お片付けラボコラム
ゴミ屋敷に住む女性の心理とは？周囲の向き合い方や対策もプロが解説！
2023年08月07日
「女性の部屋とは思えないほど家がゴミ屋敷になってしまった…。」
「ゴミ屋敷を作る女性って、どんな心理なんだろう？」
片付けなきゃと思いつつも、気付いたら家がゴミ屋敷化してしまっている女性は多くいます。
その背景には、女性特有の心理が影響していると考えられます。
そこで本記事では、ゴミ屋敷に住む女性の心理や、解決方法を説明します！
目次
ゴミ屋敷は女性に多い
ゴミ屋敷の家主は、女性に多いんです。
事実、ゴミ屋敷問題を抱える家主の約7割は女性といって良いでしょう。
なかでも多いのが単身で暮らす女性です。
年齢層は高齢者が多いかと思いきや、そうとも限りません。
会社でバリバリ働いている若い女性からも、数多くゴミ屋敷の相談が寄せられています。
ではなぜ男性よりも女性のほうが、ゴミ屋敷を作りやすいのでしょうか？
その理由を見ていきましょう！
ゴミ屋敷に住む女性の心理10選
ゴミ屋敷に住む女性の心理は、以下のとおりさまざまです。
・めんどくさがり
・ものを捨てられない
・買い物が好き
・孤独を感じている
・強いストレスを感じている
・セルフネグレクトに陥っている
・他人に頼めない
・対人関係に恐怖を持っている
・八方美人・気を遣いすぎる
・カーテンを開けない など
上記のなかの複数の心理が絡み合って、ゴミ屋敷を形成している場合もあります。
それでは、それぞれの心理について詳しく見ていきましょう。
めんどくさがり
面倒なことを後回しにする人や普段掃除をしない人も、ゴミ屋敷を作りがちです。
片付けに苦手意識がある場合はなおさら。
また、幼少期に散らかった家で過ごした経験のある女性は、家がゴミ屋敷になっても抵抗なく住み続けられる可能性が高いといえます。
ものを捨てられない
ものを捨てられない女性も、ゴミ屋敷の家主になりやすいでしょう。
「もったいない」「捨てたくない」という気持ちが強いあまり、ためこみ症になってしまうこともしばしば。
ためこみ症とはものが捨てられず、生活空間を圧迫してまで、とにかくものをため込んでしまう症状です。
この結果家がものであふれ、ゴミ屋敷化してしまいます。
買い物が好き
買い物が好きで、買うことでストレスを発散するタイプの人にも、ゴミ屋敷の家主は多い傾向にあります。
買い物依存症の女性は、ものが必要かどうかを考えずに購入することもしばしば。
その結果、不要な物までどんどん家に増えていき、結果的にゴミ屋敷になってしまいます。
孤独を感じている
対人関係が希薄で、孤独を感じている心理状態の女性も同様です。
ものに囲まれることで、孤独感を紛らわそうとする人もいます。
また片付いているとかえって落ち着かないと感じ、あえてものを増やす人もいるんです。
強いストレスを感じている
仕事や対人関係などにストレスを抱えている人も、家をゴミ屋敷化しやすいといえます。
強い心理的なストレスを感じていると、掃除をする気力すら失われてしまいます。
セルフネグレクトに陥っている
人によってはセルフネグレクトに陥り、あえてゴミ屋敷にそのまま住んでいる場合もあります。
セルフネグレクトとは「自己放任」、つまり「自分自身による世話の放棄・放任」のこと。
狭く不衛生なゴミ屋敷に住み続けても危機感を持たず、悪化すると飲食すら放棄してしまい命にかかわります。
他人に頼めない
性格上、プライドが高く他人に頼めない女性もゴミ屋敷を悪化させてしまいがち。
ある程度汚れた部屋は、自分で片付けるのが難しくなります。
しかしこうした女性は掃除を家族や友人に頼めずに、放置してしまう傾向にあります。
対人関係に恐怖を持っている
外で人に会うのが怖い、隣人に会いたくないと思っている人も、要注意です。
対人関係に強い恐怖感やストレスを抱えていると、ゴミ出しに抵抗が生まれます。
とくにゴミ出しについて以前注意された、といったトラウマがきっかけでゴミを出せなくなる人もいるんです。
八方美人・気を遣いすぎる
自分を他人に良く見せたい人や、他人に気を遣いすぎる人も、家をゴミ屋敷にしてしまう可能性があります。
外で気を張り詰めていると、家では緊張の糸がゆるむもの。
その結果、反動で家の片付けや掃除が手に付かなくなるケースもあるのです。
一見きれいに着飾っている人や芸能人でも、実はゴミ屋敷に住んでいた、というケースはあります。
カーテンを開けない
