お片付けラボコラム
ゴミ屋敷の住人の特徴とは?リスクやゴミ屋敷解消の方法も解説
2023年08月27日
「ゴミ屋敷に住んでいる人ってどんな人なんだろう?」
「ゴミ屋敷になりやすい人っているのかな?」
といった素朴な疑問をふと考えることはありませんか?
ゴミ屋敷の住人には、実はいくつか共通点があります。
今回はゴミ屋敷の住人になりやすい人の特徴について説明するとともに、ゴミ屋敷に住むリスクや解消方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。
ゴミ屋敷の住人に共通しがちな特徴6選
ゴミ屋敷の住人やゴミ屋敷になりやすい人には特徴があります。
当てはまることがあれば注意してください。
片付けが苦手
片付けが苦手な人は部屋が汚れやすく、ゴミ屋敷になってしまう可能性があります。
例えば、服を脱ぎっぱなしにしてしまうと、シワになったり汚れたりしてしまいます。
さらに別の服を上から置いてしまうと下に置いた物が見えなくなって、存在を忘れてしまうかもしれません。
一度着た服は汗などで水分を含んでいるため、風通しの悪い場所に置いてしまうとカビや変色の恐れがあるのです。
服に限らず、物を使ったまま置きっぱなしにしてしまうことを繰り返すと、必要な時に使おうとしてもサッと取り出せず、仕方なく買いなおしたりしてさらに物が増えていってしまいます。
片付けが苦手だと自覚している人は、分かっていても片付けのスキルが足りなかったり、スキルを学んでも実際に活かそうとできなかったりすることが多いのではないでしょうか。
自覚があっても面倒に感じてしまい放置していることも多いでしょう。
ものぐさや面倒くさがりで、ゴミの分別や出し忘れが増えるとあっという間にゴミだらけになってしまうので要注意です。
物が捨てられない
物が捨てられない人もゴミ屋敷を生み出してしまう可能性が高いです。
「いつか使うかもしれない」という考えは、物のため込みを正当化する理由にもなりかねません。
その人にしてみれば「再利用可能な物」ですが、他の人から見たらただのゴミにしか見えないという場合も少なくないのです。
また、物に対して思い入れが強くて捨てることができない人は、物が着々と家の中に増えていることに気が付かない場合も多いでしょう。
買い物依存症
セールと聞くと何か買わなくては気が済まない、必要性やお金があるかどうかに関わらず買い物をしてしまうという人も要注意です。
依存症とまでいかなくても、衝動買いが止まらない人も気をつけないと家の中に物があふれてしまいがちです。
こういう買い物の仕方をする人は、ストレスや不安・孤独を解消するために買い物と言う手段を取っている場合があります。
購入したものの袋や箱に入ったままの状態で積み上がっているという場合は、買い物をすることで一時的な満足感を得ているとも考えられます。
物事を先延ばしにする傾向がある
ゴミ屋敷の住人に多い特徴として、物事を先延ばしにする傾向があるという点が挙げられます。
日々の物事に対しても、優先順位をつけるのが苦手でさまざまなことを先延ばしにしてしまうのです。
これは「決断を下す」ことに対しても苦手意識を持っていることが多いと考えられます。
物事を楽観的にとらえて「後でやればいい」と考える人もいれば「面倒だから後回しにしよう」という人もいますが、中には「やるからには完璧にしなければならない」と考えすぎてしまう人もいます。
いずれにしても、先延ばしにすることで手遅れになることは多いものです。
まず、手を動かさなければ部屋はきれいになりません。
孤独感が強く孤立している
信頼できる家族や友人がおらず、強い孤独を感じている人は物をため込みやすくなる傾向があります。
