お片付けラボコラム
どうして部屋の片付けでこんなに疲れるの?その原因と解消法
2023年06月23日
部屋の片付けを行うと、「すぐに疲れてしまう」「一度疲れたらなかなか治らない」と感じていませんか?
その結果、疲れたからやりたくなくなったり、面倒になってしまったりと、片付けが進まない悪循環に陥ることもあります。
部屋の片付けで疲れるのは体だけと考えがちですが、実は頭もかなり使っていることをご存じでしょうか。
今回は片付けで疲れる原因や疲れを軽減する方法とともに、心身の疲れを回復させる方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
片付けが疲れる理由
ここでは片付けをすると、なぜ身体と脳が疲れるのかをご説明していきます。
身体的な疲れ
片付けで体が疲れるのは、3つの原因が考えられます。
ひとつ目は「普段は使わない筋肉を使っていること」です。
例えばキッチンの吊戸棚やシンク下などの高い場所や低い場所の作業は、日常の生活や片付けではあまり行わない動作ではないでしょうか。
後になって「なんでこんなところが筋肉痛になるんだろう」と不思議に思うこともあるはずです。
ふたつ目は「重いものやかさばるものを持って移動すること」です。
重いものは腰を落として運ぶのがベストですが、慣れていないと腕だけを使いがちです。
また、布団や畳んだ衣類などは軽くても落とさないように気を使うので、思いがけない体の部位を使用している可能性が高いと考えた方がいいでしょう。
3つ目は「同じ姿勢を続けること」による疲労です。
しゃがんで下を向いて黙々と荷物の整理をしていると、足の血流が悪くなったり首が凝ったりすることは皆さんも経験があるのではないでしょうか。
このように、何気ない動作でも体を普段以上に酷使しているのです。
心理的な疲れ
「片付けで脳が疲れる」というと、そんなことがあるの?と思いがちです。
しかし、片付けをするときには「取っておくか捨てるか」「これはどこにしまうか」「どうやったらきれいに片付くか」といった判断を常に行っています。
こういった処理を続けることは脳にも非常に負担がかかるものなのです。
通常の家事であれば、掃除をしたら次は洗濯を…と切り替えができますが、片付けは長ければ数時間続きますから疲労がどうしてもたまってしまいがちです。
これは「仕事や勉強と変わらない」といえば何となく理解していただけるのではないでしょうか。
また、それ以外にも「早く終わらせたいのに、いつまでたっても終わらない」といった焦りや、「考えていた以上に作業が大変だった」というモチベーションの低下などでも心理的な疲労は蓄積されていくのです。
負のエネルギーは本当にあるの?
「散らかった部屋には負のエネルギーがたまる」というスピリチュアル的な考え方を信じる人は多いですよね。
こういった事には科学的根拠はないものの、占いや風水などは生活に深く根付いている考え方でもあります。
特に女性はスピリチュアル的な事柄を信じている人が多いため、このような負担を感じる人も多いのではないでしょうか。
気のせいと切り捨てるのではなく、負のエネルギーがあって疲れると感じるのであればその人にとっては真実だと言っていいのではないかと考えられます。
片付け疲れを抑える方法とは
お話ししたように、部屋の片付けは思った以上に疲れるものです。
ここでは、片付けをするときに疲れを軽減させるためにはどのようにすればいいのかをご説明しましょう。
作業の効率化をはかる
片付けをするときに一番やってはいけないこと、それは「一度に全てを片付けようとすること」です。
たとえ部屋が小さくても、皆さんが考えるよりもずっと作業量が多く、時間がかかるものなのです。
ですので、まずは片付ける場所を区分けして、範囲を決めて少しずつ行うようにしましょう。
このとき、簡単でいいので家や部屋の間取り図を描き、区分けをしてみるのがおすすめです。
それぞれの場所でどんな不用品が出やすいのか考えて、ゴミの回収日に合わせて行うのがベストです。
長く部屋にゴミ袋などを置いておくのは邪魔ですよね。
小さな場所でもひとつの場所が片付くと達成感が生まれるので、モチベーションの維持にもつながります。
また、片付けを行うときには片付けのやり方をあらかじめ調べておくといいでしょう。
手順を理解し、必要なものなどを用意しておくと作業の効率はぐっと上がります。
時間の管理
早く片付けたいからと言って、何時間も片付けをするのはおすすめできません。
慣れないことを長く続けることは普段以上に疲労がたまりやすくなるからです。
一日にどのくらいの時間を片付けに充てるのかあらかじめ決めておき、それを超えないようにしておくといいでしょう。
できれば時間的なことも考えて区分けをするのが理想です。
もし、実際に1〜2か所片付けをしてみて、時間がかかりそうだと判断したら区分けをもう少し細かく変更すると作業時間に無理が出なくなります。
そしてもうひとつ、片付けの合間には休憩を取るようにしてください。
季節によっては熱中症にかかってしまったりすることも考えられますので、適度な休憩と水分補給を心がけましょう。
1時間に5〜10分ほどを目安にしてみてください。
作業中の姿勢に注意する
同じ姿勢を長時間続けることは、身体にとってもいいことではありません。
血行が悪くなり、首や肩がこる・足腰の筋肉痛などが起こりやすくなります。
これは時間の管理にも関係してきますが、適度に休憩を入れてストレッチなどを行うと疲労感が軽減されますので是非取り入れてみてください。
また、重い荷物を運ぶときには「腰をしっかり落として腕だけで運ばない」といったことに気を付けるだけでも疲労度は変わってきます。
身体的に疲れたらどうすればいいの?
