お片付けラボコラム
なぜ高齢者はゴミ屋敷化しやすいの?部屋がゴミ屋敷化する原因と対処方法とは
2022年09月30日
お片付けラボでは、年間多くのゴミ屋敷の片付けや不用品回収のご依頼を頂戴しております。東京・千葉・神奈川・埼玉周辺エリアで活動するお片付けラボは、ゴミが家に溢れかえって片付けられず困っている、いわゆるゴミ屋敷化したお部屋を片付けたいというお客様にピッタリなお片付けプランや料金相場をご提案させていただいております。今回は、高齢者のゴミ屋敷問題について解説いたします。
目次
なぜ高齢者はゴミ屋敷になりやすいの?
少し前までゴミ屋敷と無縁だったはずの人が高齢になった途端、家をゴミ屋敷化させてしまうケースは近年非常に増えています。では、なぜ高齢者はゴミ屋敷になりやすいのでしょうか?
体力・気力の低下
若い頃は体力があるため、家の掃除や片付け・断捨離などが簡単にできます。しかし年とともに筋力が衰え、体力・気力も低下すると、昔と同じように動くことは難しくなってしまいます。ゴミ出しや片付けは、思う以上に体力と気力が必要です。若い頃は当たり前にできていたことが難しくなることにショックを受ける高齢者も少なくありません。
少しの作業でも疲弊してしまうことが多くなれば、家を片付ける頻度が減ってしまいゴミ屋敷になりやすくなります。また思うように動けないことにストレスを感じる人も少なくありません。老化はストレス耐性も衰えるため家族からゴミについてきつく指摘されれば、さらに心身が弱る原因になります。
認知症などの病気の影響
個人差はありますが、高齢になると認知機能の低下が起こり始めます。必要な物と不要な物の判断が下せなくなったり、ゴミ収集日を中々思い出せなくなったりします。以前と変わらないように見えても、軽度の認知症を患っていればゴミをゴミとして認識することが難しくなるため、自然と家がゴミ屋敷につながりやすくなると言えるのです。ためこみ症やうつ病もゴミ屋敷になりやすい精神疾患なので、注意が必要です。
セルフネグレクト
セルフネグレクトとは、お風呂や食事などの自身のケアが難しくなる心の不調です。配偶者が亡くなった時などに陥ることが多く、ゴミ屋敷化が進む原因の一つとされています。セルフネグレクトは、ゴミ捨てや家の掃除などの衛生面も疎かになります。何に対しても無気力になるため、放っておけば最悪孤独死の危険もあるので注意が必要です。
もったいない精神
祖父母や親世代の高齢者は戦争やオイルショックといった物資が満足に手に入らない時代を経験しているため、物を捨てることを「もったいない」と感じる人が多くいます。今でこそ物が壊れたらすぐに買い替えることが当たり前になりましたが、昔の人は壊れた物を修理したり穴が開いた服を縫い合わせたりして使い続けていました。
まだ使えるものを捨てることにもったいないと感じ、大切に使い続けるのはとてもすばらしいことです。しかし不用品を捨てずに家の中に溜めこみゴミ屋敷化させてしまえば、怪我などのトラブルの原因になってしまうので早めの解決が重要になります。
人に迷惑をかけたくないという心理
高齢者は、多かれ少なかれ人様に迷惑をかけたくないという思いがあります。しかし家がゴミ屋敷になり助けを求めるべき時に求めなければ、どんどん悪化して怪我や火災の原因になる恐れがあります。また近隣住民との関わりが昔よりも希薄になったため、孤独からゴミを溜めこむようになったりゴミ屋敷化の進行が早くなったりすることが増えているようです。
説得をする際に否定的な言葉をかけるのはNG!
高齢になった親の様子を見に実家を訪れたら、いつの間にかゴミ屋敷化していたというケースは決して珍しくありません。実家を片付けるためにはまず親の説得が不可欠ですが、ここで否定的な言葉を投げかけるのは厳禁です。
親が心配だからと厳しい言葉を投げかけても、心を閉ざしてしまうようになるだけです。親子関係が険悪になれば、今後の説得は難しくなります。説得をする際は親の気持ちに寄り添い、ゴミ屋敷のデメリットや実際に起こり得るトラブルを説明する方が効果的と言えるのです。
高齢者のゴミ屋敷の対処方法とは
高齢者によるゴミ屋敷問題は、私たちが考えている以上に身近な問題になっています。では実際に高齢者が家をゴミ屋敷化させてしまった時にできる対処方法には、どんなものがあるのでしょうか?
家族・友人で片付ける
まとまった時間と人手が確保できれば、清掃業者に依頼しなくてもゴミ屋敷の片付けが可能です。家族や友人・知人で手分けして片付ければ、あっという間にゴミ屋敷が解決するでしょう。金銭的な負担もかかりません。
しかし、普通の掃除用具では全ての汚れが落としきれなかったり大切な物もゴミと一緒に捨ててしまったりするというトラブルが考えられます。また、面倒だからといって、高齢者に準備や連絡などを丸投げしてはいけません。協力する人も一丸となってサポートする必要があります。
行政のサービスを利用する
住んでいる地域にもよりますが、近年ゴミ屋敷になってしまった高齢者を支援するサービスが充実している自治体が増えてきました。相談をすることで、さまざまなゴミ屋敷に対応した実績を持つ第三者からゴミ屋敷解決のための適切なアドバイスやサービスの紹介をしてもらうことができます。ただ自治体によってサービスが異なったりそもそも実施していないことがあったりするので、まずは問い合わせてみることがオススメです。
民間の清掃業者に依頼する
「ゴミ屋敷の状態が酷く手が付けられない」「行政のサービスにも頼れない」といった場合は、民間の清掃業者に依頼することがオススメです。プロの清掃業者は、不用品や粗大ゴミの回収はもちろんハウスクリーニングや害虫駆除、消毒作業も行ってくれます。特殊清掃も行えるため、普通の掃除用具で落とせない汚れや異臭にも対応可能です。
料金面で不安に感じる方も利用しやすいように、最近では分割払いや後払いが利用しやすいところも増えています。家族や知人が掃除をするよりも、スピーディーかつ確実に綺麗になることが清掃業者の最大のメリットと言えるでしょう。
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高齢者の家がゴミ屋敷となった場合、怪我や病気の危険性がとても高くなってしまいます。高齢者だけでゴミ屋敷を解決することは難しいため、家族や周囲の人の協力が不可欠です。なぜ家をゴミ屋敷にしてしまったのかを明らかにすることで、ゴミ屋敷の再発を防ぐことにも繋がります。高齢者がスッキリとした家で安心して穏やかな日常を送れるように、ゴミ屋敷の解決はとても重要なのです。
お片付けラボは、どんな状態のゴミ屋敷でも対応可能です。急ぎのご依頼はもちろん、作業後に再発を防ぐアドバイスもさせていただいております。ご相談・お見積もり作成・キャンセル料は全て無料です。お支払いが不安に感じるお客様にも安心していただけるよう、弊社独自の分割払い・後払いもご利用いただけます。クレジットカードのご利用額がいっぱいでもご安心ください。高齢者のゴミ屋敷にお悩みなら、ぜひお片付けラボにお気軽にご相談ください。
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