お片付けラボコラム
大人から子どもまで誰でも納得できる「片付ける理由」を徹底解説！
2023年06月25日
「片付ける意味が分からない」
「片付けと掃除どっちを先にすればいいの」
と、片付けをする理由を見いだせずにいる人は多いです。
片付けをしなければいけない明確な理由が分からないと、片付けをする気力は湧いてきません。
今回は、片付けをする理由が分からない方や、知り合いに片付ける理由を伝えたいという方に向けて、片付けをするべき理由や、そもそも片付けとは何かを分かりやすくお伝えします。
そして子どもと大人、それぞれに考えられる片付けられない理由についても解説します。
最後には具体的な片付けの方法や、片付け後の掃除までできる方法をお伝えします。
片付けは疲れてできないという方も、これを読んでなぜ片付けなければいけないのかを理解し、片付けてみようかな！と思っていただければ幸いです。
目次
片付けるべき理由
まず、片付けをするべき理由は、片付けには精神的・時間的・経済的・人間関係的・身体的な5つの効果があるからです。
物を探さずに済む
精神的な効果として、片付けにはストレスを緩和させてくれる効果があります。
部屋に物が多いと、圧迫されたような気持ちになって、心にストレスがかかります。
片付けによって部屋がすっきりすると、心もすっきりとします。
余暇の時間が生まれる
時間的な効果として、片付いている部屋の場合、行動が早くなります。
ですからやるべきことを早く済ませることができ、空いた時間を趣味や娯楽に使うことができ、有意義に過ごすことができます。
お金が貯まる
経済的な効果として、片付けることで物を二重に買ってしまうことを防ぐことができます。
既に家にあるのに、片付いていないため二重に買っていた不必要な出費を無くすことができるため、お金が貯まります。
友人・知人との仲が深まる
片付けには、人間関係を良好にする効果もあります。
片付いていない部屋に友人や知人を招くことは難しいです。
また気にせず招いてしまうことで、自分の印象を悪くしてしまうこともあります。
部屋が片付いていれば、友人や知人からの信頼度が上がり、良好な人間関係を築くことができます。
部屋が片付いているということは、人間関係を良好にするコツとも言えるでしょう。
病気にかからないようにする
片付けることで、病気にかかりにくくなるという身体的な効果もあります。
ハウスダストに囲まれた生活をしていると、アレルギーやかゆみを引き起こし、慢性的な病気となってしまいます。
片付けることによって、ホコリや塵を溜めずに生活でき、健康に過ごすことが可能となります。
片付けとは
そもそも片付けとは、一体どういうことを示すのでしょうか。
片付けが示す意味は、かなり大きいです。
「整理整頓」「収納」「掃除」などは片付けに付随する作業の一部でしかありません。
では、片付けと似ているこれらの言葉について、片付けとどう違うのかを次に詳しく説明していきます。
整理整頓との違い
まず、整理整頓は「整理」と「整頓」の2つの言葉に分けることができます。
整理は、必要・不必要の判断を行うこと。
整頓は、使う頻度や使いやすさを考えて、物を整えることを意味します。
片付けには、整理整頓の前に計画を立てたり、見通しをもつ作業も含むため、整理整頓よりも手順を多く含みます。
収納との違い
収納は、容器や家具に入れて、使いやすくすることを意味します。
収納は、整頓を行う上での一つの作業です。
収納をあえて見せるなど、ごちゃごちゃとしたイメージを見えにくくする作業と言えるでしょう。
一方片付けは、見た目にこだわらず、物は必要かどうかを判断し、定位置を決めて過ごしやすく、暮らしやすくするための作業ですから、収納よりも実務的と言えるでしょう。
片付けが上手く進めば、収納にこだわることが可能となります。
掃除との違い
掃除は、部屋からホコリや汚れを取り除いたり、綺麗にしたりすることを意味します。
一方で、片付けは不要な物を取り除き、定位置を決めるまでのことを示すため、掃除までをワンセットとはしていません。
ただ、片付けの後に掃除を行うという流れは、片付けた場所をより快適にしてくれるため大事な行為です。
子どもが片付けられない理由
片付けが苦手な子は、どうして片付けられないのか、考えられる理由は4つあります。
住環境の問題
子どもの片付けるべき部屋は、きちんと子ども目線の収納場所になっていますか。
