お片付けラボコラム
【対策まで解説】部屋の片付けを始められない原因と対処法を教えます!
2023年07月11日
「部屋を片付けたいのに、どこから手を付けていいのか分からない」「片付けをしたい気持ちがあるのに、何となくやる気が出ない」・・・そんなことはありませんか?
片付けを「始めたいのになかなか始められない」のにはいくつか理由があります。
今回は片付けを始められない理由・原因について説明し、片付けを行うためにしておきたいことについてお話ししていきます。
また、手を付けやすい場所についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
片付けが始められない理由とは?
まず、なぜ片付けが始められないのか、その理由から考えていきましょう。
どこから始めたら良いか分からない
片付けを始めようと思っても、どこから手を付けるのがベストなのかが分からないという人は多いでしょう。
特に部屋数がいくつもあったり、部屋が非常に汚かったりすれば迷うのは仕方がないかもしれません。
一日の時間は限られていますから、片付けを行う時間は限られていますし、全ての体力を使い果たしてしまっては他のことができなくなってしまいますよね。
効率よく片付けを行うためにはどうしたらいいのか・・・と考えているうちに面倒になったりやる気が失せてしまったりすることも考えられます。
これは片付けのスキルや知識が不足していると起こりやすくなります。
片付けを行う時間がない
仕事や家事、勉強以外にもやらなければならないことはたくさんあります。
その中で片付けに割く時間を見つけるのが難しいという場合も良くあるのではないでしょうか。
「しなければならないこと」には優先順位があり、仕事を休んで片付けをするというのは現実的ではありません。
そうなると、どうしても片付けは後回しになりがちです。
また、仕事ややらなければならない家事などを行うと疲れてしまって「片付けをしよう」という気力や体力が残っていない場合も考えられます。
「片付けは時間もかかるし体力も必要」というイメージがあると、手を付けにくいということもあります。
以前に片付けに失敗している
以前に片付けや断捨離がうまく行かなかった場合、その失敗や経験がトラウマになってしまうことがあります。
「また同じように失敗してしまうのではないか」と不安になったり自信がなくなってしまったりするのです。
そこまでいかなくても、苦い経験はモチベーションを著しく低下させる原因になります。
次はどうやったら成功するのか、どのように進めていけばいいのかといった前向きな考え方ができなくなってしまう可能性もあります。
やる気が出ない・気が進まない
もともと片付けが苦手な人や時間・労力を考えるとやる気になれないという人もいます。
たとえ一人暮らしの小さな部屋でもきれいに片付けようと思ったら1日では終わりません。
すぐにきれいになったと実感が持てない人や、とりあえず暮らせているからいいかと感じている人には、ハードルが高く、やる気が起きないこともあるでしょう。
また、片付けを行う時間があるなら趣味などに使いたいと思っている場合、片付けようという気持ちが大きくならない可能性もあります。
片付けは大変だという思い込みがある
雑誌や書籍、ウェブサイトなどには片付けや断捨離などの情報があふれていますよね。それらの情報に触れるたびに「やっぱり片付けはマメな人にしかできないんだ」などと感じてしまう人も少なからずいるのではないでしょうか。
誰かにとって簡単だと思うことが、自分にとっては非常に大変だと感じてしまうこともあります。
普段から「手際が悪い」「何かを続けることが難しい」「家事が苦手」と思っている場合には、下手に手を出さない方がいいのではないかと考えてしまうのかもしれません。
片付けられないのはADHD・ADDの可能性も
発達障害のひとつであるADHD(注意欠陥多動性障害)やADD(注意欠陥障害)を持っている場合、集中力などを自分でコントロールすることが難しいため、片付けができないことがあります。
ADHDとADDは日本語で見るとよくわかりますが、多動性、つまりじっとしていることが苦手なADDともいえます。
ただし、二つが多動性を抜けば同じものだと考えるのは正しいとは言えないことも付け加えておきます。
しかし、ADHDやADDだからと言って、片付けができないという訳ではありません。
自分の症状をきちんと理解し、できることから始めていきましょう。
片付けを始めるためにしておきたいこととは
では、実際に片付けを始めるためには、どんなことを考え、何をすればいいでしょうか。
一度に片付けようと気負わない
まず、「一度に片付けよう」「一気に片付けてしまおう」と思わないことが大切です。
部屋全体を一度に片付けることができればもちろんいいのですが、それは不可能というもの。
少し手を付けた状態で「これは一日では終わらない!」と焦りが出たり、やる気が失せてしまったりしてしまいます。
最初から無理な目標を立てず、できる範囲で行っていくことで抵抗感を減らすことができます。
片付けをする時はエリアやカテゴリーで分割し、さらに作業を細かく分けることで段階的に進めるのが理想です。
こうすることで片付けの成果が見えやすくなり、継続していこうという気持ちにつながります。
また、毎日5~15分といった時間を決めて行うのも効果的です。
時間がかかっても、「最終的に部屋がきれいになればいい」と感じられれば手を付けやすくなります。
モチベーションを高める
重い腰を上げるためにはモチベーションアップも欠かせません。
例えば、「こんな部屋で暮らしたい」と自分の好きな部屋のイメージを思い浮かべるのもいいでしょう。
他にも、きれいになった部屋なら「使いたいものを探さなくて済むのでイライラが減る」「いつでも人を呼べる」「○○さんの家はきれいに片付いて偉いと褒められる」といったメリットを考えてみるのもおすすめです。
