お片付けラボコラム
【徹底解説】実家の片付け費用はいくら?費用相場と安くするコツ
2025年06月30日

「実家を片付けたいけど、なかなか自力で進められない」
「業者に実家の片付けを依頼したいけど、費用の準備が難しい…」
実家の片付けについて、このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実家の片付けにかかる費用相場や費用を安く抑えるコツについてわかりやすく解説しています。
本記事を読めば、実家の片付け費用についてのあらゆる悩みを解決できます。
目次
実家の片付けを業者に依頼した場合の費用相場
実家の片付けを業者に依頼する場合、どこまでの作業を依頼するかによって費用は大きく異なります。
ここでは、よくある4つのケースに分けて費用相場を紹介します。
不用品回収のみ依頼する場合
一つ目のケースは、片付けは自分で行い、不用品の回収のみを業者に依頼する方法です。
「家具や家電などの処分方法がわからない」「人手が足りず自力では運べない」などの理由から、不用品回収のみを業者に依頼することはよくあります。
不用品回収業者に支払う費用は、使用するトラックの大きさによって決まるのが一般的です。
車両ごとの費用相場は以下のようになります。
車両の大きさ | 目安量 | 費用相場 |
軽トラック | ワンルーム | 10,000円 ~ 30,000円 |
1トントラック | 1DK・1LDK | 30,000円 〜 50,000円 |
2トントラック | 2DK・2LDK | 50,000円 ~ 80,000円 |
4トントラック | 一軒家 | 150,000円 ~ |
一軒家やゴミ屋敷など不用品の量が多い場合には、4トントラックのような大型車両ではなく、小回りのきく2トントラック数台で往復して回収するケースもあります。
その場合はトラックの台数や往復回数などによっても費用が変わってきます。
片付けのみを依頼する場合
2つ目のケースは、片付けを業者に依頼して、不用品の処分は自分で行う方法です。
片付けだけの場合は、家事代行サービスや片付け業者などに依頼できます。
片付けのみを業者に依頼する場合、費用は部屋の広さや作業時間によって変わります。
目安として、部屋の広さごとの費用相場をご紹介します。
部屋の広さ | 費用相場 |
ワンルーム | 20,000円 ~ 30,000円 |
1DK・1LDK | 30,000円 ~ 50,000円 |
2DK・2LDK | 50,000円 ~ 100,000円 |
一軒家 | 150,000円 ~ |
また、片付けといっても物の分別や収納だけを依頼するのか、水回りの掃除やエアコンの掃除などいわゆるハウスクリーニングまで依頼するかによっても費用は異なります。
片付けを依頼する場合は料金にどこまでのサービスが含まれているのか、オプションでどんなサービスが受けられるのかなどの確認も必要です。
片付け+不用品回収を依頼する場合
3つ目のケースは、片付けと不用品回収をそれぞれの業者に依頼する場合です。
この場合も物の量や作業時間などによって費用が変わってきますが、目安として、部屋の広さごとの費用相場をご紹介します。
部屋の広さ | 費用相場 |
ワンルーム | 30,000円 ~ 60,000円 |
1DK・1LDK | 60,000円 ~ 100,000円 |
2DK・2LDK | 100,000円 ~ 180,000円 |
一軒家 | 300,000円 ~ |
片付けと不用品回収はそれぞれ別の業者に依頼するよりも、まとめて不用品回収も行ってくれる片付け業者に依頼した方が安くなる可能性があります。
また、同じ業者に依頼した方が作業日程などの調整が必要なく、片付けたその日のうちに不用品処分も行えてスッキリするためおすすめです。
ゴミ屋敷の片付け+不用品回収を依頼する場合
4つ目のケースはゴミ屋敷の片付け+不用品回収を依頼する場合です。
ゴミ屋敷とは、家の中に物が多すぎて室内の移動ができなかったり水場が使えなかったりなど、生活に支障をきたしている家のことをいいます。
片付ける物の量が多いため、通常の片付けや不用品回収よりも費用が高額になります。
ゴミ屋敷の片付けと不用品回収をゴミ屋敷の片付け専門業者に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。
部屋の広さ | 費用相場 |
ワンルーム | 30,000円 ~ 100,000円 |
1DK・1LDK | 50,000円 ~ 250,000円 |
2DK・2LDK | 100,000円 ~ 300,000円 |
一軒家 | 220,000円 ~ |
ゴミ屋敷は放置されたゴミの影響で悪臭がしたり害虫が発生したりしていることも少なくありません。
そのため、ゴミ屋敷の片付け後にはハウスクリーニングや消臭、害虫駆除などの作業も必要になることがあります。
その場合はそれらの作業の費用も別途かかります。
実家の片付けを依頼できる業者
実家の片付けや片付けに伴って必要になる作業を依頼できる業者には、いくつか種類があります。
それぞれの業者の特徴を知って自分に合った業者を選ぶことが大切です。
ここでは3つの業者を紹介します。
不用品回収業者
