あらゆる地域で、これからを担う若者が都心部に集まり過疎化が進んでいます。子どもの自立を見送り、長年連れ添ったパートナーを失くす。そんなライフステージに立つ方は多くいることでしょう。独りになったとき、人はどうしても落ちてしまった感情を立ち直すことに時間がかかってしまうのです。

 

今回は独居する老人が自宅をゴミ屋敷にしてしまう理由とそのトラブル、対処法を解説していきます。

 

独居老人宅がゴミ屋敷になる理由

 

多くの老人の自宅がゴミ屋敷になってしまう理由は次の通りです。

 

・片付けの判断が低下する
・パートナーの喪失に心の時間が止まってしまっている
・病気や気力、体力の低下
・セルフネグレクト
・精神疾患
・物を捨ててはいけないという心理

 

高齢になることで気力や体力の低下が生じるのは致し方ありません。その中で、自分の老いを楽しみながらどのように暮らし、折り合いをつけていくのかが大切になってきます。

 

ですが、病気（持病を含む）を患っているとなると、さらに追い討ちをかけられることとなります。気力が落ちれば判断力も鈍り、物の要不要の判断どころではありません。この年代に多い精神疾患として、次の6つの病状が挙げられます。

 

・溜め込み症
・鬱
・統合失調症
・ADHD
・ASD
・アルコール依存症

 

加えて、認知症を抱える方もいます。片付けとは気持ちと冷静な判断、体力がないときには大変な作業になります。高齢者のように気力や体力、判断力が低下していればなおさらです。結果、高齢の方はネグレクトになってしまう流れに陥ることになってしまうようです。

 

物不足を経験してきた高齢の方は、幼少期の記憶と体験から、使える物に限らず、持っている物を捨ててはいけないという心理に縛られています。これは一種のトラウマに近いものです。溜め込み症はこの点と関連している可能性があります。

 

生きてきた環境の影響、共に生きてきたパートナーを失い独居となった老人にとっては、今置かれている自分の環境がどうあろうと気にならないのではなく、きちんと見えていないのです。

 

独居老人のもたらすゴミ屋敷トラブル

 

家の中だけならともかく、外にまで異臭やゴミの袋、不用品が放置される状態になっている場合は深刻です。これでは近隣に住む人は困ってしまいます。

 

荒れた場所にはどうしても似た物が引き寄せられる性質があります。結果として、ゴミ屋敷の敷地内に不法投棄がされるようになり、万一火災が起きた場合には近所にも広がる可能性があるので危険です。

 

当人の問題としては、足場が悪く転倒しやすい点や病気をして意識不明になっても気づかれず、最悪の場合孤独死となるケースがあるのが現状です。このような状況だと、本人の意思改革をするにも他者の助けが必要になります。身内が居れば、身内の方が定期的に声をかけて様子を見るなどのフォローがあると理想的です。

 

独居老人にできる対処法

 

第一に孤立させないことが最優先事項です。身内の方が遠方にお住まいなら、行政の定期訪問、その際の報告をくれるサービス利用を検討するのも良いかもしれません。この際にゴミ屋敷のまま暮らすメリットがないことを、身内の方と行政の方と合わせて説明し、業者に依頼する方向で話を進めます。

「勝手なことをしないでくれ」と言われたら

中には「勝手なことをしないで欲しい」と言われることもあります。身内の方、もしくは行政の方がどう伝えたら効果があるのか、話をしながら見定めていく必要があります。中には身内に言われると聞く耳を持たない方もいます。そんな時は行政の方に協力をしてもらい話をしてもらい説得するようにしましょう。他人から言われると納得してくれる方も多くいらっしゃいます。

 

【重要！】業者選びのポイント２つ

 

片付け業者と一言に言っても多くの業者が存在します。まず、部屋全体が物やゴミで覆われており床が見えない状態なら、ゴミ屋敷の片付けと清掃の実績がある業者に絞りましょう。

 

ポイント①ゴミ屋敷のある近所の業者から選ぶ

どんなに口コミやレビューがよく、実績のある片付け業者といえども、県外など遠方の業者への依頼はオススメできません。ゴミ屋敷のある近所で探す方が得策です。なぜなら、ゴミ屋敷の住まいがある地域のゴミ処理法に関しての知識があること。また近隣の業者に依頼する方が出張費を抑えることができるからです。

 

見積相談の段階での出張費は比較的無料であることが多いですが、いざ依頼した際には別料金として発生します。金銭的に余裕があれば良いのですが、2回目以降の依頼をしたいと思ったときに継続して頼みやすいのもあります。ぜひゴミ屋敷近隣の片付け業者で相性と作業内容に納得できる業者を見つける方が安心です。

 

ポイント②相見積をしてプランを比較する

業者によって、基本料金に含まれる作業内容が異なります。そのため、まずはどこまで作業をして欲しいのかを明確にし、希望の作業を行ってくれる片付け業者に絞ることが大切です。

 

またこの段階で、悪徳業者でないかどうかの見定めも欠かせません。中には見積とは別に作業終了後に追加で多額の支払いを要求されたケースがあります。この点をしっかり確認する点でも、複数の業者で見積を出して、費用と業者スタッフの相性、好感度などもチェックすると良いでしょう。独居をしている高齢の方に対して耳を傾ける姿勢など、物腰の柔らかいスタッフがいてくれると、依頼者にとっても心強いかと思います。

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また広告費をカットし、口コミのみで認知してもらえるようになりました。これにより無駄なコストを削減、ご依頼者様の費用を少しでも抑えるための取り組みです。ありがたいことに、口コミで広がった結果での実績ですので、安心してご利用頂けます。

 

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