お片付けラボコラム
【辛い！】20～30代がゴミ屋敷を片付ける上で知っておくべき原因と手順
2023年10月26日
「家がゴミ屋敷になってしまって辛い…」
「片付けたいのに片付けられなくて辛い…」
ゴミ屋敷になってしまう理由は様々あり、好んでゴミ屋敷にしようとする人はいません。
20代・30代という若い世代で、ゴミ屋敷での生活をしなくてはならなくなってしまっていることは、精神的にも肉体的にも辛いことです。
今回は、ゴミ屋敷を辛いと感じている20代・30代の方に向けて、なぜゴミ屋敷となってしまうのか、ゴミ屋敷によって招かれる病気や障害の存在、やるべきことを紹介していきます。
最後には、20代・30代だからこそできるゴミ屋敷の片付け方法についても紹介していきます。
この記事を読んで、ゴミ屋敷を辛いと感じている今、すぐにできることを考えていきましょう。
目次
20代・30代がゴミ屋敷を生み出してしまう理由
若い20代・30代の人が家をゴミ屋敷にしてしまう理由として考えられる理由は以下の5つです。
毎日仕事で忙しい
就職したばかりや、転職したばかりで、慣れない仕事に一生懸命になり、家の片付けがおろそかになってしまうということがあります。
特に一人暮らしの家では、ゴミを片付けていないことを誰かに注意されることがないため、片付けや掃除は自分が必要性を感じない限り行うことがありません。
仕事熱心になりすぎるがゆえに、生活を整えることがおろそかになってしまうのです。
持っている物が多い
20代・30代は、自分で使えるお金が増えて、趣味にたくさんのお金をかけられるようになります。
好きなアイドルやキャラクターのグッズを集めたり、好きなブランドの洋服や靴を集めたりすることができるようになると、明確な置き場所がないまま、物だけが増えてしまいます。
せっかく集めた物を、片付けることができずにゴミ屋敷化させてしまうということがあります。
熱中できる対象が明確にある人ほど、どんどんと物が増えていってしまうのです。
片付ける場所が決まっていない
20代・30代は、引っ越しやライフスタイルの変化によって、使う物が大きく変化します。
例えば、学生時代は、勉強机や本棚をよく使っている場合が多いですが、社会人になってよく使うのは、クローゼットやキッチンなど、日々の生活に必要な場所です。
社会人になって新しく買ったカバンや洋服は、どこに片付ければいいのか、あらかじめ決めていないと、使った後にスムーズに元に戻すことができません。
家族と暮らしていても、一人暮らしでも、自分の部屋の管理は自分で行わなければいけません。
人間関係が上手くいっていない
若い20代・30代は、人間関係の悪化から孤独を感じ、部屋に引きこもりがちになってしまうことがあります。
部屋にいると安心するため、不要になったものやゴミを処分することができず、どんどんとゴミが溜まってしまうのです。
人間関係が上手くいってなければ他人を部屋に招くことも少ないため、ゴミ屋敷は悪化していく一方です。
過去には、きれい好きだった、整理整頓上手だったという人も、人間関係が上手くいかないことで、物事に投げやりになってしまうと、家をゴミ屋敷にしてしまうことがあります。
SNSに依存している
SNSは、他人の明るい話題や自慢げな姿をよく目にすることになります。
SNSに依存している20代・30代の人は、
「〇〇は成功していて羨ましい…自分なんか…」
「自分と比べて〇〇はすごいな。どうして自分はダメなんだ」
このように、自分を他人と比べてしまいます。
SNSは便利なコミュニケーションツールである一方、他人からストレスを感じたり、無意識にチェックしてしまい時間を奪われたりといったリスクがあります。
「自分なんか…」と自分の生活を否定してしまうことで、片付けに対してやる気が無くなったり、孤独を感じてしまったりするのです。
SNSへの依存は、自分では気づきにくいですが、自分の生活を見直す機会をもつことで気づくことができます。
SNSを見る時間に制約を設けて、部屋の片付けに充てるためには、日頃の生活を振り返る機会や自制心が不可欠です。
ゴミ屋敷を招く辛い病気や障害
自宅のゴミ屋敷化は、住人が抱える病気や精神疾患が原因となっていることもあります。
ADHD
ADHD（注意欠陥多動性障害）は、脳の発達に異常がある発達障害です。
軽度なADHDの場合、学生時代から困ることが多かったものの、親や学校の支えで診断名がつかないまま過ごせたという方もいます。
ADHDの特性がある人の家は、本人の集中力の短さや衝動的な行動の多さが理由でゴミ屋敷になってしまうことがあります。
