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認知症の方がゴミ屋敷をつくる原因とは?対策やサポート方法を紹介

ゴミ屋敷片付け・清掃

2026年04月24日 | お片付けラボ専属ゴミ屋敷片付け・清掃アドバイザー投稿

「親がゴミ屋敷化した家で暮らしているけど、もしかして認知症?」「認知症が原因のゴミ屋敷にどうやって対処すればいいか知りたい」と感じていませんか。認知症によってゴミ屋敷がつくられている場合、家族が片付けようとするとパニックや怒りにつながることが多いため、どのようにサポートするべきか悩んでしまいますよね。

 

この記事では、認知症によってゴミ屋敷化してしまう原因、認知症以外のゴミ屋敷につながる精神疾患の種類、ゴミ屋敷をそのままにする危険性について解説します。さらに、認知症に適したゴミ屋敷の片付け方、片付けを専門業者に依頼するタイミング、認知症の方のゴミ屋敷片付けをサポートするときのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

認知症によってゴミ屋敷化してしまう原因

認知症によってゴミ屋敷化してしまう原因

こちらでは、認知症によってゴミ屋敷化してしまう原因を6つご紹介します。効果的なサポートをするためにも、まずは認知症の方がゴミ屋敷をつくってしまう理由を押さえておきましょう。

原因1:曜日感覚などの認知機能が低下しゴミを捨てられない

認知症の方がゴミ屋敷をつくってしまう理由として、曜日感覚などの認知機能が低下しゴミを捨てることが困難になることが挙げられます

 

「今日が何曜日の何日かわからない」「燃えるゴミを捨てる曜日がわからない」など、ゴミ出しに必要な情報が曖昧になるため、ものを捨てられず家に溜め込んでしまうことになります。また、認知症によって、物事を順序立てて考え行動することが難しくなり、「ゴミをまとめる→袋を結ぶ→ゴミ捨て場に持っていく」といった行為ができなくなる方もいます。

原因2:ゴミの分別ができなくなりゴミを捨てることが困難になる

認知症が原因でゴミの分別ができないため、捨てられずにゴミ屋敷化してしまうこともあります

 

可燃ゴミや不燃ゴミ、ペットボトル、空き缶などを分別せず1つの袋にまとめて入れてしまうため、ゴミ捨て場に持っていっても回収されず放置されることに。これにより、管理会社や近隣住民から分別をするように伝えられ、本人は自分の行動に自信が持てなくなり、トラブルを避けるためにゴミを家に溜め込んでしまうのです。

 

認知症の方は自分の失敗を恐れる傾向にあるため、「捨てる」という行動を徐々にためらってしまうと考えられます。

原因3:収集癖によりゴミを大切なものと感じ集めてしまう

認知症がゴミ屋敷につながる理由として、収集癖によりゴミを大切なものと感じ集めてしまうことも挙げられます

 

明らかにゴミと思われるものも本人にとっては宝物と感じているため、捨てることができないのはもちろん、他者が片付けようとすると怒るケースも多いです。また、外出した際に壊れた傘などのゴミを拾ってしまうこともあるため、家中にものが溢れかえることに。

 

この収集癖は、もの不足の不安や孤独感などから起こり、本人が納得できなければ他者から注意されても片付けることは難しいでしょう。

 

関連記事:実家の片付けにうんざり!親と喧嘩せずスムーズに片付けを進める極意とは

原因4:身体機能が低下しゴミ出しの行動自体が難しい

認知症によって身体機能が低下し、「ゴミ出し」という行為自体を行うことができず、ゴミ屋敷になることもあります

 

どのような身体機能の低下が発生するのかは認知症の種類によって異なりますが、例えば手足の麻痺や足をスムーズに出せないなどの症状によって、ゴミを集めたりゴミ捨て場に持って行ったりすることが困難になるのです。認知症の方の中には、「人に頼ることは申し訳ない」という気持ちからゴミ出しができないことを打ち明けられず、いつの間にかゴミ屋敷化することも珍しくありません。

原因5:妄想によって不安を感じゴミを捨てられない

認知症の症状である妄想が原因で、ゴミ出しに不安を感じ捨てられない方もいます

 