実家の片付けを依頼できる業者の1つ目は、不用品回収業者です。
片付けを依頼できる業者といっても、不用品回収業者は家の中に入って必要か不要かなどの分別をしてくれるわけではありません。
あらかじめ自分で分別をして処分することにした家具・家電・粗大ゴミなどの不用品をまとめて引き取ってくれる業者です。
以下の項目に当てはまる方は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
・片付けは自分でできるので不用品の処分だけ依頼したい
・人手がないなどの理由から大きな家具や家電を運び出すのが難しい
・不用品を自分で分別してそれぞれに適した方法で処分するのが難しい
家事代行サービス業者
実家の片付けを依頼できる業者の2つ目は、家事代行サービス業者です。
家事代行サービスでは、片付けに限らず掃除・洗濯・食事の準備など家事全般を代行してくれます。
家事代行サービスの中には収納アドバイザーの資格を持つ人を派遣してくれることもあるため、以下のような人に向いています。
・片付けのやり方がわからない
・収納についてアドバイスを受けたい
・不用品の処分は自力でできる
ただし、室内に大量のゴミがあったり害虫や悪臭が発生するなど衛生面で問題があったりする場合は、家事代行サービスでは対応できないことがあります。
その場合は下記で説明するゴミ屋敷専門の片付け業者が適しています。
ゴミ屋敷片付け業者
実家の片付けを依頼できる業者の3つ目は、ゴミ屋敷専門の片付け業者です。
ゴミ屋敷専門の片付け業者は、家の中に物が大量にある状態や、悪臭・害虫など衛生面に問題があるケースでも対応してくれます。
そのため、以下のような方におすすめです。
・家が汚さすぎて業者に断られないか不安に感じている
・片付けも処分も全て業者にお任せしたい
また、ゴミ屋敷専門の片付け業者の場合、不用品買取やハウスクリーニングなどのサービスも片付けと一緒にオプションで申し込めることがあります。
実家の片付けについての悩みをできるだけ時間をかけずに解決したい場合は、ゴミ屋敷専門の片付け業者がおすすめです。
実家の片付け費用は誰が支払うのか
実家の片付けを業者に依頼したいけれど、『費用は誰が負担するべきなの?』と悩む方も多いのではないでしょうか。
実家の片付け費用を誰が支払うかはケースによって異なります。
今回は実家の片付け費用を誰が支払うべきなのか、2つのパターンにわけて解説します。
親御さんがご存命の場合
親御さんがご存命の場合は、原則として片付け費用は親御さんが負担します。
実家にある物は親御さんの所有物であり処分にも親御さんの許可が必要なため、依頼主が親御さんになるからです。
ただし、経済的に厳しい場合はお子さんが代わりに支払うケースもあります。
親御さんが亡くなっている場合
親御さんが亡くなっている場合は、実家の片付け費用はお子さんなどの相続人が負担するのが一般的です。
実家にある遺品は相続財産の一部となるため、管理費用も相続人が支払う必要があるからです。
相続人が複数いる場合は、相続される財産と合わせて実家の片付け費用も清算するのが一般的です。
業者に支払う片付け費用を安くする3つの方法
実家の片付けを業者に依頼したいと思ってはいても、費用の準備が難しいと悩む方は少なくありません。
そんな悩みの種である実家の片付け費用をできるだけ安くする3つの方法について解説します。
方法①自分で処分できる物は自分で処分する
業者に支払う片付け費用を安くする方法の1つ目は、自分で処分できる物は自分で処分することです。
業者の費用は主に片付ける物の量や処分する物の量によって決まります。
そのため、あらかじめ自分で片付けて部屋の中の物を減らしたり、自分で自治体の粗大ゴミ回収などを利用して処分を依頼する物を減らしたりしておくと、業者に支払う費用を安くできます。
方法②不用品買取を利用する
不用品買取を利用することでも、業者に支払う費用を安くできます。
不用品買取とは、自分にとって不要でもまだ使える物を業者に買い取ってもらうことです。
処分費用がかからずに逆に買取金額を受け取ることができるので、費用を安く済ませたい方には特におすすめの方法です。
不用品買取は不用品買取業者に依頼したり、不用品買取も行っている不用品回収業者やゴミ屋敷片付け業者に依頼することで利用できます。
方法③相見積もりをする
業者に支払う片付け費用を安くしたい時には、相見積もりをするのもおすすめです。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりをとることをいいます。
相見積もりをすることでより安くサービスを提供してくれる業者を見つけることができます。
ただし、相見積もりをする際は、費用だけではなく以下のことについても確認するのが重要です。
・料金に含まれているサービスの内容
・追加料金が発生する条件
・見積もり時の対応が丁寧でわかりやすいかどうか
実家の片付けを業者に依頼した事例紹介
「業者に依頼したことがないから、業者がどんな対応してくれるのか、想像ができなくて不安…」
こう感じている方も少なくありません。
そんな方にも安心していただけるよう、今回は実際にお片付けラボで承った実家の片付けの事例をご紹介します。