また、「この部分を片付けたらゆっくりお茶を飲む」「このクローゼットが片付いたら自分にご褒美を出す」という方法も有効です。
片付けの方法に関する情報を集める
片付けにはやり方やコツがあります。
何も知らずに始めてしまうと失敗してしまう可能性があるので、まずは情報を集めておきましょう。
具体的に片付けの方法を説明しているものや収納術、インテリアに関するものなどがおすすめです。
誰かが実際に片付けて成功した体験談なども参考になります。
他の人がどのように片付けを行っているのかを知ることで、自分の片付けに活かすことができるでしょう。
情報は本やウェブサイトの記事だけでなく、動画などもぜひ見てみてくださいね。
片付けに集中できる環境を整える
短い時間であっても片付けに集中できる環境を整えておくことは大切です。
まずは、出てくるゴミを捨てるためのゴミ袋やヒモ、ハサミなどを準備しておきましょう。
ゴミの分別が必要な場合は、ゴミ袋をいくつか用意しておくと後から分別する必要がありません。
また、汚れが酷い場所を片付ける際は、マスクや使い捨てのビニール手袋を用意しておくと安心です。
どんな状態が最も集中できるかは個人によって異なりますが、自分に合った環境を作っておくといいでしょう。
例えば、静かな方がいい人はテレビなどを全部消しておいた方がいいですし、反対に好きな音楽を聴きながらの方が集中できるならイヤホンなどをしたままでも構いません。
自分の好みや作業スタイルに合わせることで、より片付けがはかどるはずです。
家族や友人・プロのサポートを受ける
黙々と作業をするのが苦手だという場合は、無理に一人で片付けようとしない方がいいでしょう。
家族や友人などに声をかけて、手伝ってもらうのもひとつの手です。
話しながら手を動かせば、片付けも楽しくなるかもしれません。
誰かを巻き込みたくないけれど、本気で片付けを始めたいという人はプロに伴走を依頼する方法もあります。
家事代行の中には「整理収納サービス」と呼ばれるサービスを提供している業者があります。
整理整頓や収納について豊富な知識と経験を持ったプロが、依頼人の悩みを聞き、解決方法を提示したうえで一緒に片付けを行ってくれます。
細かいアドバイスなどをもらうこともできますし、片付けに関する相談にも乗ってくれるので試してみる価値はあるでしょう。
契約内容は業者ごとに異なりますので、依頼をする際はよく確認してから契約するようにしてください。
気乗りしない片付けはどこから始めればいいのか
片付けを始められないという人は部屋のどこから手を付ければいいのでしょうか。
こちらも個人差がありますが、おすすめの場所をご紹介します。
下駄箱
下駄箱は出し入れがしやすいように作られていることがほとんどです。
片付けの基本とは「中身を全部出して要るか要らないかを判別して、いるものだけを取り出しやすくしまう」こと。
靴を広げるスペースがあり、靴以外のものが入っていないことが多いので片付けがしやすいのが特徴です。
特別な素材などを使っていない限り、ゴミの分別も限定的なのも最初に手を付けるのにぴったりな場所でしょう。
毎日のように開け閉めする場所ですから、きれいになったと実感しやすいのもポイントです。
テーブルや机の上
テーブルや机は普段から良く使う場所です。
その上に余計なものが置かれていると、食事や勉強の邪魔になりますよね。
机の引き出しなどは後回しにして構わないので、とりあえず上だけをきれいにしてみましょう。
目の前が開けた状態になると「何もないってこんなに楽なんだ!」と実感するはずです。
ベッドの上や枕元
ベッドは部屋の大きさに占める割合が大きいですよね。
起きた時にさっとベッドメイクをしたり、脱いだパジャマや服などを置きっぱなしにしたりしないだけでスッキリした印象になります。
宮付き(ヘッドボード部分に棚や引き出しがついている)のベッドであれば、目覚まし時計やスマホの電源コードなどをきちんと並べるだけでも見栄えが良くなります。
朝一番で行うことで、気持ちも上がるという点もおすすめする理由のひとつです。
目に見える場所にある一種類のものだけ片付ける
こちらは場所ではありませんが、例えば、「床やソファに置きっぱなしになっている衣類だけを片付ける」という方法もあります。
全部片付けようと思ったら時間がかかるので、とりあえず目についたものをあるべき場所に置いてしまうのです。
スーツなどはハンガーにかける、靴下やシャツなどはランドリーボックスに入れる・・・それだけでもかなり見た目がすっきりします。
これらの場所に共通するのは「一目できれいになったと実感できる」ということです。
ひと手間できれいになると分かれば、じゃあ次は・・・と考えやすくなります。
面倒な場所は後回しても構いません。
まずは、始めるきっかけになることが大切なのです。
どうしても始められないと思ったら片付けのプロに依頼しよう
自分でやろうと思っていたのに、急に仕事やそれ以外の用件で時間が取れなくなってしまった、ということは良くありますよね。
それ以外にも体調がよくなかったり、季節の変わり目などに気分が沈みがちになったりすることもあるでしょう。
そんな時は無理をして片付けをしてもいい結果は得られません。
むしろマイナスの印象が残ってしまい、ますますやる気がなくなってしまう可能性もあります。
そんな時にはプロに片付けをお願いしてしまいましょう。
お片付けラボなら、年中無休・24時間対応で思い立ったらすぐに依頼できます。
お問い合わせいただいたその日に片付けを行うことも可能です。
一括払いが厳しいという方は、現金の分割払いや後払い制度をご利用ください。
クレジットカードがなくてもお支払いが可能で頭金も不要です。
見積りやご相談は無料で行っております。
キャンセル料もかかりませんのでぜひお気軽にご相談ください。
お片付けラボの作業実績は《こちら》からご覧いただけます。