例えば、隣人の話し声が聞こえた際に「近隣住民に悪口を言われている」と思い込んでしまい、ゴミを捨てられなくなることも。中には、「命を狙われている」「警察に追われている」と強い危機感を覚え、ゴミ出しだけではなく外出もできなくなる場合があります。

 

これらの妄想は本人にとっては現実に起こっていることなので、「そんなわけないよ」と否定するとさらに症状が悪化することも多いです。

原因6:他の精神疾患の併発によりゴミ出しが困難になる

認知症だけではなく他の精神疾患の併発によって、ゴミ出しができずゴミ屋敷化することもあるでしょう

 

例えば、認知症によって生活をすることが困難になり、自分自身の健康や安全に無頓着になる「セルフ・ネグレクト」になってしまうことは珍しくありません。また、独居高齢者の認知症が進行し適切な支援がない場合、生活環境が極端に悪化する「ディオゲネス症候群(ゴミ屋敷症候群)」に誰もがなり得るという研究結果も公表されています。

 

参考:地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター|ゴミ屋敷と高齢者の関連性について

【認知症以外も考えられる】ゴミ屋敷につながる精神疾患の種類

【認知症以外も考えられる】ゴミ屋敷につながる精神疾患の種類

ゴミ屋敷につながる精神疾患は多いため、現在の状況が認知症によるものではないことも考えられます。こちらでは、ゴミ屋敷につながる精神疾患や状態について見ていきましょう。

セルフ・ネグレクト

セルフ・ネグレクトとは、自分自身の生活や安全を放置し、自己管理ができなくなる状態のことです

 

ショックな出来事や高齢による心身機能の低下、社会的孤立、経済的問題などが原因とされており、食事や着替えなど生活するうえで欠かせないことが十分にできなくなります。このため、ゴミをまとめたり捨てたりする行為もできず、家の前や室内にゴミが散乱してしまうのです。

 

生活に必要な最低限の公的サービスを拒否する方も多いので、支援することは困難といえます。

ためこみ症

ためこみ症とは、一般的に不要なものを大量にためこみ、捨てたり手放したりすることができなくなる精神疾患です

 

ためこむものは、新聞や雑誌、チラシ、古い服などが挙げられ、「まだ使える」といったように強い価値や愛着を持っているため、処分しようとすると強い苦しみを感じます。ためこんだものは家の中に溢れ、歩く場所がなくなるような状態になることも。

 

ためこんだもの本来の使い方ができなくなっていても、破棄できずゴミ屋敷と化してしまうのです。

 

関連記事:それ病気かも!ゴミを集める病気の種類と対策方法を解説

ディオゲネス症候群(ゴミ屋敷症候群)

ディオゲネス症候群(ゴミ屋敷症候群)とは、ものやゴミをため込んでしまう強迫性障害の一種と考えられている精神疾患です

 

一人暮らしの高齢者に多く見られ、認知症や社会的孤立、日常生活機能の低下と関連していることがわかっています。ゴミを捨てられなくなり、空き瓶や空き缶が転がっていたり腐敗した食べ物が置きっぱなしになっていたりするケースが当てはまるでしょう。

 

劣悪な生活環境から体調が悪化したときに、初めて家族が現状を知ることも多いです。

認知症によるゴミ屋敷をそのままにする危険性

認知症によるゴミ屋敷をそのままにする危険性

認知症によるゴミ屋敷をそのままにすることは、4つの危険性が考えられます。将来どんなリスクが発生するか、こちらで確認してみましょう。

①周囲との交流が失われ孤独死につながる

認知症が引き起こすゴミ屋敷に介入せず、放置してしまうと、本人と周囲との間に交流が失われ孤独死につながります。

 

劣悪な衛生環境によって感染症リスクが拡大する中で、認知症によって食事を忘れてしまい、十分に栄養がとれず孤独死が引き起こされることも。近年は、近隣住民との付き合いが減少しているため、一人暮らしをしていると体調を崩したときに誰にも気付かれず、悪化しやすいことも理由のひとつでしょう。

 

また、ゴミ屋敷により近隣とのトラブルを避けて家から出られなくなる認知症の方もいるため、現状をそのままにすることで孤独死のリスクは高まると考えられます。

②不衛生な環境によりさらに認知症が進行する

ものが多く不衛生な環境で暮らすことに本人がストレスを感じていると、認知症の進行を早めることにつながります

 