集中力が短いため、ゴミをまとめようと思ってゴミ袋に入れ始めても、次にやりたいことを見つけると、すぐに別のことを始めてしまうため、作業が進まずゴミ屋敷となってしまいます。
片付けたいという思いがあるのに、なかなか自分で片づけを進めるのが困難な辛い障害です。
自閉症スペクトラム障害（ASD)
自閉症スペクトラム障害（ASD）は、コミュニケーションに難があり、こだわりが強いことが特徴的な障害です。
ASDは、他人との交流を辛いと感じてシャットダウンしてしまうため、上手く助けを求めることができません。
他人とのコミュニケーションが上手く取れないことを、周りの人に理解してもらう必要があります。
ASDの人は、生活のルーティンを簡単には変えることができません。
特性上、こだわりが強いため、生活のルーティンに「ゴミを捨てる」という行動がなければ、ゴミは捨てられず溜まっていく一方です。
うつ病、双極性障害
うつ病は、気分が大きく落ち込んでしまい、やりたい気持ちがあっても行動することができない辛い心の病気です。
一方、双極性障害は、一気に気分が高ぶる躁病と、一気に気分が落ち込むうつ病が交互に出てしまう辛い障害です。
気分が落ち込んでいる状態では、片付けをするのは難しいです。
また、気分が高ぶって要らない物を買ってしまうことで片付けきれなくなり、ゴミ屋敷化してしまうことがあります。
セルフネグレクト
自分に対して関心が無くなることを示します。
着替えをしない、お風呂に入らない、健康的な食事を摂らないなど、生活に必要な身の回りのことをしなくなってしまう辛い病気です。
セルフネグレクトによりゴミを捨てや掃除もしないため、家はゴミ屋敷になってしまいます。
大きな事故やケガをきっかけに、セルフネグレクト状態になってしまう人がいます。
本当は「片付けたい」という気持ちがあるものの、自力で行動することが難しいため「辛い」という気持ちが強いのです。
強迫性障害（OCD）
強迫性障害（OCD）は、頭にこびりついた特定のイメージや行動を繰り返してしまう障害です。
強迫性障害の人は、「後で使うかもしれない」と、物を収集して捨てられずに溜め込む特徴があり、結果的に家がゴミ屋敷となってしまいます。
ゴミ屋敷を作り出そうと思っているわけではないため、自分の考えに反してゴミ屋敷になっていく辛さを感じてしまいます。
ゴミ屋敷を辛いと感じているにも関わらず、強迫観念・強迫行為を止めることができないため、自分のことをおかしいと責めてしまいがちです。
ためこみ症
ためこみ症は、診断名をはっきりと付けることのできない病気です。
物への強い執着や、物に対して強い意味合いや感情があると、物を捨てられずにゴミ屋敷化させてしまうのです。
物を溜め込むことで、不安やストレスを和らげている場合があり、ゴミ屋敷であることに罪悪感を感じないことがあります。
ただ、周りの人に、自分の溜め込んでいる物の価値や意義を分かってもらえず、辛いと感じることがあるでしょう。
ゴミ屋敷を辛いと感じたらやるべきこと
家がゴミ屋敷になってしまって辛いと感じたら、まず以下の4つの行動をおすすめします。
周りに相談する
信頼できる人に家の状態を相談してみましょう。
もしかすると、一緒に片付けを手伝ってもらえるかもしれません。
現在の家の様子や、「片付けたい」という意思があることを伝え、何から片付け始めたらいいかを相談してみましょう。
誰かに相談するだけで、ゴミ屋敷が閉鎖的な空間ではなくなります。
一度ゴミ屋敷になってしまって「辛い」と感じても、片付けることで解決することが可能です。
診察やカウンセリングを受ける
ゴミ屋敷で生活をしていたことで、体や心の調子が悪くなっている場合があります。
医療機関で、診察やカウンセリングを受けて、自分の状態を診てもらいましょう。
もし悪いところがあった場合は、20代・30代でもじっくりと治療を進めていくことが重要です。
ゴミ屋敷が片付いても、病気が続いていればまたゴミ屋敷に戻ってしまいます。
先ほど紹介したような心理的な病気や障害が分かった場合は、継続的な薬物療法や心理療法で症状を軽くしたり、改善したりすることで辛い気持ちを和らげていくことができます。
自力で片付けてみる
ゴミ屋敷を「辛い」と感じ、行動できるようであれば、自分から片付けてみましょう。
片付けが苦手な方向けのコツはこちらでも紹介しています。
▶片付けの心理的効果で毎日を前向きに！苦手な片付けは3つのコツで克服
自分で片付けられたという達成感は、「辛い」と感じていた気持ちを覆すことができるくらいにすっきりとさせてくれます。
部屋が清潔な状態になれば、心の余裕もでき、仕事や人間関係の再構築にチャレンジしてみようという気持ちにもつながります。
片付け業者に依頼する
ゴミ屋敷の片付けを専門に行っているプロの片付け業者がいくつかあります。
