業範囲が異なります。
業者の種類 | 特徴 |
ゴミ屋敷片付け業者 | 不用品の分別や回収、片付け後の清掃を行う業者 |
遺品整理業者 | ゴミ屋敷にある遺品の分別と回収を行う業者 |
不用品回収業者 | 不用品の分別や回収を行う業者 |
ハウスクリーニング業者 | 専門的な薬剤や掃除道具で生活汚れを清掃する業者 |
特殊清掃業者 | 薬剤での殺菌や腐敗臭の消臭、腐敗物の除去をする業者 |
誤った業者を選んでしまうと思っている通りに片付けてもらうことが難しいので、任せたい作業ができるかどうかを確認することが大切です。
「ゴミ屋敷の片付けや清掃を依頼したい」という方であれば、ゴミ屋敷片付け業者を選ぶのが良いでしょう。
実績のある業者を選ぶ
ゴミ屋敷の片付けを依頼するなら、実績のある業者を選ぶことが重要です。
ゴミ屋敷の片付け実績が多い業者を選ぶことで、これまでの豊富な経験から得た知識や作業能力を活用し、効率良くきれいに片付けてもらえるメリットがあります。
業者の実績を確認する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
・業者の公式ホームページに掲載されている「ビフォーアフターの事例」を見る
・業者の公式ホームページに掲載されている「お客様の声」を見る
・Google Mapsで業者の口コミを見る
ビフォーアフターの事例を見る際は、「部屋の間取り」「作業人数」「作業時間」を確認したうえで、片付け前後の写真を比較しながら判断することがおすすめです。
片付けからハウスクリーニングまで依頼できる業者を選ぶ
片付けからハウスクリーニングまで依頼できる業者を選ぶことも、業者選びのポイントとなります。
ハウスクリーニングとは、掃除のプロが専用の洗剤や道具を使って部屋の清掃を行うサービスのことです。
ゴミ屋敷では、ゴミの積み重なった床がひどく汚れていたり、ゴミの臭いが壁に付着していたりなど、片付けだけでは回復できないケースもあります。
先述の通り、業者の種類によって対応できる作業範囲が異なるため、一般的にゴミ屋敷の片付けとハウスクリーニングを両方任せるには、別々の業者へ依頼しなくてはいけません。
一方、片付けからハウスクリーニングまで依頼できる業者なら、ゴミ屋敷片付け後のひどい汚れや臭い、キッチン周りやエアコンのクリーニングまで丸ごと対応してもらえます。
明確な見積もりを提示してくれる業者を選ぶ
ゴミ屋敷の片付け業者を選ぶ際は、明確な見積もりを提示してくれる業者を選ぶことが大切です。
明確な見積もりとは、見積もりの内訳がきちんと表記されていて金額の根拠がはっきりとしている見積もりのこと。
見積もりの明細に「一式」などの曖昧な表記をして詳しい内訳を記載しない業者は、悪徳業者の可能性があります。
悪徳業者のよくある手口として、「見積もりを曖昧に記載し、作業後に追加料金を請求する」というものがあり、法外な金額が請求されることも考えられるので注意が必要です。
見積もりを見て疑わしさを感じる場合は、見積もり明細について質問をしたり、追加料金についての説明を求めたりすると良いでしょう。
また、「実在しない業者」や「法人化されていない業者」かどうかを確認するためにも、会社の情報や住所を調べてみることも重要です。
ゴミ屋敷の片付け費用相場
ゴミ屋敷の間取りごとの片付け費用相場は、以下の通りとなります。
間取り | 費用相場(作業人数×時間) |
1K/1R | 3万円〜10万円(2、3人×1~5時間) |
1DK/1LDK | 5万円〜25万円(2〜5人×2~7時間) |
2DK/2LDK | 10万円〜30万円(3、4人×3~6時間) |
3DK/3LDK | 12万円〜50万円(4人×5~8時間) |
4LDK/4LDK | 15万円〜(4、5人×6~10時間) |
上記は一般的なゴミ屋敷の片付け費用相場であり、ゴミ屋敷レベルが上がるほど価格は上昇すると考えておきましょう。
また、賃貸アパートに住んでいる方で目の前にトラックが駐車できない場合は、ゴミを運ぶ作業負担が大きくなるため費用が通常よりも高くなる傾向にあります。
【片付けた後に】ゴミ屋敷レベルを上げないためのポイント
「ゴミ屋敷を片付けてきれいになった」と油断していると、時間と共に部屋が再びゴミで溢れてしまうリバウンドが起きる可能性があります。
元のゴミ屋敷レベルへリバウンドしないようにするためにも、こちらで紹介する習慣化したいポイント3つをチェックしておきましょう。