さらに、ゴミ屋敷であることを近隣住民に注意されたことで、「失敗を責められている」と自尊心が傷つき行動への意欲が低下してしまうと、自分で考えて動くことが減って症状が悪化することも。加えて、不衛生な室内を隠すために人と会うことが減り、脳への刺激が不足して認知症が進行してしまう場合もあります。

③介護サービスの導入が本人の拒否により難しくなる

認知症の方は、ゴミ屋敷に住んでいることから介護サービスの導入を拒否することも珍しくありません。

 

「散らかった部屋を他の人に見せたくない」「ヘルパーさんにゴミ屋敷に住んでいると知られたくない」という気持ちから、介護サービスを受けることを拒否すれば、健康状態の悪化や室内の事故の可能性も高まるでしょう。外部サポートを利用できないことで、家族が全ての介護を担うことになり、身体的・精神的に苦しさを感じてしまうことも考えられます。

④近隣住民とのトラブルに発展する

認知症によってゴミ屋敷化してしまった場合、近隣住民とのトラブルに発展することも考えられます

 

ゴミを捨てられなければ、家の中からは強い悪臭が漂い、大量の害虫発生にもつながることに。これにより、近隣住民の方から苦情を言われてしまい、自分ではどうすることもできず引きこもっていると、「改善していない」と感じられて嫌がらせを受けることもあるでしょう。

 

近年はSNSで写真や動画が拡散されることもあり、不特定多数の人に個人情報がさらされたり心無い言葉を投げられたりすることも考えられます。

認知症に適したゴミ屋敷の片付け方

認知症に適したゴミ屋敷の片付け方

こちらでは、認知症によるゴミ屋敷の片付け方について解説します。「どんな片付け方があるんだろう?」と疑問に感じている場合は、ぜひチェックしてみてください。

家族で手分けをしながら片付ける

認知症が原因でゴミ屋敷になってしまった場合、家族で手分けをしながら片付ける方法があります。膨大なゴミの量を処分するためには、誰か1人ではなく休日などで人数を集めて進めることが大切です。

 

一方で、ゴミ屋敷の片付けは工程の多さから複数人で進めても時間や手間がかかります。さらに、衛生環境を整えるために悪臭や床の染み、害虫などを徹底的に清掃・除菌するためには、専門の器具や薬剤がなければ難しいです。

 

家族それぞれに生活がある中で、認知症の方のゴミ屋敷を全てきれいにすることは現実的に困難といえるでしょう

 

関連記事:ゴミ屋敷に住む親を説得するコツをご紹介!ゴミを溜める原因とリスクも解説

自治体に相談して支援サービスを利用する

自治体によっては、ゴミ屋敷の片付けに対して支援サービスを提供している場合もあります

 

例えば、ゴミを捨てに行くことが困難な場合に自治体職員が自宅まで回収しにきてくれたり、片付け費用の一部を負担してくれたりするケースも。このようなサービスは、一般的に市区町村の福祉担当課に申請し、受理されれば利用することが可能になります。

 

申請には要介護認定や医師の診断書が必要な場合もあるので、あらかじめ確認しておくとスムーズでしょう。

ゴミ屋敷専門の片付け業者に一任する

認知症によるゴミ屋敷は、専門の片付け業者に一任することで手間をかけず短時間できれいな状態にすることができます。

 

面倒なゴミの分別や大量のゴミの回収も任せられるので、「家族できれいにするのは難しいかも」「時間がないのにどうしよう」というストレスからも解放されるでしょう。業者専門の技術や道具によって、ゴミの撤去だけではなく害虫駆除やハウスクリーニングも実施してもらえれば、衛生的な環境も簡単に取り戻すことが可能です

 

さらに、ゴミ屋敷専門の片付け業者は、近隣住民にバレないように早朝・夜間で対応してくれることもあるため、トラブルを防止したい方にもぴったりでしょう。

認知症によるゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼するタイミング

認知症によるゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼するタイミング

認知症によるゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼するタイミングは、以下の通りです。

 

・部屋にものが多いものの、認知症によって本人が片付けるのは困難
・大量のゴミや悪臭、害虫によって近隣トラブルの可能性がある
・家族で片付けるための精神的・肉体的余裕がない
・本人の施設入居や入院が決まった

 

