お片付けラボコラム
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると法的な責任も!?片付けの費用相場と対処法
2023年11月05日
「無人になった実家がゴミ屋敷になってしまっている…」
「空き家を放置していると、所有者にとって不利益になることがあるの?」
空き家をゴミ屋敷化したまま放置していると、事故や火災の延焼原因となるリスクも。
さらに空き家にて何か起きた場合、自治体によって放置の責任を問われる可能性があるんです。
この記事ではゴミ屋敷化した空き家が急増している理由と放置のリスク、自力で片付ける方法から業者依頼がおすすめな理由を解説しています。
ゴミ屋敷になった空き家を片付ける方法だけでなく、安く業者依頼するコツも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ゴミ屋敷化した空き家が急増している理由
ゴミ屋敷と化した空き家が急増している2つの理由を説明します。
1.高齢化により空き家の片付けができない
2.核家族化により実家を離れる人が増えた
自治体も問題視している空き家問題について、より深く理解しましょう。
高齢化により空き家の片付けができない
空き家がゴミ屋敷化してしまうのは、高齢化により空き家の片付けができないからです。
高齢により施設へ入所したものの、事前に空き家の整理や処分ができません。
そのため空き家を放置するケースとなり、そのまま所有者が死亡すると、空き家が放置されてしまいます。
核家族化により実家を離れる人が増えた
万が一空き家の所有者が死亡した場合は、相続人が空き家を管理します。
しかし近年は核家族化が進み、実家を遠く離れて家族を持つ人が増えてきました。
結果的に空き家となっている実家が遠くて手入れできず、そのまま放置されてしまいます。
ゴミ屋敷化した空き家を放置するリスク
ゴミ屋敷になった空き家を放置するリスクを紹介します。
1.老朽化した空き家が倒壊し事故が発生する
2.割れ窓効果でゴミを不法投棄される
3.火災の原因となる
4.所有者が管理責任を問われ固定資産税軽減措置の解除などの罰則を受ける
5.政府をあげて空き家問題への対策を行なっている
空き家が老朽化するのはもちろん、所有者が法的な責任を負うケースもあるため、早急な対応が必要です。
老朽化した空き家が倒壊し事故が発生する
放置された空き家は徐々に劣化していき、最終的に倒壊するリスクがあります。
特にゴミ屋敷は湿気がこもりやすく、木材が劣化しやすいため、注意が必要です。
倒壊で周辺の方が怪我をする可能性もあり、その場合は所有者が瑕疵責任を問われるリスクがあります。
割れ窓効果でゴミを不法投棄される
放置された空き家に誰か一人がゴミを捨てると、そこから堰を切ったように、他の人もゴミを捨てる場合があります。
これを「割れ窓理論」といいます。
空き家はゴミの不法投棄場所となりやすく、放置しているだけで第三者がゴミ屋敷にしてしまう場合も。
敷地内にゴミを投棄された場合も所有者の責任で片付けなければならないので、空き家を放置するのはリスクもコストも高いです。
火災の原因となる
万が一近隣で火事が起きた際に、空き家に燃え移り、延焼の原因になるかもしれません。
自身の資産である家を失うだけでなく、近隣にも被害を及ぼします。
また空き家自体に放火される危険性もあるので、注意が必要です。
空き家は誰も住んでおらず、放火犯に狙われやすい場所なのでそのまま放置するのは危険といえます。
所有者が管理責任を問われ固定資産税軽減措置の解除などの罰則を受ける
空き家を放置していて何か実害が出た場合、管理責任を問われる可能性があります。
たとえば、所有者に対しての固定資産税軽減措置の解除で、税金が高くなることも。
その他空き家が原因であることが明らかで、事故や怪我人が出た場合は、所有者が賠償請求の対象となります。
政府をあげて空き家問題への対策を行なっている
日本の高齢化により空き家問題は深刻化しており、政府をあげてこの問題へ取り組んでいるのが現状です。
総務省も空き家対策を自治体へ促し、規制を強めています。(引用:空家等対策の推進に関する特別措
置法の施行状況等について(総務省)(https://www.mlit.go.jp/common/001222398.pdf))
空き家を取り壊して土地を活用するなど、活用法を思案している状態ですが、放置された空き家がある以上はなかなか政府も動き出せません。
