お片付けラボコラム
近くのゴミ屋敷へはどう対処すべき?トラブルにならない対処法
2022年10月22日
家の近くにゴミ屋敷があると、ニオイや害虫の発生など、様々なトラブルが起きがちです。貸している物件がゴミ屋敷になった、という家主さんもいるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷を勝手に片付けるのは得策ではありません。ゴミであっても私有財産であり、トラブルに発展してしまいます。
この記事では、ゴミ屋敷になる原因と、近くのゴミ屋敷のゴミを勝手に対処したら何が起きるかを解説。その上で、ゴミ屋敷に適切に対処する方法を紹介します。
目次
近くにゴミ屋敷が!ゴミ屋敷になる原因
家の近くにゴミ屋敷があると、ニオイや悪臭、害虫の発生など様々なデメリットがあります。
1.心身の病気
2.セルフネグレクト
そもそもどうして、家がゴミ屋敷になってしまうのでしょうか?後ほど解説するトラブルと合わせ、原因も知っておきましょう。
心身の病気
ゴミ屋敷になる原因は、心身の病気が原因と言われています。ゴミ屋敷の主は高齢の方が多いです。
体の自由が効かないため、片付けをする余裕がなく、徐々にゴミ屋敷となってしまいます。重い物を運べず、片付けする体力の余裕がありません。
また、ADHDやうつ病など、精神的な病気もゴミ屋敷化する原因です。精神的に障害があると、物の片付けや整頓ができず、何もかも溜め込んでしまいます。
心身の病気が原因でゴミ屋敷となっている場合は、医療的な助けが必要です。
セルフネグレクト
ゴミ屋敷化は、セルフネグレクトも一因と言われています。セルフネグレクトとは、自分の世話ができない状態のことです。
うつ病やADHDなどの精神疾患が原因で、徐々に自分の世話すら放棄してしまいます。衛生面、食事などに気を使えなくなり、家がゴミ屋敷化してしまう病気です。
精神的ストレスが多い現代人に増えており、年齢に関係なくゴミ屋敷になってしまう若者も多いでしょう。
近くのゴミ屋敷への対処を勝手に片付けるとどうなる?
近くにあるゴミ屋敷。一刻も早く片付けしてしまいたい気持ちはわかります。しかし、勝手に人の家の物を片付けると、あなたが法律に違反する可能性があります。
1.私有財産の処分は違法になる
2.ゴミ屋敷住人とトラブルになる
3.最悪事件に発展することがある
もし勝手にゴミ屋敷を片付けたら、どのようなことが起きるでしょうか。詳細を説明します。
私有財産の処分は違法になる
ゴミ屋敷だとしても、住人の私有財産に当たります。仮にゴミだとしても、人の敷地内にある物を勝手に処分してはいけません。
他人からはゴミに見えても、住人にとっては宝物の可能性もあるのです。人の持ち物を勝手に捨てることは、法律違反です。
近くのゴミ屋敷に皆が迷惑していても、勝手な処分は自分の立場を悪くします。自己判断で、ゴミ屋敷の物を処分してはいけません。
ゴミ屋敷住人とトラブルになる
ゴミ屋敷の中の物は、他人から見るとガラクタに見えるでしょう。しかし、ゴミ屋敷住人にとっては大事な物です。
大事な物を勝手に捨てたら、当然怒り出すはず。なおかつ、ゴミ屋敷住人は精神疾患を抱えているケースが多く、普通の話が通じないことが多いです。
そのため、口論になったり、相手から暴言を吐かれるなど近隣トラブルに発展してしまうでしょう。
最悪事件に発展することがある
ゴミ屋敷住人の中には、一般常識が通じないほど精神状態が悪い人もいます。例えば、被害妄想にとりつかれているケースもあるでしょう。
精神状態が悪化していると、ゴミの処分をされたことであなたを逆恨みし、攻撃を仕掛けてくるかもしれません。
最悪の場合は、あなたや家族に危害を加えるなど、事件になることも考えられます。