定位置を決めて収納する
再びゴミ屋敷レベルが上がらないようにするため、定位置を決めて収納することを意識してみましょう。
物の定位置を決めることで、「決められた場所に戻そう」という意識が生まれ、整理整頓された状態をキープしやすくなります。
忙しい人は特に、整理整頓された状態を保つことで探し物の時間が減り、効率的に行動できるメリットがあるため、ぜひ実践してみましょう。
定位置を決める際は、「使う場所から近い位置に収納する」「使う頻度が高い物は取り出しやすい手前に収納する」ということがおすすめです。
また、立った状態で目線の少し上から腰より少し下に位置する「ゴールデンゾーン」に、よく使用する物を収納するとストレスフリーで家事がしやすくなります。
毎日5分の時短掃除をする
部屋をきれいにするために大事なのは、完璧に掃除することではなく「毎日少しずつ掃除する」ということです。
いつも100点を目指して部屋をきれいにしようとすると、掃除のハードルが上がり「今はやりたくないから後にしよう」という気持ちが発生してしまいます。
掃除を後回しにすると、どんどん汚れが溜まっていく悪循環に陥ってしまうので、簡単にできる「毎日5分の時短掃除」に取り込んでみましょう。
5分では特定の箇所のみの片付けとなりますが、小さな達成感を毎日得られるため、徐々に掃除を続けることが楽しくなってきます。
5分の時短掃除をより楽しんで行うために、5分ほどの長さの好きな音楽を流し、一曲終わるまで掃除することを目安にするのも良いでしょう。
1つ買ったら1つ手放す
元のゴミ屋敷レベルに戻さないために、何かを1つ買ったら、家にある同じような物を1つ「売る」「寄付する」「捨てる」などで手放してみましょう。
この習慣を続けるメリットとしては、家にある物が増えないだけではなく、所持品の見直しがしやすくなったり、良く考えて買い物ができるようになったりすることが挙げられます。
買い物後に家を見回すと「あれ、同じような服がたくさんあったんだ」といった事実に気づけるため、所持品を見直すきっかけにもなるでしょう。
また、買い物のときに「捨てるときの辛さ」と向き合うこととなり、気軽に何かを買ってしまうという癖を防止することもできます。
特に服・靴・バッグは、セールになっていると「これはお買い得」と、ついつい買いすぎてしまうので意識して取り組んでみましょう。
ゴミ屋敷のレベルについてよくある質問
最後に、ゴミ屋敷のレベルについてよくある質問をご紹介します。
こちらでは、「どのレベルからが屋敷なの?」「臭いや害虫が出るレベルは?」という2つのよくある質問について、回答していきましょう。
どのレベルからが「ゴミ屋敷」ですか?
「どのレベルからがゴミ屋敷か」は人によって感じ方が異なりますが、一般的には以下の条件が当てはまるとゴミ屋敷と判断されます。
・足の踏み場がない
・ゴミが積み重なっている
・悪臭や害虫が発生している
これはゴミ屋敷の分類でいうとレベル2(注意)以上に該当し、生活への支障が出始める段階です。レベル1のようにゴミが散らかっているだけの状態は「予備軍」とされることが多く、早期の対処が効果的です。
臭いや害虫が出るレベルは?
臭いや害虫が発生するのは、レベル2以降です。
ゴミ屋敷が原因で発生する臭いは「生ゴミの腐敗臭」や「カビの臭い」で、害虫は長期間放置された生ゴミから発生します。
掃除ができていない状態が続くほど、悪臭や害虫の数が増えるため、早期の対処が重要です。
放置すると、害虫駆除や専門的な清掃が必要になることがあります。
まとめ:ゴミ屋敷のレベルを知って片付け方法を実践しよう
ゴミ屋敷のレベルは1〜5の5段階に分類でき、レベルが上昇するごとに「軽度」から「緊急」まで危険性が上がっていきます。
転倒や火災、建物の部分的崩壊を防ぐためにも、自分の部屋のゴミ屋敷レベルを知り、今回の記事で紹介した「片付けの方法」を参考にして対策しましょう。
「自力では片付けられないかも…」と感じる方は、無理をせず専門の業者に依頼するのがおすすめです。
ゴミ屋敷片付け業者選びでお困りの方は、「お片付けラボ」に任せてみませんか?
お片付けラボなら、ゴミ屋敷の片付けからハウスクリーニングまで全て任せられるうえ、「分割払い」や「後払い」にも対応しているので料金の支払いも安心です。
LINEでの見積もり依頼も可能なので、ぜひ気軽にご相談ください。