おもちゃを片付ける場所が遠かったり、子どもの動線を考えていない部屋では、上手く片付けができません。
子どもがどこに片付ければいいのか分かるように、普段遊ぶ場所の近くに収納を設けておきましょう。
また、身長に合わせた収納場所や、収納に写真付きのラベルを付けるなどの工夫があると子どもに分かりやすいでしょう。
子どもだけでなく、家族にとっても分かりやすいように、片付け場所を工夫する必要があるでしょう。
学校・保育園・幼稚園の問題
家で、いくら片付けの工夫をしてもなかなか片付けをしない時には、学校や保育園・幼稚園での片付けの様子を聞いてみましょう。
「遊んでたら先生が片付けてくれた！」
「いつも○○ちゃんが、私の分まで片付けてくれる！」など、自分がモノを出しっぱなしにしていても、片付けなくて良い環境になっていることが、片付けられない原因かもしれません。
面談などの際に、家庭で片付けができないことを心配していることを先生に伝え、学校や園で本人に、片付けを頑張らせる機会を作ってもらいましょう。
「片付けは、自分がやらなきゃいけないのか」と気づき、習慣化されていくと子供に片付ける心が芽生えていくでしょう。
心の問題
子供によっては、片付けに対して「嫌な物」「お母さんが怒ること」と思っていて、印象が悪い場合があります。
親が一緒になって片付けをしたり、笑顔で作業したりしているところを見せることで、子供が片付けに対して良いイメージを持てるでしょう。
家庭内に片付けのルールを作り、子どもの心が、片付けを習慣だと思えれば片付けができるようになるでしょう。
発達障害の可能性も
あまりにも片付けようとしなかったり、何度も片付けるように言っても行動しない場合、発達障害の可能性も疑ってみましょう。
発達障害は、特性が様々で、現れ方も人によって違います。
発達障害で片付けができない場合、大人になってもその特性に困ってしまうことがあります。
親が片付けの大切さを根気強く話したり、一緒に作業したりすることが必要です。
大人が片付けられない理由
では、大人が片付けを苦手とする場合、どんな理由があるのでしょう。考えられる理由は5つです。
収集癖がある
自分である程度の収入を得るようになると、大人は自分の好きな物を買い始めます。
フィギュアや漫画、ゲームなど自分のお金だと思うと、どんどん買ってしまうという大人は多いです。
自分の好きな物に囲まれて生活することは、人生に彩りを与えてくれるかもしれません。
しかし、行き過ぎると生活しづらくなってしまったり、掃除をしづらくなってしまったりするため注意が必要です。
まとめて片付けようとする
20代～30代の方に多いのが、
「次に長い休みが取れたら片付けよう」
「誰かが来ることになったら本気出して片付けよう」
という考え方です。
仕事が忙しく、なかなか自分の部屋を見直す時間がないと、どうしてもいつかまとめて片付ければいいと考えてしまいがちです。
片付けは、定期的にすることで、綺麗な部屋を保つことができます。
忙しい人は、業者に依頼することで、短時間に片付けを済ませることができ、仕事の効率も上げることができるでしょう。
自分の家が片付いていないと思っていない
やっかいなのが、自分で汚部屋・ゴミ屋敷であることに気づいていない場合です。
自分の部屋が汚いことを認識していないので、片付けようという考えがそもそもない人もいます。
その人の育ってきた環境によっては、片付いている部屋に住んだことが無かったり、片付いた部屋のイメージが持てなかったりします。
そもそも「片付いた暮らしをしたい」という考えが思いつかないのです。
周りの人が根気強く、片付けを勧めていくことで「片付けてみようかな」と思わせることができるでしょう。
精神疾患
精神疾患を抱えている場合は、片付けを好まない場合があります。
人には散らかっているように見えても、自分なりの定位置が決まっていて、それを動かされることで過度のストレスを感じてしまうこともあります。
周りの人は、片付いた暮らしをさせてあげたいと考えてしまいますが、精神疾患の場合は身近な人が一緒に作業をしたり、自分の気の向くままに生活できるようサポートしてあげたりすることが必要です。
発達障害
発達障害には、ADHD、ASDなど様々な症状があります。
今は、診断名が明確に出るようになり、大人になってから自分が発達障害だったということに気づいたという人も、少なくありません。