①高齢でゴミだらけになってしまった両親の住む実家の片付け
「1年ぶりに帰省したら、実家のリビングがゴミだらけに」
「異臭も漂っているし、このまま両親を住まわせるわけには…」
▼千葉県柏市にご実家があるお客様からのご依頼
・作業内容:ゴミ・不用品回収、水回りの清掃
・作業人数:3名
・作業時間:約2時間
仕事の関係で実家からは引っ越しており、一年ぶりに帰省したところ1階のリビングがゴミだらけになっていたというお客様。
自力で片付けてもゴミが減らず、自身の休みも少なくなってしまったために思い切って業者に頼ろうと決意し、お片付けラボにご依頼くださったそうです。
できればすぐにでも来てほしいとのご要望があり、お見積もりの翌日に作業を開始しました。
2階にはゴミは溜め込まれていなかったものの、過ごす時間の多いリビングにゴミが集中しており、新聞や雑貨なども床に放置されていたため、このまま放置すれば滑って怪我をする可能性があると感じる状況でした。
作業後は清潔な空間を取り戻すことができ、お客様とご両親に喜んでいただけました。
②不動産売却を控える実家の片付け
「親が亡くなった後の実家の片付けを進めているけれど、終わりが見えない…」
「転職で実家から飛行機の距離になってしまうことに…」
▼東京都練馬区にご実家があるお客様からのご依頼
・作業内容:不用品回収 / 粗大ゴミの回収 / 水回りのハウスクリーニング / 不動産売却
・作業時間:5時間
・費用:60万円(頭金0万円、4万円×24回払い)
親御さんが亡くなり遺されたご実家を売却することにしたので、家の片付けと不動産売却を一度にできる業者だと助かると思い、お片付けラボにご依頼くださったそうです。
お客様の引越しを一ヶ月後に控えているためできるだけ早くしたいということで、ご相談の二日後に出張見積もりに伺い、その翌日に作業をさせていただきました。
広々とした一軒家でしたが、その日の内に片付け作業が終わってお客様ご自身も安心したように笑顔を浮かべていらっしゃいました。
後日事務所にて、不動産の売却手続きも行いました。
実家の片付け費用についてのよくある質問
お片付けラボは年間お問い合わせ10.000件以上の実績豊富な片付け業者です。
そんなお片付けラボが実家の片付け費用についてのよくある質問にお答えします。
実家の片付けに給付される補助金など行政の支援はありますか?
自治体によっては実家の片付けに補助金などが給付される場合があります。
例えば、東京都練馬区では生活保護を受けている方が施設に入所したり亡くなったりなどの理由で家を片付けなければいけない場合に、家財処分費が支給されることがあります。
親御さんが生活保護を受けている場合はこの家財処分費を受け取れる可能性があります。
また、実家がゴミ屋敷になっている場合には、ゴミ屋敷の片付けに対する補助金が支給される自治体もあります。
東京都足立区ではゴミ屋敷の所有者が片付得られない場合には、片付け費用を区が負担するなどの支援を行うケースもあります。
他にも空き家を片付ける際に補助金が出る自治体などもあるため、一度ご実家のある自治体に相談してみると良いでしょう。
参考ページ:
不用品買取ではどんな物を買い取ってもらえますか?
不用品買取で買い取ってくれる物は業者によって異なりますが、まだ使用できる家電や家具、楽器、ブランド物などは買い取ってもらえることが多いです。
他にも骨董品やアクセサリーなども買い取ってもらえます。
お片付けラボのこれまでのご依頼では買取価格を合わせると10万円や20万円以上の高額になることもあり、買取金額がゴミ屋敷清掃・お部屋の片付け料金を超える方も珍しくありません。
お片付けラボではどんな物でも買取対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
実家じまいする場合は片付け以外にどんな費用がかかりますか?
もう実家に誰も住んでおらず実家じまいしたいという場合には、片付け費用以外に主に以下のような費用がかかります。
・不動産仲介手数料
・印紙税(不動産売買契約書に貼付する税)
・譲渡所得税(売却した際の利益に対する税)
・登記・抵当権抹消費用 など
不動産の登記抹消など必要な手続きを行う際に司法書士に依頼する場合はその依頼料も必要です。
また、売却する前にハウスクリーニングを行うのか、解体するのかなどによってもかかる費用が変わってきます。
自分のケースは何がどのくらいかかるのか気になる場合は、お気軽にお片付けラボにご相談ください。
まとめ:実家の片付け費用が心配ならまずは見積もりをとってみよう
費用の準備が難しいという理由で実家を片付けられない場合には、まずは見積もりを取ってみるのがおすすめです。
ほとんどの業者では無料で見積もりをとってくれます。
実際の金額を確認してから費用を準備できるかどうかを判断し、難しい場合はどのような対策が取れるかを検討することが大切です。
例えば、費用の準備が難しい場合には後払いや分割払いが可能な業者を選ぶと良いでしょう。
お片付けラボでは、頭金0円で後払い・自社ローンによる分割払いが可能です。
もちろんご相談・見積もりも無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。