お住まいの地域の片付け業者に「自分の家の何を片付ければ、ゴミ屋敷ではなくなるのか」を相談してみましょう。
20代・30代のお客様の場合、どこまで家を片付けていいのか分からないこともあります。
すべてを処分して、必要最低限の物だけにすることが片付けではありません。
自分にとって手放せないものは保管し、要らないものを処分するという、一見当たり前の行動ですが、プロの片付け業者に依頼することで自分以外の視点を得ることができます。
関東エリアに対応している「お片付けラボ」では、大きな家具や家電の回収や、手放しにくいものの買取サービスも行っています。
下見や見積もりは無料で、業界では珍しい後払いや分割払いを導入しています。
ゴミ屋敷を「辛い」と感じている20代・30代のお客様から喜ばれている片付け業者です。
20代・30代だからこそできるゴミ屋敷の片付け方法
比較的柔軟に生活リズムやライフスタイルを変えられる20代・30代の場合、以下の3つの方法でゴミ屋敷を片づけることが可能です。
物を処分する
増えすぎた物の処分は、若い時の方が簡単に行なえます。
長年持っていると、無条件に愛着が湧き、必要ないのに手放せない状態になってしまうからです。
20代・30代の場合、もし本当に必要になった時には、再び買いなおすこともできます。
思い切って物を捨てていくことが、辛いゴミ屋敷と決別できる手段です。
買い物にインターネットを利用しない
20代・30代は、インターネットによる買い物に抵抗がない世代です。
ネットでの買い物はお金を払う感覚が薄いため、自分が思っている以上の数購入したり、商品の詳細を見ないまま惰性で購入したりする恐れがあります。
できるだけインターネットによる買い物は行わず、実店舗で吟味しながら購入するか検討すると、不要なものを購入することもなくなります。
片付けやすい家具や収納を設置する
最後に、20代・30代の家だからこそできる片付けの工夫として挙げるのが、家具や収納の工夫です。
例えば、ベッドは下に収納がある物を設置することで、ベッド下のデッドスペースを上手く活用しながら、片付けることができます。
また、生活の導線を考えて収納棚を配置することで、「使ったら戻す」という当たり前のことが自然にでき、日常的な片付けを楽にすることができます。
家具や収納を新しく買おうとする時に、デザインだけでなく「片付けやすいか」「収納は大きいか」という視点を持つようにしましょう。
ゴミ屋敷の辛さから抜け出すなら「お片付けラボ」へ
関東を中心にサービスを展開し、メディアでも紹介されているお片付けラボは、頭金0円で利用できる片付け業者！
ゴミ屋敷の辛さに苦しむ20代・30代のお客様からのお問い合わせを多数頂いています。
24時間365日いつでも相談・見積もりを承っているので、いつでもお気軽にご連絡ください。
辛い障害や病気のお客様の部屋にも対応
今回紹介したように、ゴミ屋敷の原因は辛い障害や病気の場合があります。
ADHD、自閉症スペクトラム障害（ASD)、自閉症、うつ病、双極性障害など、片付けたいという気持ちがあっても上手く行動に移せないお客様のお片付けも全力でお手伝いします。
お片付けラボは、ゴミ屋敷の片付けから清掃までをスピーディーに行う片付けのプロです。
お客様の辛い障害や病気に寄り添いながら、作業をいたします。
女性のお客様が増えています
ゴミ屋敷を辛いと感じるお客様に女性の方が増えています。
お片付けラボは、ゴミ屋敷の清掃だけでなくハウスクリーニングもオプションで行う片付け業者です。
引っ越してきた当時のようなすっきりした部屋に片付けて、辛い気持ちを払拭してみてはいかがでしょうか。
実績紹介
作業内容：不用品の回収作業、ハウスクリーニング
かかった時間：4時間
千葉県市川市からのお客様からのご依頼でした。
軽度の発達障害をお持ちというお客様は、昔から片付けが苦手でゴミや不用品を溜め込んでしまうそうです。
念願の1人暮らしを始めても部屋を片付けることができず、数か月で荒れ放題になってしまったとのことでした。
たとえゴミでも「いつか使うかもしれない」と思うと、捨てられなかったそうです。
複数の業者に相談した結果、分割払いが利用できる「お片付けラボ」にご依頼くださいました。
「あっという間に綺麗にしていただけて助かりました！ありがとうございました！」とお客様に大変ご満足いただけたようです。
ADHDや自閉症など、軽度の発達障害をお持ちの方が部屋をゴミ屋敷にしてしまうケースは増えています。
ゴミ屋敷を「辛い」と感じた時、それは正しい判断・認識ができている時です。
20代・30代でも一人で抱え込まず、片付けのプロの力を借りることは大切です。
