お片付けラボコラム
ゴミ屋敷は1人で片付けられる!?基準とポイント、知っておきたい注意点をまとめて解説
2023年09月08日
「気がついたらゴミ屋敷になってしまっていた…」ということは珍しいことではありません。
ゴミ屋敷を片付けるためには人数やトラックの数が必要とされますが、ゴミ屋敷の状態によっては1人で片付けをすることができるのです。
仮に1人で片付けられなくても、できるところまで片付けて残りを片付け業者に依頼する方法もあります。
この記事では1人で片付けられる基準とポイント、注意したいことをまとめて解説していきます。
目次
ゴミ屋敷は1人で片付けが可能
ゴミ屋敷の片付けは、ひとことで言えば可能です。
ですがそのゴミ屋敷の程度によるところがあるのです。
ゴミ屋敷にはおおよそ5段階のゴミ屋敷の基準があり、その3段階目までの状況なら専門業者を頼らずとも片付けが可能なケースが多いとされています。
また水回り環境が衛生面から見てもきちんと使える状態であることも欠かせません。
条件はゴミ屋敷レベルと水回り問題
ゴミ屋敷を1人で片付けるときにチェックしたいことが以下のことになります。
①生ゴミ、不廃物がないこと
②異臭、害虫、害獣の発生がしていないこと
③水回りの衛生面が保たれていること
この3つは非常に重要です。
とくに害虫の発生や水回りが機能していないのであれば、この時点で片付け業者に依頼することを検討しましょう。
【5段階】ゴミ屋敷の片付け基準分別
ゴミ屋敷の段階別基準を解説すると、この中で1人で片付けられるのは3段階とされています。
あくまでゴミの量をもとにした基準ですが、前述した通り、水回りが機能していないのであれば1段階であろうが2段階であろうが、片付け業者に依頼をしましょう。
1Kなどアパートの1室程度のゴミ屋敷なら基本的な依頼相場は5万円からです。
状況によっては、片付けからゴミの処分まで行ってもらえるならばかえって時間も金額もお得になるケースがあります。
ゴミ屋敷の第1段階
床が十分見えている状態です。
足の踏み場が確保されており、移動動線(部屋から部屋へ移動する通路)があるので、通常の暮らしができます。
ゴミ屋敷の第2段階
ゴミや物が足首前後まであり、床や壁面が覆われ始めている状態です。
すでに足の踏み場がなく、移動にややストレスを感じる段階になります。
そのため、身の回りに必要な物を集めておいておく習慣ができ、気がつくと物が積み重なっている状態になります。
ゴミ屋敷の第3段階
ゴミや物が膝くらいまであり、壁面と床面どちらも覆われて自分自身も埋もれている状態になります。
普通なら入るのも居続けるのも嫌になるレベルです。
ゴミ屋敷の第4段階
ゴミや物の量が腰の高さくらいまできている状態です。
おおよそこの段階にくると、物の管理ができていないので不廃物や衛生面から異臭が発生しやすくなるため、片付け業者によっては対応してくれない業者も増えてきます。
ゴミ屋敷の第5段階
部屋に入室すらできないほど、天井までゴミや物が嵩んでいます。
当然ですが、生活できないレベルです。
片付けのプロの手を借りないと100%片付けることはできません。
ですが残念ながら、片付け業者に断られる可能性がとても高いです。
ゴミ屋敷を1人で片付ける手順
ゴミ屋敷を1人で片付けると決めたなら、まずは計画的に取り組むためにスケジュールを作成します。
片付けを1人でやるにあたって1日で終えられるケースはまずありません。
可能であれば連日時間を使って片付け作業をします。
その事前準備として、以下のことをまずは行いましょう。
①資材の準備
②車を手配
③地域の処分方法を確認
必ず使う資材としてゴミ袋や手袋は欠かせません。
あればマスクもあると有効です。
片付けの終盤では処分品を運ぶトラックが必要になるので、トラックの手配もしておく必要があります。
自力で物を処分する際は自治体の処分方法に則り行うので、処分方法や分別方法を確認しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付けで知っておきたいこと
ゴミ屋敷の片付けの依頼時に知っておきたいことは、まず費用についてです。
ゴミ屋敷の状態や部屋の汚染状況によってはスタッフの健康の確保のために料金は変動があります。
また住居環境の共有も忘れてはいけません。
トラックが入れないほどの細い路地にお住まいの場合、公道までゴミを運び出さなくてはならない場合、時間の兼ね合いを考えスタッフの人数が変わってくるからです。
ここで人数の必要な作業を1人で行えるか今一度よく考えてみてください。
1人で片付けようとして必要な物を用意し労力を使う方が大変な場合は、長い目で見て部屋を快適に使える業者への依頼の方が安く収まる可能性があります。
この費用の中では、ゴミ屋敷のレベルが高いほどトラックの容量が大きい必要があるのですが、その目安を以下で解説します。
トラックの積載量について
トラックの積載量に関して、およその目安は次のとおりです。
・軽トラ:1DK〜1DK に収まるゴミ
・1,5トラック:1LDK〜2DKに収まるゴミ
・2tトラック:汚部屋からゴミ屋敷初段界サイズ
・4tトラック:いわゆるゴミ屋敷対応サイズ
トラックに関しては、天井の有無で積載量も変わってきます。
この際、依頼をする場合にはトラックの種類についても把握しておき、わからないことはしっかりと確認するようにしましょう。
トラックをレンタルして不用品を処分するなら
自分でトラックをレンタルして不用品処分をするならば、時間はいくらかかってもいいという方以外は最低でも軽トラック、または2tトラック車をレンタルして、ゴミ収集業者に持ち込みしたほうが確実かつスムーズに廃棄する事が可能です。
レンタカー屋でトラックを借りても軽トラックなら1日4,000円程度、2tトラック車でも8,000円ほどで借りることができます。
ここは節約せずに最適な方で一気に運び出ししてしまいましょう。
またミッションが運転できないという方も多くいると思います。
その場合は レンタカー屋に「オートマでお願いします」 と伝えればオートマを用意してくれますよ。
リサイクル商品対象の物について
リサイクル法記載の物は、自治体から委託を受けている業者では処分できません。
この場合はメーカーに問い合わせて引き取ってもらう方法が一般的です。
手続きから回収までおよそ1週間から2週間時間がかかることが多いので、その点を考慮した上で回収を依頼する必要があります。
自治体の不用品処分の対応について
ゴミを袋詰めしていく前に、最寄りのクリーンセンターに電話をして確認します。
中にはインターネット上のホームページに掲載してくれている自治体もあるので確認してみましょう。
自治体によっては予約制度があり、1週間以上前に予約しておかなければ処分ができないといった条件もあるので注意が必要です。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリットは?