身体の疲れは寝れば治るかもしれませんが、ちょっとした工夫をすると回復するまでの時間が短くなります。
片付け前と後にストレッチを行う
運動をするときのように、片付けの前後に軽いストレッチをすることで疲れが解消されやすくなります。
ストレッチには血液循環を良くし、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があることは良く知られていますよね。
片付けも体を使うことなので、ストレッチは効果的なのです。
特に片付けで、ずっと同じ姿勢をしていたときなどは筋肉を伸ばすことで緊張がゆるみ、疲労感や筋肉のコリを軽減が期待できます。
入浴する
疲労回復といえば「お風呂」と考える人も多いですよね。
入浴は血行を良くし、リラックス効果も高いので、疲れた日にはシャワーで済ませずにしっかりと浴槽に浸かるようにしましょう。
身体を芯から温めると身体の緊張が解け、疲れの解消に役立ちます。
リラックスしたいときの入浴は38〜40度のぬるめのお湯に20分程度浸かるのが良いとされています。
普段から体力づくりを行う
片付けの後に特に疲れを強く感じるのは、基本的な筋力や体力が落ちている可能性があります。
もしかしたら、普段から「自分は少し運動不足かもしれない」と感じているかもしれません。
ジョギングやウォーキングのような有酸素運動ができればいいですが、ひとりでするのは気が引けるという方もいると思います。
そのようなときは筋トレがおすすめです。
筋肉は血液の循環を助け、冷えなどの解消にも役立ちます。
また、筋肉量が上がると基礎代謝が上がり、ダイエットにも役立ちます。
心理的に疲れたらどうすればいいの?
心理的な疲れ(脳の疲れ)は普段の生活ではなかなか解消されないことが多くなっています。
心や脳を休ませることを意識することが大切です。
片付けが終わったらリラックスタイムを設ける
片付けが終わった後は、「ゆっくりとお茶を飲む」「好きな音楽を聴く」といったリラックスタイムを設けるといいでしょう。
このような時間はストレスや緊張から解放されるので、脳の疲れの解消に役立ちます。
特に音楽を聴くことは「感情」や「記憶」と深く関連しているため、脳に心地よい刺激を与えて気分をリフレッシュすることが可能です。
趣味などの時間を取る
人によっては、片付けは苦痛でしかないこともあります。
その場合は片付けの後に自分の好きなことをする時間を取ると決めておくといいでしょう。
頑張った自分へのご褒美、といったところでしょうか。
部屋をきれいにするという目的があっても、片付けが辛いのであればやる気も失せがちです。
少しずつでも進めるためには、自分にとって「楽しいことが待っているから頑張ろう!」といった動機付けも必要になります。
楽しいことで気持ちが上書きされることで気分も晴れ晴れとするはずです。
ヨガや瞑想を行う
ヨガや瞑想などを行うのも精神的な疲れを取るのに有効な手段です。
呼吸などに神経を集中させることで、様々な情報をシャットアウトして脳を休ませることにつながります。
「ヨガや瞑想などはしたことがない」「興味がない」という場合は「ぬり絵」がおすすめです。
ぬり絵は色を塗っていくだけの単純な作業ですが、余計なことを考えずにひとつのことに集中できることから、瞑想と同じくらいストレスの緩和やリラックス効果が高いと科学的にも証明されています。
片付けた後だけでなく、神経が高ぶっていて眠れないといったときにも有効ですので、男性もぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
片付け疲れがひどいなら業者に依頼しよう
頑張って片付けを行おうと思っても、「普段の仕事や家事で片付けまで手が回らない」「片付け疲れが酷くて翌日まで調子が悪くなってしまう」というのでは困りますよね。
こういうときには無理に自分で行わず、業者に片付け(不用品回収)を依頼しましょう。
お片付けラボなら、年中無休・24時間対応で思い立ったらすぐに依頼できます。
お問い合わせいただいたその日に片付けを行うことも可能です。
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