上記の理由から、勝手にゴミ屋敷のゴミを処分することは非常に危険です。法律違反に当たる行為でもあるため、自己判断の処分はやめてください。
近くのゴミ屋敷への正しい対処法
近くのゴミ屋敷への正しい対処法を解説します。勝手に処分することはできませんが、行政や専門家の力を借りれば対応は可能です。
1.行政に依頼する
2.地域包括支援センターに依頼する
3.警察に依頼する
4.自治体に注意をしてもらう
5.弁護士に依頼する
最近はゴミ屋敷は社会問題となっており、行政でもゴミ屋敷についての条例が定められている自治体があります。然るべき場所へ相談し、適切にゴミ屋敷に対処しましょう。
行政に依頼する
ゴミ屋敷問題でお困りの方は、まず行政に相談しましょう。自治体によっては、ゴミ屋敷に対する条例が定められている場合があります。
近隣の住民が快適かつ衛生的に過ごすための条例です。行政に相談すれば、役所を通じてゴミ屋敷住人に注意してもらえます。
何度も注意をし、それでも改善しない場合は、行政による強制執行も可能となるケースがあります。
地域包括支援センターに依頼する
住人が精神的な問題を抱えている場合は、地域包括支援センターへの依頼も検討しましょう。
原則地域包括支援センターを利用できるのは、本人または家族です。住人の家族と話し合い、センターの力を借りてゴミ屋敷の片付けをしてもらえます。
また、身寄りがない高齢者の場合は、弁護士や自治体経由での依頼も可能です。
警察に依頼する
住人とのトラブルを避けるために、自分でゴミ屋敷の住人と交渉するのは避けましょう。警察に相談すれば、ゴミ屋敷住人に注意してもらえます。
近隣住人からの注意だと角が立ちます。しかし、警察官からの注意であれば聞き入れる住人もいるでしょう。
一度最寄りの交番に相談し、ゴミ屋敷住人に対して注意を促してもらってください。
自治会に注意をしてもらう
お住まいの自治会で、ゴミ屋敷の住人に抗議や注意をしてもらうことができます。自治会は、その地域を取り仕切る組合のような団体です。
自治会経由であれば、直接の話し合いを避けられるため、トラブルに発展しづらいでしょう。
ただし、自治会で対応できるのはあくまで注意のみで、強制力はありません。
弁護士に依頼する
近くのゴミ屋屋敷の状態が改善しない場合は、弁護士に依頼しましょう。自治会を通じて、弁護士に対して依頼をかけることもできます。
現時点ではゴミ屋敷に対し、明確な法律はありません。しかし、ゴミ屋敷住人から何らかの迷惑行為を受けているなど、実害があれば損害賠償の請求など、法的対処も可能です。
例えば、隣の家のゴミが自宅の庭に溢れてきているケースなどです。証拠集めや訴訟など、弁護士の法的なアドバイスを受けた方がスムーズに手続きできます。
また、貸している物件をゴミ屋敷にされた場合も、内容証明送付をしてもらえます。
近くのゴミ屋敷の掃除はお片付けラボへ
家の近くのゴミ屋敷への対応は、行政や専門家を通しましょう。直接交渉しようとすると、話がこじれてしまいます。
思わぬトラブルに発展することもあるため、自分で勝手な対処は避けてください。
また、貸していた物件がゴミ屋敷となり、退去後の片付けに悩んでいる方もいるでしょう。ゴミ屋敷を片付けるのは、かなりの手間がかかります。
そんな時は、清掃業者や便利屋など、片付けを代行してくれる業者に依頼するのがおすすめです。
お片付けラボは即日対応も可能。退去後に残されたゴミの対応もお任せください。ゴミ屋敷の大量のゴミ、大型家電や家具も回収します。
ゴミ屋敷の後処理にお困りの、家主さんからのお問い合わせもお待ちしております。
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