お片付けラボコラム
ピアノは粗大ゴミとして捨てられない?できるだけ簡単に手放す5つの方法を解説
2024年01月26日
「長い間弾いていないし、家の中で場所を取っているから、そろそろ手放したい」
「でも、こんなに大きなピアノ、一体どうやって捨てればいいのだろう?」
こんな疑問を抱える家庭は少なくありません。
家に眠るピアノはそのサイズと構造から、普通の粗大ゴミとしての処分が難しいことが多いのです。
この記事では、ピアノを手放す際の問題を解決する実用的な5つの方法を紹介します。
専門業者に依頼する方法から、リサイクルや再利用の方法まで、状況に合わせた最適な処分方法を見つけるのにお役立てください。
目次
粗大ゴミとして捨てられるのは電子ピアノだけ
基本的に、粗大ゴミとして捨てられれるピアノは基本的に「小さめの電子ピアノ」だけです。
その理由は主に以下の2つです。
・粗大ゴミの定義から外れている
・適正処理困難物に当てはまっている
▼粗大ゴミの定義から外れている
一部自治体では粗大ゴミの定義に「◯◯kg以内のゴミ」という条件を課しているため、大型のピアノは粗大ゴミとして自治体に回収してもらうことはできません。
また、職員数名で運べないようなものも粗大ゴミとして扱われません。
グランドピアノは、重さが250㎏~400㎏程度、アップライトピアノや200kg〜250kgと、專門の業者じゃなければ運べない重量となっています。
一般的な家具や家電のように運べず、回収トラックにも載せられないため、大型ピアノは別の方法で手放す必要があります。
※主な政令指定都市の粗大ゴミ定義一覧
都市名 | 粗大ゴミの定義 |
---|---|
札幌市 | 家電・家やその他固形廃棄物,指定ゴミ袋に収まらないもの |
仙台市 | 最長辺が30cm超え,重量が100kg以下 |
新潟市 |
指定袋に収まらない物,指定袋に収まるが危険な物,大人二人で持ち運べる大きさ |
千葉市 | 指定のごみ袋に入らない,入っても口が縛れない物,袋からはみ出す物 |
さいたま市 | 一辺の長さまたは直径が90cm以上2m未満 |
東京都北区 | 30cm立方体以上 |
東京都世田谷区 | 一辺が30cmを超える家具・家電を含む廃棄物 |
川崎市 | 最長辺が30cm以上50cm未満の金属製品,50cm以上180cm未満,180cm以上で幅が10cm未満の物 |
横浜市 | 金属製品で最長辺が30cm以上,プラスチック製品や木製品で50cm以上 |
相模原市 | 電気製品は30cm以上,それ以外は50cm以上の物 |
浜松市 | 堅固な素材で作られた物,特別な取り扱いが必要なもの,60cm以上の木製家具等 |
静岡市 | 定義なし(地域のガイドラインで確認) |
名古屋市 | 30cm角を超える大型ごみ |
大阪市 | 最長辺または径が30cmを超える,または1mを超える棒状の物 |
堺市 | 最長辺または径の長さが30cmを超える家具・家電など |
神戸市 | 大型家具や自転車,45リットルの指定袋に入らず、口が結べない大きさ,または5kgを超える重さの物 |
京都市 | 燃やせないゴミ |
岡山市 | 20リットルの有料指定ごみ袋に入らない物 |
広島市 | 最長辺の長さまたは最大径が30cm以上,または1m以上の棒状や曲げられる板状の物 |
福岡市 | 家具・家電など,指定袋に入らない大きさの物 |
北九州市 | 市の指定袋(45リットル)に入らない大きさの物 |
熊本市 | 市の指定袋(大袋)に入れて口を結べない大きさの物 |
▼適正処理困難物に当てはまっている
「適正処理困難物」とは、その大きさや重さ、材質などの理由で、普通のゴミ収集や処理方法では回収・処理ができない特別な物のことを指します。
たとえば、オートバイやバッテリー、ガスボンベや農業器具など、それぞれに応じた過程で処理しないと危険性を伴う物がこれにあたります。
そのため、その重さから普通のゴミ収集車で運ぶことができないうえに、木材や金属などといった材料で作られていて、分解に専門的な技術が必要なピアノも適正処理困難物に当てはまっています。
適正処理困難物は家庭ゴミや粗大ゴミとして捨てられないため、専門の処理業者に回収・処分を依頼する必要があります。
大きなピアノの捨て方
大きなピアノを粗大ゴミとして捨てることはできませんが、別の方法ならしっかり手放せます。
ここではピアノの手放し方としておすすめの方法を5つ紹介するので、一番実施しやすい方法を探してみてください。
・メーカーや販売店に相談する
・処理,買い取り専門業者に依頼する
・不要品片付け業者に依頼する
・ジモティーやフリマアプリで譲り先を探す
・必要な人,地域,国に寄付する
メーカーや販売店に相談する
ピアノ処分の選択肢として、購入したメーカーや店舗への相談がおすすめです。
名の知れたピアノメーカーや販売店では、古くなったピアノの引き取りや廃棄に関するサポートを実施していることがあります。
たとえば、ヤマハやタケモトピアノなどでは使われなくなったピアノを引き取り、修理や調整を行って必要とする方々に再販しています。
この方法は、ピアノを大切に使ってきた方や、特別な思い入れがある方にとって特におすすめです。
ピアノがどのように再利用されるのか明確なので、不安なく手放すことができます。
なお、大手メーカーの場合は自社製品しか回収していないケースがあります。
また、ピアノの種類も限定されていることがあるので、まずはネットなどで詳細を問い合わせるようにしましょう。
処理・買い取り専門業者に依頼する
大きなピアノを処分するなら、専門の処理・買い取り業者に依頼するのもおすすめです。
專門業者は、大型ピアノの運搬や処理に関する豊富な経験や知識を持ち合わせているため、「できるだけ傷つけることなく、誰かに役立つ方法で手放したい」と考える持ち主の方にもおすすめです。