今後所有者が特定されている空き家についての規制や罰則が強まる可能性もあるので、早急に空き家対策しましょう。
行政が行っている空き家対策は、空き家がゴミ屋敷になってる!行政の対応は?でも紹介しています。
ゴミ屋敷化した空き家片付けを業者に依頼した場合の費用相場
空き家の片付けを業者に依頼した場合の費用相場を解説します。
1.最低料金5万円からが相場
2.一軒家の場合は掃除の範囲によって数十万円かかる場合も
片付けたいが費用面がネックになっている方も多いはず。
ここから解説する費用相場を参考に、空き家の片付けに着手しましょう。
最低料金5万円からが相場
空き家の片付けを業者に依頼した場合は、5万円程度を下限として数十万円かかかります。
間取りが1R〜1LDK程度であれば5万円ですが、床面積が広くゴミの量が多ければ、作業人員の人数も時間も必要だからです。
ゴミ屋敷の片付け費用相場については【公開】ゴミ屋敷の片付け費用相場や内訳は?コスパよく優良業者に依頼するコツの記事も、読んでみてください。
一軒家の場合は掃除の範囲によって数十万円かかる場合も
空き家が一軒家で庭にゴミが大量に捨てられているような場合は、100万円以上片付け費用がかかるケースも。
一般的な一軒家で室内にのみ不用品やゴミがある場合は、数十万円程度の予算が必要です。
決して安い金額ではありませんが、放置して所有者責任を問われるような事件が起きれば、それ以上の賠償額を課されるかもしれません。
空き家のゴミ屋敷を少しでも安く片付ける方法
空き家のゴミ屋敷を少しでも安く片付ける方法を紹介します。
1.自力で片付ける
2.空き家バンクに登録して片付け費用の補助金を利用する
3.片付け業者が提供する分割払いや買取サービスを利用する
費用が気になる方は、この3つの方法を試してみましょう。
自力で片付ける
最も安価な方法は、空き家を自力で片付けることです。
ただし部屋の広さやゴミの量によっては、素人が自力で片付けられません。
多少ゴミが散らかっている程度なら可能ですが、床一面にゴミがあるような場合は、業者へ依頼しましょう。
空き家バンクに登録して片付け費用の補助金を利用する
空き家の有効活用のために作られた「空き家バンク」に登録し、片付け費用の補助金を利用する方法もあります。
自治体が作ったサービスで、空き家を売りたい・貸したい人と利用者を結びつけるサービスです。
賃貸借または売買のために片付けが必要な場合、補助金を申請できます。
詳しくは自治体へ質問して、片付け費用の補助が受けられるか確認しましょう。
片付け業者が提供する分割払いや買取サービスを利用する
空き家の片付けを業者に任せる場合の費用は、分割払いできる可能性があります。
業者によりますが、分割すれば高額の片付け費用を毎月定額で支払えるため、金銭的な負担を減らせます。
また買取に対応している業者を選べば、空き家にある価値があるものを買い取ってもらえるかもしれません。
片付けの費用に買取金額を充当できるので、片付け費用を抑えられるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けを分割払いする方法はゴミ屋敷は分割払いで清掃可能!お金がない方向けの片付け方法・業者選びのポイントで紹介しています。
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付けるコツ
原則業者依頼がおすすめですが、自力でやりたい方向けのコツを簡単に解説します。
1.空き家の片付けを手伝える人員を確保する
2.スケジュールを調整してまとまった休みを取る
3.必要な道具・車両などを用意する
4.家の中の不用品を全て運び出す
5.分別してゴミ処理場へ持ち込み
6.清掃作業をおこなう
まとまった時間と人手を用意できる方は、自力で空き家の片付けに着手してみましょう。
空き家の片付けを手伝える人員を確保する
まずは親戚などに声をかけて、人手を集めましょう。
一人では空き家の片付けはほぼできないからです。
まずは空き家の片付けを手伝ってくれる人に、声をかけてください。
スケジュールを調整してまとまった休みを取る
次に人員のスケジュール調整を行い、まとまった休みをとりましょう。
可能なら数日間休めると良いですが、難しい場合は毎週土日に片付けるなど調整してください。
必要な道具・車両などを用意する