物をため込むことで、心の空白を埋めようとするのです。
また、物に囲まれることで安心感を得ようとする場合もあります。
あちこちからいろいろな物を拾ってくることも多いですが、それらはゴミではなく「自分の一部」「大切な物」と認識してしまうため、捨てられることを極度に嫌います。
ひとり暮らしのお年寄りの家でゴミ屋敷が発生しやすいのはこういう理由もあると考えていいでしょう。
極度のストレスや病気によるものも
強いストレスや障害などでゴミ屋敷になってしまうことも少なくありません。
例えば仕事・家事・人間関係などのストレスによるうつ状態は「積極的に何かをしよう」という気力を奪っていくからです。
「なかなか寝付けない」「寝てもスッキリしない」「やる気が出ない」「体が重い」といった症状が続く場合は病院を受診した方がいいでしょう。
また、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などでは、自分の得意でない部分では集中力が発揮できないといった特徴から片付けができずにゴミ屋敷化してしまうこともあります。
放置は危険!ゴミ屋敷のリスクとは
ゴミ屋敷は住人にも悪影響があるだけでなく、近隣の人たちにも危険や不安を与えています。
ここではゴミ屋敷のリスクについて解説します。
健康被害
ゴミや廃棄物などが大量に蓄積されることで、住環境は著しく悪化します。
放置したゴミから細菌・ウイルス・カビなどが発生・繁殖し、感染症などが引き起こされることがあります。
良くあるものではカビの胞子を吸い込んで起きる喘息(ぜんそく)などがありますが、ひどい場合にはカビが呼吸器で繁殖する「気管支肺アスペルギルス症」やカビ毒による肝臓癌・腎臓癌などになってしまうことも。
他にもダニ・シラミなどの害虫やゴキブリ・ネズミなどの害獣が増加することも多くなります。
ネズミはサルモネラ菌などの多くの病原菌を運ぶことでも知られています。
実際にふんや尿などを触ってしまったことから病気にかかってしまう例もあり、中には重症化して死亡する病気も含まれているので注意が必要です。
災害が起きる可能性が高まる
ゴミ屋敷にあるゴミの中にはスプレー缶や乾電池などの危険物が含まれていることもあります。
スプレー缶は高温で爆発する可能性が高まりますし、液だれした電池などでは触れた皮膚が溶けることもあるのです。
ゴミ屋敷の庭などではなく、道路にゴミがあふれている場合にはむやみに触るのは止めましょう。
また、見た目に汚い状態は、不法投棄や放火につながることも考えられます。
ゴミの量によっては建物が崩壊する可能性も否定できません。
アパートなどでは極度に重いものを置くことを想定していないことが多く、ゴミの重さで床が抜けたり傾いたりすることもあります。
ベランダなどにゴミがある場合、災害時に脱出口がふさがれてしまって逃げ遅れる人が出る可能性も。
住人自身は平気でも、まわりの人に不安や恐怖を与えていることが少なくありません。
トラブルの増加
近くにゴミ屋敷があれば、近くに住む人も迷惑していると考えるのが自然です。
悪臭が酷くて窓を開けられない・洗濯物が干せないといったことに始まり、害虫や害獣が近隣の住宅にも出没するようになった、ゴミ屋敷を見物に来る野次馬が現れて治安が悪くなった、といったこともあるかもしれません。
まわりの住民もストレスを抱えてしまうと、精神的な不調や病気などになる人も出てくる可能性があります。
また、ゴミ屋敷があることで、一帯の資産価値が下がることもあるでしょう。
何か事件が起きると、TwitterやYouTubeで赤の他人が関係者にされてしまい、個人情報などが次々とアップされてしまう危険性もはらんでいるのです。
ゴミ屋敷の住人はどんな生活を送っているの?