防犯上、家のカーテンを一切開けずに生活する女性は多くいます。
こうした生活スタイルの場合、周囲の目を気にしなくて良いため、家がゴミ屋敷化しやすくなります。
生活習慣やその他の問題であることも
精神的な問題以外にも、ゴミ屋敷を作る要因はあります。
たとえば以下のような理由が挙げられます。
・夜型の生活
・多忙すぎる
・高齢化・認知症 など
ではこれらがどのようにゴミ屋敷に影響するのか、詳しく見ていきましょう。
夜型の生活
夜型の生活をしている人の場合、朝のゴミ出しがなかなかできない場合があります。
とくに朝の決まった時間にしかゴミを出せない決まりがある物件や自治体では、ゴミを出せない日が続き家にため込んでしまいがち。
夜にゴミ出しができる状況でも、同様です。
仕事に行くときにゴミを持って行くのを忘れてしまったり、なんとなく夜にゴミ出ししているところを見られるのが嫌だという女性もいます。
多忙すぎる
仕事が忙しく、片付けの時間がとれない人もゴミ屋敷になりがちです。
そのため看護師や介護士、医師など、仕事が激務になりやすい職種の女性もゴミ屋敷に住んでいる割合が高いんです。
高齢化・認知症
高齢化、認知症などが理由でゴミを出せない人もいます。
高齢になると足腰が弱り、ゴミを出すのが難しくなることもあるでしょう。
体が不自由になるとともに、どんどんゴミ出しも億劫になっていきます。
また認知症になると、ゴミの分別ができなくなったり、すでに持っているものをいくつも買ってしまうことがしばしば。
その結果、家に不用品がたまり、ゴミ屋敷化してしまうこともあるのです。
女性のゴミ屋敷に多いもの
女性のゴミ屋敷には、以下のアイテムが多い傾向にあります。
・服やバッグ・靴
・化粧品
・生理用品
・漫画やグッズ など
これらを日頃から買い集めてしまう女性は要注意です！
また捨て時が分からず、「まだ使えるかも」「もったいない」と思ってしまいがちなのもこうしたアイテムの特徴。
「捨て方が分からない」と思う人が多いのも、共通するポイントです。
思い切って断捨離することで、少しずつ部屋をスッキリさせられるでしょう。
服やバッグ・靴
服やバッグなど、服飾品を必要以上に買ってしまう女性は多数。
なかでも出先やネット通販のセールで衝動買いしてしまう女性は、服やバッグを持ちすぎてしまう傾向にあります。
またブランド物の場合、着なくなっても「手放すのはもったいない」という意識が働きやすく、つい取っておいてしまうことが多いのです。
化粧品
女性のゴミ屋敷には化粧品も多数。
とくに新作が出たり、流行りが変わるたびに化粧品を買い足す人は、すぐに化粧品が飽和状態になってしまいます。
また試供品やもらいものの入浴剤、フェイスパックなどが使われずにためこまれていることも。
なお化粧品の寿命はおよそ1年。
しかし化粧品が増えすぎるあまり、何をいつ買ったか分からなくなり、どれを捨てるべきかわからない女性も多いようです。
生理用品
未使用のものはもちろん、使用済みの生理用品を捨てられない女性も多くいます。
その理由は「捨てるのが恥ずかしいから」といったものが多数。
また一度捨て損ねてどんどん貯まっていった結果一度では捨てられない量になってしまい、ため込むようになってしまう女性もいます。
漫画やグッズなど
漫画や趣味の関連グッズが部屋を埋め尽くしていることも少なくありません。
好きな芸能人やアニメキャラクターがいる女性は、その人の関係するグッズや書籍が出るととにかく手に入れたいと思ってしまうこともしばしば。
こうした収集癖が高じ、ゴミ屋敷を作ってしまうのです。
ゴミ屋敷を放置するのは危険
ゴミ屋敷を放置すると、以下のとおりさまざまなリスクが生じます。
・悪臭が発生する
・健康被害のリスクが上がる
・防災リスクが上がる
・近隣トラブルが発生する など
しかし家主の女性本人はゴミ屋敷に対して問題意識を持っていないことがしばしば。
そのためゴミのせいで体を壊したり、近隣とトラブルになってはじめて「片付けなきゃ」という気持ちになる人も多いのです。
できればそうなる前にゴミ屋敷は何とかしておきたいもの。
遅かれ早かれ片付けなければいけないため、早めの対処をおすすめします。
ゴミ屋敷に住む女性におすすめの対策
「ゴミ屋敷をなんとかしたい！」と思ったら、以下の対策をお試しください。
・きれいな部屋を参考にする
・生活習慣を変える
・計画的に買い物する
・捨てることに慣れる
・片付けの日を決める
