お片付けラボコラム
散らかった実家の片付けや両親に断捨離を薦める理由
2022年01月16日
30代、40代となって、自分達も家庭を持って生活を初めてしばらく経った方々
最近お正月やお盆で実家に帰省すると、自分が住んでいた頃に比べて、掃除が行き届いていなかったり、実家が散らかってきたなと感じたりする事はありませんか?
元々は綺麗好きだった両親も、高齢になるにつれて掃除や整理が行き届かなくなっていったり、全てが子供たちとの思い出の品に見えてきて捨てられなくなる、というのは珍しくありません。
今回は両親が高齢になり、施設への入居、認知症の発症、突然の不幸などが起きた場合などを想定しなければならないご年齢の方達に、実家を片付けたり断捨離したりするメリットをお伝えしていきます。
ご両親と仲たがいしないように価値観をすり合わせながら、少しずつ実家を片付けていきましょう。
なぜ片付けないのかご両親を責める前に
スムーズに実家の片付けを実現するために、まず世代間の価値観の違いを理解しておく必要があります。
現代ではミニマリストといった、モノに依存しない生活が良しとされていますが、ご両親の世代となる、60〜80代の方々は、モノが少なかった戦後を経験していたり、その後の日本の経済成長を支えてきた世代の人たちは「モノがない」大変さを知っているため、モノが多い=幸せという考えを持った人が多いです。
こういった世代間の価値観の違いは、双方の歩み寄りが最も大切です。間違っても「もうその考え方は古い」「今は違う」と完全に否定してはいけません。
まずはご両親の考え方をしっかりと聞いた上で、否定をするのではなく、段階を踏んで整理を進めるように話をしてみましょう。
実家を片付けるメリット
モノの場所を双方で管理しやすくなる
ご高齢になると、突然入院が必要になったり、介護・施設にはいることになる時もあるかもしれません。
こうした場合、両親の実家に行って、必要なものを取らなくてはならなかったり、状態に合わせて環境を作る必要がありますが、実家が散らかっていると作業が非常に手間となります。
普段から片付けた状態を保っていることは、両親だけでなく、有事の際に自分達のメリットとなります。
是非とも話し合いながら、何をどこに片付けていくのか決めていきましょう。
両親とのコミュニケーションが取れる
片付けというのは一つの共同作業です。うまく両親を巻き込んで一緒に片付けをすることは、離れて生活していた間の溝を埋め、関係を深める絶好の機会でしょう。
両親としては、子供の頼り甲斐のある姿が見られることは非常に嬉しいことであるため、「親孝行」をしているとも言えます。
人生100年時代、両親は今後も末長く頼り・頼れる関係です。良い関係を築いて今後の人生を充実させていきましょう。
安全な生活ができる
高いものに荷物が乱雑に積まれていたり、床にモノが置いてある状態は高齢になった両親にとっては非常に危険なものとなります。
地震でモノが落ちてきたり、床にものに足を取られて転んでしまった場合、非常に大きな事故となってしまう場合もあります。
心から心配していることを伝え、危険がある部分は積極的に片付けていきましょう。
まとめ
今回は実家の片付けや断捨離をするために、ご両親の価値観を知るところから、片付けや断捨離のメリット・デメリットをお伝えしました。
片付けや断捨離は本来、ご両親と自分たちの双方のために行うべきことです。
それぞれがしっかりとコミュニケーションをとり、互いに溝を作らないように、お互いの価値観を共有しながら進めるようにしましょう。
もしご自身で進める事が難しかったり、ご両親の高齢化を目にして心理的なダメージがあったりしそうであれば、ハウスクリーニングなどプロの業者への依頼も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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断捨離やハウスクリーニング、不用品回収も行っておりますので、もしご実家やご自宅の片付けの依頼を検討中ということであれば、是非お気軽にお問い合わせください。
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