発達障害の場合、特性は様々ですが、先の見通しを持つのが難しかったり、集中力が短かったりするため、片付けを根気強く行うことが難しいです。
「片付けたい」という気持ちがある場合には、本人だけでなく片付けのプロの力を借りながら部屋を片付けていくと良いでしょう。
子供も大人も片付けられるようになる方法
片付けの苦手な理由は、子供も大人も外的要因と内的要因がありました。
それぞれの要因を解決するためには、以下の4つの方法を試してみることで、片付けがスムーズにできるかもしれません。
片付けができたらする「お楽しみ」を作る
片付けの作業は、淡々とやらねばいけない地道な作業です。
片付けを終えた自分にご褒美を考えておくことで「片付けを頑張ろう」という気持ちを高めることができます。
子供の場合は、物を減らせた分、新しいおもちゃを買ってもらえたり、好きな場所にお出かけできたりすることで喜んで取り組むことができるでしょう。
片付ける場所を明確にする
片付けるためには、物の定位置を決めておかねばなりません。
分かりやすいようにラベリングしたり、使いやすい位置に収納を設置したりすることで、実際に片付けることがスムーズにできるよう準備をしておきましょう。
「物を出す」から「片付ける」までをワンセットで考える
日頃の習慣として、「物を出す→使う→片付ける」という行動をワンセットにして考えておきましょう。
どうしても片付けが苦手な人の場合、「物を出す→使う」という行動で終わってしまいがちです。
片付けることまでが一連の流れであることを、繰り返し定着させていくことで、片付けられるようになってきます。
片付いた時の快適さを言葉にする
片付けが終わったら、「気持ちいい！」「すっきりしたー！」など、言葉に出して快適であることを表現しましょう。
言葉に出すことで、人間の脳はリフレインして、
「片付けしたら気持ちが良かった→また片付けをしよう」
「片付けしたらすっきりした→すっきりしたければ片付けよう」
とすっきりとした感覚をインプットすることができます。
片付けと掃除、先にするのは「片付け」
よくある悩みが片付けと掃除の優先順位です。
この答えとしては、先にするべきなのは「片付け」です。
どうして片付けをするべきなのか、また片付けや掃除を面倒に感じた時におすすめの方法は以下の通りです。
なぜ先に「片付け」をするのか
片付けると、必ず生活ゴミが出ます。
また大掛かりな片付けなら撤去する家具・家電が出ます。
片付けて空いたスペースには、ホコリや塵がそのままになっていますから、掃除をする必要があります。
先に掃除をしてしまうと、掃除→片付け→掃除という行程になってしまい、2度も掃除をしなくてはいけなくなってしまいます。
効率的に作業を進めるなら、片付けの後に掃除をすると良いでしょう。
「片付け」が面倒なら
片付けの作業は手間や時間がかかって、面倒だと感じる場合は、代行業者に依頼すると良いでしょう。
プロが家に来て、短時間で片付けを行います。
お片付けラボは、片付け後の簡易清掃も行っていて、自分ではどうにも手を付けられないようなゴミ屋敷の片付け実績も多くあります。
「掃除」が面倒なら
片付け後の清掃を面倒だと感じるなら、プロのハウスクリーニング業者に依頼することで、普段の掃除では行き届かないような場所も綺麗にすることができます。
お片付けラボは、片付け後にオプションでハウスクリーニングを行うこともできるプロの片付け業者です。
片付けと掃除をセットで終わらせることができるので、忙しくなかなか家の片付けに時間を取れない方に喜ばれています。
片付けるのが難しければ片付け業者に依頼！
今回は、片付けることの理由について細かくお話してきました。
片付けることの良さを理解できても、実際に片付けるとなると、なかなか難しいことでしょう。
一人では、片付けられないということはよくあることです。
もし一つでも大きな家具家電の撤去を伴うならプロの片付け業者へ依頼しましょう。
家を片付けるのが初めてというお客様にも丁寧に対応します。
お片付けラボは、どんな家でもどんな部屋でも一軒丸ごと片付け、清掃作業も即日に対応させていただきます。
引越やリフォームなどの急ぎのご依頼も頂戴しております。
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