・人を呼ぶ予定を作る
・病院を受診する
・片付けの業者に依頼する
ポイントは、一気に部屋を片付けようとしないこと。
ゴミ屋敷を女性が1人で一度に片付けるのは、不可能に近いでしょう。
段階を踏んで、ものを増やさないようにしながら徐々に片付けていくことをおすすめします。
きれいな部屋を参考にする
まずは住宅メーカーのカタログや賃貸サイトなどで、きれいな部屋を見てみましょう。
ゴミ屋敷に住む女性はついその環境に慣れてしまいがちですが、改めて整然とした部屋を見れば自室との差に気付くはずです。
また片付けのイメージがわかない女性も、きれいな部屋を見ることで片付けのゴールがイメージでき、片付けに対してモチベーションが持てるでしょう。
生活習慣を変える
生活習慣を変えるのもポイントです。
つい朝寝坊してゴミ出しができない場合は、少し早起きすることを心がけましょう。
ゴミ出しに抵抗がある人は新たに出たゴミからで良いので、少しずつゴミ出しの習慣を付けることをおすすめします。
自治体ごとのゴミ捨てルールは多くの場合、ネットで確認できます。
規則に従いゴミを出せば、何も怖いことはありません。
計画的に買い物する
買い物は計画的にしましょう。
買い物にいくとき、通販サイトを利用するときは、事前に買い物リストを作ります。
そして、リストにないものは買わない。
これを徹底することで衝動買いがなくなり、無駄なものを増やさずに済みます。
節約にもなりますよ。
捨てることに慣れる
何に対しても「もったいない」と思ってしまう人は、捨てることに徐々に慣れていきましょう。
家にあるすべてのものが、本当に自分で使うものでしょうか？
すでに着なくなった服や食べ残し、生ゴミ、使用済みの生理用品など明らかなゴミも、中にはあるはずです。
こうしたものを少しずつで構わないので、ゴミ捨て場に持っていきましょう。
片付けの日を決める
つい片付けを後回しにしてしまう人や忙しい人は、片付けの日時を決めましょう。
たとえば休みの日の15分間だけ、といったように、少しの時間で構いません。
その間に集中して不用品を仕分けたり掃除して、それを定期的に繰り返せば家は徐々に片付くでしょう。
人を呼ぶ予定を作る
すぐに片付くレベルのゴミ屋敷にお住いの人は、思い切って人を呼ぶ予定を作ってしまうのもおすすめです。
ある意味賭けではありますが、人が来るとなればそれまでに片付けようという動機も生まれるでしょう。
それまでに自分で頑張るもよし、業者を呼んで一気に片付けるのも良いでしょう。
病院を受診する
人によっては、必要に応じて病院を受診することをおすすめします。
うつ病によるセルフネグレクトで片付けができない人や、片付けしようと思ってもなぜか散らかってしまう発達障害の人。
片付けられないのは、こうした病気や障がいが原因であることも少なくありません。
無理に自分一人で頑張ろうとせず、ときには周囲を頼ることも大切です。
片付けの業者に依頼する
部屋の散らかり方がゴミ屋敷レベルになると、自分ではどうにもならない場合がしばしば。
また、汚れ切った水周りや積みあがった生ごみを触りたくない人もいるでしょう。
このような場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
片付け専門業者は、一軒家ほどの広さでも1日かからず片付けてくれます。
そのうえ不用品はすべて回収してもらえるため、自分でゴミを捨てる必要もありません。
女性スタッフを指名できる業者もありますよ。
▶女性が安心して依頼できる片付け業者の特徴などをまとめた、コチラの記事もぜひチェックしてください！
ゴミ屋敷に住む女性の心理と向き合うには
家族や友人など周囲の人は、家主の心理に寄り添うことが大切です。
家がゴミ屋敷化しているのには、何らかの理由があるもの。
そのため、頭ごなしに片付けを指示するのではなく、家主がどういった心理的なのか、まずは聞いてあげることが大切です。
必要があれば病院を受診し、悩みを解決したうえで一緒に片付けを進めていくのが理想的な流れといえます。
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ゴミ屋敷は自分で片付けるのが難しい場合もしばしば。
そんなときは、ゴミ屋敷の片付け専門業者に依頼するのがベストです。
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