さらに、ピアノがまだ使用可能な状態であれば、買い取りを提案してくれることもあります。
買い取りなら処分にかかる費用を抑えるだけでなく、ピアノを必要としている他の人々へ譲る形で手放せます。
とはいえ、大手ピアノメーカーと違って民間業者はサービスの質に差があるのも事実です。
業者選びを間違えると、後々不法投棄されたり、希望に沿わない形で処分される可能性があります。
まずは複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や費用を丁寧に比較することが肝心です。
また、口コミや業者の評判、過去の実績も参考にすると良いでしょう。
信頼できる業者を選ぶと安心してピアノを手放すことができ、新しい持ち主に喜ばれる可能性も高まります。
ピアノ処分は一見大変な作業に思えますが、適切な専門業者に依頼すればスムーズかつ環境に優しい方法で解決できますよ。
不用品片付け業者に依頼する
大型ピアノの処分なら、不用品片付け業者に依頼するのも良いでしょう。
不要品片付け業者は、家具や家電以外にも、ピアノのような大きな楽器の回収・買い取りに対応しています。
自宅からの搬出・運搬は業者に任せられるので、依頼者はまったく負担なくピアノを手放せます。
しかし、先ほど紹介したピアノ処理・買い取り業者よりも、業者選びが大切なのが不用品回収業者です。
特に軽トラで町を走っていたり、自宅にチラシを入れてくる業者には注意しましょう。
悪質な不用品回収業者は作業後に不当な高額料金を請求してくることもあります。
信頼できる業者を探すには、作業前に全料金を提示してくれる「明朗会計」が可能で、外部の口コミサイト評価が高い業者を選ぶことが大切です。
過去の利用者の経験談を参考にしつつ、安心してピアノを任せられる業者を探しましょう。
ジモティーやフリマアプリで譲り先を探す
ジモティーやフリマアプリを利用して譲り先を見つけるのは非常にサステナブルな手放し方です。
この方法は、ピアノを有料で買い取ってもらうだけでなく、無料で譲ることも可能で、処分費用を抑えることができます。
ジモティーやフリマアプリでは地域を限定して情報を掲載できるため、近隣に住む方にも譲ることが可能です。
ただ、自宅からの搬出や配送は困難です。
ジモティーの場合は、受け取る側が指定場所に取りに来てくれますが、フリマアプリだと配送を依頼する必要があります。
ピアノほど大きい物だと宅配業者の專門輸送コースを使う必要があるので、送料などを加味して手放すか決めると良いでしょう。
必要な人・地域・国に寄付する
大型ピアノの処分を考える際は「寄付」というのも有意義な選択肢の一つです。
寄付を通じて、ピアノを必要としている学校、音楽教室、コミュニティセンター、または発展途上国の教育機関などに貢献できます。
大型ピアノの寄付は、単なる物の処分以上の意味を持ち、世界中の人々に音楽の喜びを広める素晴らしい機会となります。
ピアノを捨てる時の注意点
ピアノを処分する際には、いくつかの点に注意が必要です。
運送費、事業所での処分方法など、知っておくべきポイントを詳しく解説します。
これらのポイントに注意すれば、ピアノの処分をより効率的に行えますよ。
・捨てる前に吟味する
・高くなりがちな運送費に注意する
・事業所のピアノは「事業系ゴミ」として捨てる
捨てる前に吟味する
ピアノを捨てる前には、その状態をしっかりと吟味しましょう。
まだ使える状態であれば、買取や寄付について考える余地があります。
また、ピアノの種類やブランドによっては、アンティークピアノとして価値があり、高価で売れる可能性もあります。
大切に使ってきたピアノなので、ただ捨てるだけではなく、他の場所や方法で活かせないか模索するのがおすすめです。
高くなりがちな運送費に注意する
ピアノの処分には、かなり高額な運送費がかかります。
特に大型ピアノの場合、運搬には専門の技術や大きなトラックが必要で、これがコストを高める要因となります。
処分を依頼する際には複数の業者から見積もりを取り、できるだけ安く、しかし希望通り依頼できる業者を見つけましょう。
事業所のピアノは「事業系ゴミ」として捨てる
事業所で使用されていたピアノは、一般家庭の粗大ゴミとは異なり「事業系ゴミ」として扱われます。
これは、事業活動から生じる廃棄物の処理に関して、より厳しい規制が適用されるためです。
「事業系ゴミ」は自治体が指定した業者しか回収できないため、お住まいの地域サイトで業者を探したうえで適切に手放すようにしましょう。
【関連情報】
▶粗大ゴミが放置されるとどうなる?見かけた時にすぐ使える行動マニュアル
ピアノは粗大ゴミにならない!適切な方法で後悔しないように手放そう
ピアノの処分を検討する際、まずはその状態を吟味し、再利用や買い取りの可能性を探ることが大切です。
ピアノは粗大ゴミのように、自宅前に置いておけば自治体職員が回収してくれるような物ではありません。
普段から大きな物を回収している不用品片付け業者や、ピアノを回収・処分できるピアノ專門業者に依頼しないと手放すことは困難です。
処分するにしても、運送費が予想外に高くなる場合もあるため、業者依頼時には事前に複数の業者から見積もりを取り、適切な方法かつ納得できる形で依頼できる業者を見つけるようにしましょう。
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「前に住んでいた家の不要品を捨てたい」
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・作業内容:家電,不要品の回収
・作業時間:即日
・支払い方法:後払い
前に住んでいた物件に不要品を放置しているため、それらをすべて回収してほしいとご依頼いただきました。
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