お片付けラボコラム
汚部屋・ゴミ屋敷による害虫の種類と、害虫を発生させない対策について紹介
2022年03月12日
絶対に部屋に出て欲しくないのが害虫。しかし、その思いとは裏腹に現れてしまった時の衝撃は計り知れません。
今回は、場所別に発生しやすい害虫をまとめました。害虫についてよく知り、害虫を発生させない部屋を作り出しましょう。
目次
どこにでも発生する害虫の代表格
ゴキブリ
言わずと知れた害虫の代表となります。自分の部屋を清潔に保っていても、周囲が飲食店だったりすると、近寄ってきてしまうことがあります。
とくに注意すべきは、段ボール。段ボールは高温多湿で隠れやすく、ゴキブリが非常に住みやすい空間です。ネットショップで届く段ボールは、そのままにせずきちんと廃棄することをお勧めします。
ダニ(チリダニ等)
小さく、人の目ではほとんど見えない虫です。
ベッドやカーペット等、湿気が多いところに発生しやすく、刺されたり、アレルギーの原因になったりします。
乾燥に弱いので、気になった場合はベッドやカーペットをしっかり洗い、よく乾燥させましょう。
畳に発生しやすい害虫
シバンムシ
茶色い小さな虫です。中でもタバコシバンムシと呼ばれる個体は、畳に発生すると半永久的に増え駆除が大変になります。
また、このシバンムシは他の虫を呼び寄せる(寄生される)こともあるので、早急に駆除が必要です。
シバンムシアリガタバチ
前述のシバンムシに寄生するハチです。蜂ですがアリのような見た目をしています。
大きさは1~2mm程度と小さいですがれっきとしたハチで、特徴は何と言っても毒針を持っているので刺される可能性があることです。
刺されると「アナフィラキシーショック」や「アリガタバチ刺症」を起こす危険性もあるので注意が必要です。
タンスやクローゼットに発生する害虫
カツオブシムシ
タンスやクローゼットの中の衣類を食べる害虫です。
見た目はテントウムシのような丸い形をしていて、日本では、黄色っぽくカラフルな「ヒメマルカツオブシムシ」と、黒一色の「ヒメカツオブシムシ」の2種類が生息しています。
カツオブシムシは人を噛んだりしないため基本的には無害ですが、幼虫が大事な衣類を食べてしまうので駆除が必要です。
イガ・コイガ
1センチ前後の小さな蛾です。
やはり成虫は直接人に害はないのですが、幼虫が乾燥保存食や衣類の繊維を食べます。
光を嫌う習性があり、タンスやクローゼットの奥深くに潜り込むため普段見かけることはあまりありません。そのため、被害が広がりやすく、存在に気が付く前に服に穴をあけられてしまうことも少なくありません。
害虫はアレルギーや食中毒の原因になることもある
虫によってはアレルギーや食中毒の原因になることがあります。
例えばダニは、アレルギーの要因になりやすく、鼻水や咳の原因になることがあります。
糞や死骸であってもアレルギー反応を起こすことがあるため、注意が必要です。
そのほか、刺されたり噛まれたりすることのない虫でも、病原菌を持っている可能性があります。
とくにゴキブリやハエは、不衛生な場所を移動しているため「大腸菌、サルモネラ菌、赤痢菌、コレラ、大腸菌O-157」など、病気の引き金になる菌を媒介していることもあるので注意しましょう。
このように汚部屋には、さまざまな害虫が湧いてしまいます。害虫を発生させないためにも、部屋は綺麗にしておきましょう。
害虫がいなくなる部屋を作るには?
汚部屋に害虫が湧きやすい理由は、主に2つあります。
・餌が豊富
・隠れ場所が豊富
これら2つに対策をしておかなければ、スプレーで殺虫しても、次から次に湧いて出てきてしまいます。
とくに部屋の中は、室温が一定に保たれるため、害虫にとって住みやすい環境になってしまっている可能性もあります。
虫を発生させないようにするには、虫の餌や隠れ家になる場所を排除することが必要不可欠です。
まとめ
害虫被害はどんなお家でも発生する可能性がありますが、部屋が汚いほどその可能性は高まります。清潔な部屋を保ち、できる限り害虫のいない快適な生活を過ごしましょう。
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