お片付けラボコラム
片付け業者の相場と依頼内容は?注意するポイント3つをまとめて解説
2023年07月31日
片付け業者とは、部屋の片付けと清掃を代行するサービスのことを言います。
片付け専門のプロに依頼することで、短時間で片付けることができるのです。
「片付けをする時間がとれない」「育児をしながら片付けるのは難しい…」と悩んでいる方は多いでしょう。
状況によっては、片付け業者に依頼する費用が用意できないと考える方もいらっしゃると思います。
ですが長い目で見たとき、手軽に住居環境を整えることができるので、精神衛生にも良い循環が生まれます。
お子さんのいる環境ならなおさらです。
今回はファミリー世帯に多い1LDKの片付け費用の相場と、依頼の際に知っておきたい注意点をご紹介します。
目次
片付け業者の相場
片付け業者に依頼する際、相場は5万円前後が多い傾向にあります。
ファミリー世帯に多い賃貸の方では、1LDKあたり平均5万円から25万円あたりです。
戸建てでは間取りが3LDK以上になるので、およそ9万円から45万円が相場になります。
片付け業者の定義する費用相場は間取り別で計算されており、地域によっては多少の差はあるようです。
部屋の状況に合わせた作業時間でも価格に変動があり、ゴミ屋敷レベルで散らかっている場合は、価格が高くなる傾向にあります。
これは物が多く、生ゴミの処分のように手のかかる工程があるからです。
片付け業者の費用要約は、以下の通りになります。
・車両費(トラックなどの運搬)
・片付け費(作業費)
・人件費
特に人件費に関しては、地域によって変動があります。
これにより東京など首都圏地域では、人件費が高い傾向があるのです。
便利屋の相場と比較
片付け業者と便利屋の違いは、作業内容は問いません。
異なる点は、費用の計算方法です。
便利屋は基本的にどこの便利屋に依頼しても、スタッフの人数に時給を掛け合わせて費用の算出をしています。
時間別での片付け作業の依頼を検討しているなら、便利屋に依頼するほうが得策です。
ですが、家をまるごと片付ける依頼をする場合には、片付け業者の利用がオススメです。
▶具体的に便利屋と片付け業者の違いを知りたい方にはこちらの記事がおすすめです!
ゴミ屋敷の片付けは便利屋より片付け専門業者へ!その理由と業務範囲の違い
片付け業者に依頼できる作業範囲
片付け業者が行う作業範囲は、業者によって異なります。
基本的には次の4つです。
・ゴミ処理
・不用品の買い取り
・臭いの消臭
・原状回復
片付け業者によっては作業終了後、依頼者にできる片付けのコツや方法を提案してくれることもあります。
気になる場合は、片付け業者のスタッフに声をかけてみるといいでしょう。
以下では、前述した片付け業者が行ってくれる基本の作業を4つ詳しく解説します。
ゴミの処理
片付け業者が請け負ってくれる基本の作業がゴミの処理と処分です。
ゴミ処理作業で多い対応は次の内容になります。
・腐敗が進行している生ゴミ
・重く持ち上げられない家具や大型家電
腐敗が進む生ゴミは、害虫や悪臭の発生を招き、汚部屋やゴミ屋敷では比較的良くある状態です。
腐敗したゴミがある場合は、害虫や水回りの衛生面を改善する必要があります。
状況によっては、片付け業者に依頼する目安にもなるでしょう。
不用品の買い取り
不用品の中には、自治体の指定するゴミ回収業者では対応できない物もあります。
大型家電や家具となれば、運搬に手間と時間がかかるため、後回しにしてしまうケースが多いでしょう。
大型家電や家具の代表的な例として、テレビや冷蔵庫、ゲーム機、タンス机、ソファ家具などがあります。
冷蔵庫などはリサイクル家電法の対象商品なので、通常処分するならメーカーへの問い合わせなど、決められた手続きを踏む必要があるのです。
片付け業者は廃棄物を扱う許可を得た、認定業者であればすべて任せることができるので、作業も迅速に対応してもらえます。
臭いの消臭
ペットと暮らす方や喫煙者の方の部屋は、どうしても動物特有の臭いや、タバコのヤニの臭いがしみついてしまいます。
これらのしみついた臭いの消臭は、まず個人で対応することは難しいでしょう。
壁紙や布物は臭いを吸うので、状況によって壁紙の張り替えや特殊清掃の必要が出てきます。
片付け業者は、このような専門の作業にも特化しているので、相談すれば対応してもらうことが可能です。
原状回復
片付けが行き届かず、汚部屋やゴミ屋敷の状態になっている場合、賃貸の場合は必ず原状回復費用が請求されます。
転居の際や賃貸物件で指定されているガスや室内点検の際には、ゴミ屋敷の状態を改善する必要があるのです。
片付け業者に原状回復を依頼すれば、ペットと暮らす方や子育て中の方の悩みでもある、サークルやゲージを使用して傷んだ壁紙や障子の張り替えにも対応してくれます。