ゴミ屋敷の片付けは、膨大なゴミの回収や悪臭・害虫対策など、膨大な工程を進めていく必要があるため、家族が仕事や生活の傍ら片付けていくことは現実的に難しいもの。無理をして共倒れになってしまうことを避け、専門業者に一任することで、最短即日できれいな状態にしてくれるでしょう。

認知症の方のゴミ屋敷片付けをサポートするときのポイント

認知症の方のゴミ屋敷片付けをサポートするときのポイント

認知症の方のゴミ屋敷片付けをサポートするときは、3つのポイントを押さえておくことが大切です。「本人を悲しませずに片付けを進めたいけど、どうすればいいんだろう」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

相手を否定せず安心できるような声かけをする

認知症の方のゴミ屋敷片付けをサポートする場合は、相手を否定するのではなく安心できるような声かけを意識することが大切です。「なんで片付けられないの」「こんなに散らかっているなんて信じられない」など、相手を責めるような言葉を使ってしまうと、認知症の方はストレスを感じ症状が進行する恐れがあります。

 

片付けることが難しいのは本人の意思によるものではないため、「ものを大事にしてるんだね」と気持ちに寄り添いながら「一緒に整理してみようか」などの安心感を感じられるような提案をしてみてください。

許可を得ながら片付けを進める

認知症によるゴミ屋敷を片付けるときは、許可を得ながら作業を進めていきましょう。片付ける際に同意を得ずに無理やり進めてしまうと、「大切なものを破棄されている」と不安になり、症状が悪化することも考えられます。

 

作業中の許可を得るときは、「捨てる」という言葉は使わず、「この箱に一旦入れておこう。必要になったらまた戻せるよ」などの提案をすることで、安心感を与えられるでしょう。また、ものを移動させる際に写真を撮ることで、場所がわからなくなることを防げるうえ、手放す傷みも軽減できます。

片付けると怒る場合は無理に続けず時間を置く

ゴミ屋敷を片付けることで認知症の方が怒ってしまった場合は、無理に続けず時間を置くことも重要です。

 

認知症の場合、他者からは価値がないように見えても「必要なもの」と認識していることがあるため、片付けられることで不安や喪失感から怒りを感じる方は珍しくありません。興奮状態にある場合は、寄り添おうとしてもかえって怒りが増幅することもあるため、無理矢理進めずに距離をとってみてください

 

認知症の方も相手を傷つけたくて怒っているわけではないので、距離をとることで「相手を悲しませた」というストレスの発生も避けられるでしょう。

認知症の方がゴミ屋敷を再発させないためのポイント

認知症の方がゴミ屋敷を再発させないためのポイント

認知症の方がゴミ屋敷を再発させないためには、以下のポイントを意識してみてください。

 

・本人がゴミ捨てできる環境を整える
・介護サービスの利用を検討する
・家族で一緒に過ごす時間を増やす
・地域の人と交流する機会をつくる

 

例えば、燃えるゴミを出す当日に「今日が捨てる日だよ」と電話をするなど、本人の状況に合わせて無理せずゴミ捨てできる環境を整えてみましょう。ゴミ出しの行動自体が難しい場合は、介護サービスを利用しホームヘルパーの方に頼んでみることも効果的です。

 

また、家族の時間を増やしたり、地域の人と交流する機会をつくったりすることで、孤独感が和らぎゴミ屋敷再発の防止にもつなげられます。人との会話は認知症の進行を遅らせることも期待できるので、検討してみてください。

認知症によるゴミ屋敷でお悩みの人はお片付けラボに相談を

認知症によるゴミ屋敷でお悩みの人はお片付けラボに相談を

認知症の場合、認知機能や身体機能などの低下によってゴミを捨てられず、ゴミ屋敷化してしまうことは珍しくありません。ゴミ屋敷の片付けは膨大な時間と労力を使うため、無理をせず片付け専門の業者に一任してみましょう。

 

ゴミ屋敷のお片付けを専門に行っている「お片付けラボ」は、年間実績10,000件超、認知症によるゴミ屋敷のお片付け実績も豊富という強みがあります。即日対応や早朝・深夜のお片付けも承っており、最大60回分割のお支払いも可能です。

 

認知症の方やご家族に寄り添った丁寧なお片付けをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

 

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