ゴミ屋敷の住人は一体どうやって生活しているのだろうかと考えることってありますよね。
ここではゴミ屋敷の暮らしぶりをご紹介します。
最低限のスペースで生活している
何とか活動できるスペースを確保して生活している住人は多いようです。
トイレや風呂場などへの通路はとりあえず通れるくらいには空いており、寝たり食べたりするスペースはかろうじて残っているという状態です。
しかし、まわりはゴミの山ですから臭いもあるでしょうし見た目もいいとは言えません。
ゴミを処分しようと思えばできるかもしれませんが、する気がないかできないと諦めているかのどちらかではないかと考えられます。
ゴミの中で生活している
足の踏み場もないほどゴミがたまってしまっている場合は、ゴミの中で生活する以外の方法はありません。
トイレなどの設備も使用できないため、ビニール袋やペットボトルを利用している人も多くなっています。
ある程度ゴミがたまってしまうとかき分けて歩くということも困難になりますので、靴のままゴミの上を歩くことになります。
中には何年もゴミの上を歩き続けて、ゴミが地層のように固まってしまったゴミ屋敷もあるほどです。
このような大量のゴミに埋もれての生活は危険と隣り合わせです。
うっかりゴミの中で足を滑らせてゴミに埋もれてしまって窒息する恐れもありますし、落ちてきたゴミが重いものでケガをすることもあります。
場合によっては助けを呼ぶこともできずに亡くなってしまう危険性も高まります。
ゴミ屋敷の解消方法
実際にゴミ屋敷になってしまった場合、どのようにしたら解消できるのでしょうか。
ここでは具体的な方法をご紹介します。
自治体に相談する
「近隣にゴミ屋敷があり困っている」という場合は、まずお住いの自治体に相談するといいでしょう。
最近ではいわゆる「ゴミ屋敷条例」がある自治体も増えてきています。
HPなどで確認し、条例があれば窓口に、なければ総合案内などに話をしてみてください。
個人でゴミ屋敷の住人に話をしに行くのは避けた方が無難です。
かえって話がこじれてしまったり、住人から嫌がらせなどを受けてしまったりすることも考えられるからです。
ただし、条例があってもすぐにゴミ屋敷が解消できるわけではありません。
行政が強制的にゴミ屋敷をきれいにする(行政代執行といいます)ためには、職員が何度も足を運んでなるべく自力で片付けることをお願いする必要があります。
職員の説得に応じてくれればいいですが、拒否し続けた場合には何年もかかると思っていた方がいいでしょう。
▶ゴミ屋敷の行政対応をさらに詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめ。
実際の行政対応を地区ごとに紹介もしているので、ぜひチェックしてください。
行政はゴミ屋敷に対処できる?近所がゴミ屋敷になった時の対処法をご紹介
家族や地域団体などの支援を受ける
ゴミ屋敷の住人が自分で片付けようと思った時は、家族や友人などに手伝いを依頼するという方法もあります。
人数が多ければそれだけ早く片付けが進みます。
他にも、ゴミ屋敷の住人が高齢者や障がい者の場合には「社会福祉協議会」「地域包括支援センター」「NPO法人」「民生委員」などに支援を求めることが可能な場合もあります。
また、地域で生きづらさや孤立しがちな人に寄りそって、必要な支援に繋げる「地域福祉コーディネーター」に相談することも考えましょう。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼する
自分で片付けるのが難しいという場合は「ゴミ屋敷清掃業者」に依頼するのも一案です。
費用はかかりますが、最短で部屋がきれいになります。
ハウスクリーニングも同時に行ってくれる業者も多いのが特徴です。
業者は清掃できるエリアが決まっていることが多く、外れると対応してくれない場合がありますので、依頼する際はよく確認してください。
例えば、遠方の実家の片付けを依頼したい場合などは注意が必要です。
ゴミの量が増えれば料金も高くなりますが、自分で見積もりを取って比較検討できるため、行政代執行よりは安価に依頼できます。
(行政代執行の場合は、後日ゴミ屋敷の住人にかかった費用の請求が行われ、滞納すると税金の滞納と同様に強制徴収が可能です)
ストレスによるものは医師やカウンセラーへの相談も
ストレスなどで体調や精神的な不調を感じた場合は、まず精神科などを受診しましょう。
また、不安や孤独によってゴミをため込んでしまうという時はカウンセラーに相談するのもひとつの手です。
このような状態では、きれいに片付けたとしてもまた元に戻ってしまいがちです。
片付けと同時進行で精神の安定に努めることも大切です。
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