賃貸物件の仲介者を挟んで業者依頼をするよりは、自身で片付け業者を探して依頼するほうが費用は抑えられる傾向にあるようです。
前述した、地域による相場を確認したうえで検討するといいでしょう。
片付けを依頼する基準とは
片付けを依頼する基準はどのようなものなのでしょうか。
まずは自身の置かれている状況を振り返り、自力でできる範囲の作業なら少しずつ片付けをしてみることをおすすめします。
ですが、子どもと暮らしている場合は自身のことだけを考えることは困難です。
時間や体力の問題は当然ですが、気持ちの余裕がなければ、自力で今の環境と生活を変えることはかえって心的負担が大きくなるのでおすすめできません。
自分の力だけで片付けができる作業なら、それだけをやってみましょう。
その作業をできるだけでも、片付け業者へ依頼する際の料金を抑えることが可能です。
できないことは、人に頼っていいのです。
なんでも自分で解決しなくちゃいけないということはありません。
なにより片付け業者に依頼すれば、すぐに現状からの再スタートが切れます。
悪化する前に、現時点で片付け業者を利用するほうが費用を抑えて部屋を片付けることができるのです。
以下では、片付け業者に依頼するべき基準の例を解説します。
水回りに害虫や悪臭がする
水回りの害虫や悪臭に関しては、専門業者の技術がないと改善は難しいでしょう。
この場合は、片付け業者に依頼して対応してもらうようにします。
悪臭に関して、片付け業者によっては別途料金での対応となる場合があるようです。
その点は、見積もりの相談時に確認してみてください。
専用の薬剤を使って徹底的に汚れを落とし状況を改善してくれるので、築年数がある物件ならば、検討すると安心です。
床が物でおおわれて見えない
床が見えなくなるほど、物や雑貨、ゴミで覆いつくされている場合には片付け業者の依頼を検討します。
基本的に床が見えない状態になるまで物があふれている状況を汚部屋といいます。
壁の半分を覆い始めるほど物が積み重なっているのなら、ゴミ屋敷の状態と言えるかもしれません。
この状態だと、今必要でない物を処分することはおろか、現状の生活にも支障が出ているはずです。
片付けが難しいリサイクル法対象物が散らかっている
前述しましたが、地域では処分できない不用品ゴミがあります。
これはリサイクル法で定められた商品が代表的で、許可された業者のみが回収可能です。
・エアコン
・テレビ
・冷蔵(凍)庫
・衣類洗濯(乾燥)機
・パソコン
・お仏壇(※ご供養処分をお願いできる場合も)
・ピアノ
・エレクトーン
・金庫
・バッテリー
・タイヤ
・タンクなど
上記に該当する物は、自治体で処分してもらうことはできません。
片付け業者に依頼すれば、部屋からの運搬作業から処分まで依頼ができます。
片付け業者は不用品回収のみの依頼も請け負ってくれるので、大型の不用品だけでも処分してもらうといいでしょう。
片付けをするあなたの特性
片付け業者を依頼する際、まず自分がどこまで片付け作業をできるかどうかを知る必要があります。
日頃からコツコツと片付けられる方もいれば、そうでない方もいるでしょう。
その点は持って生まれた自身の特性に関係する点でもあります。
まずはできることを自分でやり、できないことはプロに任せるという考え方で今の自分を振り返ってみてください。
片付け作業をするなら、どこまでなら自分でできるでしょうか。
片付け終了の日時を決めて、できる作業とできない作業を振り分けてみましょう。
もちろん、現実的にすべての作業ができないとしても問題はありません。
まずは自分の置かれた状況と特性を受け入れることが重要です。
片付け業者を依頼する注意点
片付け業者を依頼する際、注意すべき点は次の通りです。
①住まいの地域にある片付け業者で検討
②損害賠償保険の加入の有無
③自分でできる範囲の片付け
④住居環境の周辺情報の共有
⑤部屋の広さや状況の共有
住まいの地域にある片付け業者への依頼のメリットとして、出張費用がかからない点があります。
住居環境や住まい周辺によっては多少の変動もあるので、相談と見積もり作成の段階で、片付け業者のスタッフに確認しましょう。
部屋の広さや状況の共有は欠かせません。
情報把握にミスマッチがあると、見積もり料金通りにならないこともあります。
この点は事前に部屋の写真を送付するなど、綿密に打ち合わせをしておく必要があります。
また損害賠償保険の有無は必ずチェックしましょう。
片付け業者のスタッフもプロではありますが、片付けをする中で物の破損や紛失が起きないとは限りません。
優良認定業者であれば、この点は必ず加入しているはずです。
ゴミ屋敷の片付けで100万は相場なのか
ゴミ屋敷の片付けで100万円の料金が請求された事例があるようです。