ゴミ屋敷を1人で片付ける方法がわかったところで、ここでゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリットを紹介します。
・優良認定業者であること
・不用品回収健全化指導員他、免許登録があること
・損害賠償保険加入をしていること
・依頼したい作業範囲を行ってくれること
・連絡した即日対応可能
・見積もりとキャンセル料が無料
一般的な片付け業者に依頼すると上記6つの対応が可能です。
前述したゴミの処分の予約など一切必要なく、業者の持つ正規のルートできちんと不用品処分を行なってくれます。
見積もりとキャンセル料が無料なので、1人で片付けをするのにかかる予算と比較してもいいかもしれません。
悪徳業者には要注意!
片付け業者の依頼時に注意したいのが、ゴミ屋敷の片付けを安く行う代わりに家の物品を持ち帰り盗む行為をする悪徳業者です。
年配の方の住まい、または遺品・生前整理に多く見られるのですが、ゴミ屋敷やひとり暮らしの女性の家でも被害が増えてきているようです。
依頼時に「優良認定業者」「損害賠償保険加入」「事業所の有無」は特に重点を置いて確認するようにしましょう。
実績多数!ご依頼者に寄り添う「お片付けラボ」
「一人で片付けはできるけど作業と時間に限界がある…」
「片付けをするには、物に感情がありすぎる…」
いざ一人でゴミ屋敷の片付けを計画的に片付けをしようとしても、時間と心にゆとりがない場合は挫折してしまう傾向があります。
そのときはまず自分を責めず、できたことに目を向けてくださいね。
感情が伴う物や場所に近づくことは、良くも悪くもあなたの心へ影響を与えます。
【お片付けラボ対応】実例・実績紹介
「目の前のことでいっぱいいっぱい…」
「悪臭も害虫も、もう慣れてしまいました…」
・作業内容:ゴミの片付け、清掃作業
・作業スタッフ人数:3人
・時間:1日間(依頼時から作業完了まで)
・作業料金:頭金なしの分割払い
東京都八王子市にお住まいの、看護師として勤務する女性からのご依頼でした。
以前までは夫であるパートナーと暮らしていたそうですが、現在は離婚し、ひとりこの戸建てに住んでおられるとのこと。
離婚の原因がそれぞれの考え方の不一致で起きたことだったそうで、今でも女性のご依頼者様は「私が我慢すればよかった…」と後悔されている様子が幾度も伺えました。
それはパートナーと過ごしていたこの環境がより事を大きくしているのは間違いありません。
まずはご依頼者様とヒアリングを行い、どの物がご依頼者様の心と大きく紐づいているかを確認いたしました。
このように気持ちの整理がついていないときに物を処分するのは中が必要だからです。
より一層、状況が悪化することも否めません。
片付けに伴う不用品処分は、まず明らかなゴミから着手していき、収納ケースを用意して1ステップで捨てるのではなく2回に分けて物の分別を行いました。
自治体に回収してもらえない不用品は、手続きや持ち込みといった運搬作業を自分でしなくてはならないのですが、弊社は有料認定業者ですので、この点は私達が回収し決まった手順で処分させていただきました。
部屋がきれいに片付いていくことで、ご依頼者様の表情が少しずつではありますが柔らかくなり、そして最後には涙をこぼしながら笑顔で「なんだか、もうここまでしたら進むしかないですよね」と仰いました。
この言葉に、ご依頼者様の止まった足を少しだけ、前に進めるようにできたのかもしれません。
今回はヒアリングの内容から繊細な配慮ができる女性スタッフを1名配置したので、女性スタッフを仲介役として作業を進めた結果、予想時間よりも早く解決することができました。
女性スタッフの中には主婦の方もいらっしゃるので、心に寄り添った立ち回りや行動を汲んだ対応ができます。
多くの方が気になさる費用ですが、お片付けラボでは分割払いのほか、ご依頼者様の費用負担削減のために買い取り可能な不用品は処分せずに提携しているリサイクル事業で売買が可能です。
見積もり金額の相殺効果があるので、不用品が劣化しない今こそご相談ください。
ぜひご自身の今の暮らしを楽しめるように、環境から心地よいものへ変えていきましょう!