ゴミ袋や軍手、解体が必要な場合は工具などの道具、および車を用意しましょう。
空き家の片付けでは大量のゴミが出るため、軽トラックなどを借りておくと便利です。
レンタカーで軽トラックなどは借りられるので、予約しておきましょう。
家の中の不用品を全て運び出す
次に家の中の不用品を全て運び出しましょう。
要不要の選別は後で行えば良いので、とにかく一度全て運び出してください。
分別してゴミ処理場へ持ち込み
運び出したものを分別して、不要と判断したものをゴミ処理場へ持ち込みましょう。
清掃作業をおこなう
からっぽになった空き家の清掃作業を実施します。
家の中は大量の埃やカビがあるので、換気しながら掃き掃除と拭き掃除をしましょう。
以上のように空き家の片付けは人員探しやスケジュール調整から、清掃作業までと作業工程がかなり多く、大変です。
ゴミ屋敷になった空き家の片付けに業者依頼が適切な理由
ここまで説明したように、空き家を自力で片付けるのは非常に大変。
可能なら業者に依頼して片付けることをおすすめします。
1.最短最速で空き家をキレイにできる
2.ハウスクリーニング対応も可能なので売却やリフォーム前にも最適
3.遺品整理なども任せられる
4.分割払いや後払いを利用すれば費用負担も軽減できる
5.お片付けラボにて対応したゴミ屋敷化した空き家の片付け実績
業者に依頼した方が良い理由を6つ説明します。
最短最速で空き家をキレイにできる
片付け業者に空き家の整理を頼めば、最短・最速で空き家が片付きます。
片付け作業に慣れていますし、必要な機材などを所持しているからです。
家族で集まって片付けるよりもはるかに早く、空き家を片付けられるでしょう。
ハウスクリーニング対応も可能なので売却やリフォーム前にも最適
空き家の売却前のハウスクリーニングも、片付け業者に依頼できます。
片付けと清掃を別で依頼する必要がないので、最短1日以内に片付けも清掃も完了するのがメリットです。
売却にせよリフォームにせよ、事前にゴミ屋敷状態の空き家を片付けなければなりません。
ハウスクリーニングまで依頼した方が、効率的に空き家を処分できます。
遺品整理なども任せられる
手付かずの遺品整理も、片付け業者に依頼できます。
片付け業者を選ぶ時に、遺品整理士が在籍している業者を選びましょう。
お片付けラボは遺品整理士・特定遺品整理士資格を取得していますので、遺品整理についてもぜひご相談ください。
<お片付けラボの取得資格・認可等>
・古物商許可番号:306601806089号
・遺品整理士:IS10297号
・特定遺品整理士:TS10216号
・不用品回収健全化指導員:FK10113号
・産業廃棄物収集運搬業:許可番号 2004186000
・解体工事業:1107号
・事件現場特殊清掃士
分割払いや後払いを利用すれば費用負担も軽減できる
空き家の片付けは高額なイメージがありますが、分割払いや後払いが利用できる業者もあります。
分割払いにすれば一気に片付け費用を支払う必要がなく、費用負担を軽減可能です。
お片付けラボでは最大60回までの分割払いに対応しています。
クレジットカードがない方でも分割の利用は可能なので、ぜひご相談ください。
お片付けラボにて対応したゴミ屋敷化した空き家の片付け実績
お片付けラボにて埼玉県和光市のお客様より、物置として使用していた空き家の片付け依頼をいただきました。
空き家を物置にしていたそうですが、不用品が増えすぎたこと、掃除をしようとしたら害虫の被害も見られたことで、後払いが可能な弊社へご依頼いただいた経緯です。
2名の作業員が伺い、不用品の回収とハウスクリーニングを同時に実施。
訪問回数の少ないお部屋もキレイになり、すっきりしたとお客様よりお喜びの声をいただきました。
▶埼玉県和光市でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方にはお片付けラボがおすすめ!
まとめ:空き家化したゴミ屋敷の清掃はお片付けラボへお任せください!
ゴミ屋敷になった空き家を放置していると、治安の悪化や事故につながりかねません。
最悪の場合は所有者が責任を負うことになるので、早急に対処が必要です。
しかし空き家の片付けを家族だけで行うのは難しく、面倒さが先立ってなかなか着手できませんよね。
そんな場合は空き家の片付け実績が豊富な、お片付けラボへご依頼ください。
不用品の買取や遺品整理にも対応しているので、必ず空き家をキレイな状態へ戻します。