100万円の片付け費用が請求されるほどの家の状態は、主に戸建て(4LDK以上)の大きな規模の片付け作業に発生するとされています。
結論としてゴミ屋敷片付けで100万円の請求は、実際あり得ることです。
片付け業者に支払う費用の相場の内訳は次の通りでした。
・車両費(トラックなどの運搬)
・片付け費(作業費)
・人件費
この上記内訳をもとにすると、大規模なゴミ屋敷となれば、あり得ない話ではありません。
ですが不当な請求の可能性ももちろんあり得るのです。
片付けの費用は、自治体によってゴミの処理と清掃に関する条例が制定されています。
清掃費用の負担者や負担方法に明確な基準が設けられているので、見積もり作成の前に確認しておくと安心でしょう。
悪徳業者の特徴を知っておく
片付け業者が悪徳業者かどうかを見定めるには、次の点に注意しましょう。
・見積もり料金とは別の追加料金
・部屋の物の盗難
・部屋の壁・床の破損
・実績の有無
・認定証の有無
・事業所の有無
・見積り書の有無と内容
上記を確認するには、電話時の対応や見積もりの相談の際、対応が明確で濁されていないかどうかをチェックしてください。
不安点や疑問点をきちんと解決してくれる対応があれば、安心できると思います。
また作業当日、業者の車両が清潔かどうかもきちんと確認しましょう。
悪徳業者による室内の片付け作業において、金目になる物が盗まれる事例が多く発生しています。
通常、買い取り対象になる物ならば、依頼者に確認のうえで売買契約となり、結果見積もり料金からその売買金額を差し引くのです。
この事例は、主に立ち合いがない場合の実家の片付け依頼や高齢者の依頼に多い傾向です。
悪徳業者の場合、事業所の提示はあっても実在しないケースも多くあります。
業者の事業所の有無は、事前にマップアプリなどを使って調べておくと安心でしょう。
見積は3件以上で比較する
気になる片付け業者に目星をつけたら、同じ内容の見積もりを3件以上はとるようにします。
見積もりの内訳について、詳細に説明と記載があるかどうか、心当たりのない請求がないかどうかをよくチェックしてみてください。
見積もり書自体が大雑把な場合には、作業後に加筆修正される可能性があります。
納得がいくまで、細かく項目ごとに説明してもらうようにしましょう。
見積もり提示後に、内容を追加して過剰に費用請求することは、悪徳業者の手法としてよくあることなので覚えておいて損はありません。
片付け依頼から作業の流れ
片付け作業の依頼から作業終了までの流れは、次の通りです。
①カウンセリング・相談
②見積もり作成
③契約
④片付け作業開始
片付けの依頼日時によっては、この流れが最短で1〜2日で終わる場合が多いです。
4ステップと工程は短く、時間に余裕がなく急いでいる場合には嬉しい点になります。
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「仕事と育児で家事の時間に限界がある…」
「片付けの依頼をしたいけれど、相場より安いほうが嬉しい…」
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実績・事例紹介
「仕事と子育て、家事で精一杯…将来への不安から物をため込むように」
▼片付けの相場を知って悩んでいたシングルマザーの女性からの依頼実績
・作業内容:ゴミ屋敷の片付けと清掃
・時間:2日間(依頼時から作業完了まで)
・作業料金:頭金なしの分割払い
埼玉県草加市にお住まいの方のご依頼でした。
現在多くのシングルマザーの方がいらっしゃいます。
大人1人で子どもを育てるということは、とても大変なことです。
将来に対する不安はご自身のこともそうですが、子どもたちのことも考えてあげないといけませんよね。
それだけでも心身に負担は大きいはずです。
床を覆うほどの物や雑貨、ゴミを見られることを「恥ずかしい…」と気にされていましたが、弊社では女性の方のご依頼を多くいただいているため、入念に配慮を行っております。
周囲の方に片付け作業を知られぬよう、カモフラージュを施した対応も可能です。
費用においては、ゴミ屋敷の状態で片付け料金が変動し高額になりがちですが、弊社ではご依頼者様の負担を削減し利用しやすくさせていただくため、分割払いを導入しています。
今回のご依頼者様も、こちらの分割払いをご利用くださいまして、お喜びの声をいただきました。
実績と口コミを見てくださったとのことでしたが、こうしてまた次のご依頼者様への不安を取り除く感想をいただけたことを嬉しく思います。
分割払いが不安という方は、後払いの対応もございます。
見積もりの作成は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。